目次
妹の付き添いと、数百回のオーディション
平成7〜
東京都に生まれる
1995年2月16日、東京都に生まれる。「茉優」の名は、1993年のTBSドラマ『高校教師』のファンだった親が、ヒロイン・二宮繭から取った。
妹の面接に付き添い、芸能事務所に入る
8歳の時、当時3歳の妹・松岡日菜が芸能事務所にスカウトされ、母親とその面接に同行した。そこで担当者に「お姉ちゃんもやってみる?」と声をかけられ、妹と一緒に入所する。本人によれば、入った当初から女優を志しており、憧れは事務所の先輩の宮﨑あおいだった。
本人妹のついでに事務所に入れてもらいました。妹には頭が上がりません(笑) 出典
10歳の頃、初めての仕事を得る
オーディションを受け続け、初めて仕事を得たのは10歳の頃だった。受かった仕事には、TBS『金スマ』の再現ビデオで演じた山村紅葉の幼少期(10歳の役)もある。児童劇団では『外郎売』などの古典的な演目を学んだ。
『おはスタ』のおはガールになる
テレビ東京の子ども向け番組『おはスタ』で、中学2年から2010年3月までの2年間、おはガールを務め、これが本格的な芸能界デビューとなった。2002年度から見続け、ずっと憧れていた役目だった。番組の司会を務めた山寺宏一を「芸能界の父」と慕っている。
『桐島、部活やめるってよ』で野崎沙奈を演じる
15歳で受けた中村義洋監督『ポテチ』のオーディションで手応えを得て合格し、そのとき着ていた服で臨んだ『桐島、部活やめるってよ』のオーディションも通過した。『ポテチ』は5月に公開され、8月公開の『桐島、部活やめるってよ』で野崎沙奈を演じる。本人はのちに、沙奈の台詞には自分に言えないことしかなく、初めて役作りをした作品として、この役を分岐点に挙げた。11月には『悪の教典』にも出演している。
本人新たな役作りで分からない感情を克服したことは、私にとっては分岐点でしたね。 出典
『あまちゃん』の入間しおりと、連ドラ初主演
平成25〜
『あまちゃん』でGMT47のリーダー・入間しおりを演じる
高校卒業後、最初の仕事がNHK連続テレビ小説『あまちゃん』だった。東京編に登場するアイドルグループ「GMT47」のリーダー・入間しおり役で、6月24日放送の第73話から出演する。9月には埼玉出身の役柄が県の魅力発信に貢献したとして埼玉県知事から感謝状を受け、12月31日には劇中のグループの一員として『第64回NHK紅白歌合戦』に出た。以後は「あまちゃん女優」としてバラエティー番組にも呼ばれ、次の仕事につながったと本人は振り返る。
本人受けていたのは、主役のオーディションでした。 出典
『問題のあるレストラン』で雨木千佳を演じる
2014年4月からフジテレビのバラエティー『うつけもん』でMCを務め、それを見た脚本家・坂元裕二の指名で、1月に始まった『問題のあるレストラン』の雨木千佳役を任される。視聴者から「不登校だったけど、学校に行ってみようと思いました」といった手紙が届き、仕事への意識が変わった作品として、その後もたびたび名前を挙げている。2月にはゆうばり国際ファンタスティック映画祭で「ニューウェーブアワード」の女優部門を受け、「12年(間)お仕事していて、初めていただく賞」と涙ながらに語った。
本人『問題のあるレストラン』で演じた千佳ちゃんは、私にとって一番愛しい役で、今でも彼女を愛しています。 出典
『She』で連続ドラマに初主演
4月18日に始まったフジテレビ『She』で、失踪した同級生の親友でジャーナリスト志望の西澤涼子を演じ、連続ドラマに初めて主演する。10月からはTBS『コウノドリ』で産婦人科医・下屋加江を演じ、2017年の新シリーズにも続けて出た。
映画『ちはやふる』で若宮詩暢を演じる
映画『ちはやふる』の若宮詩暢役で、4月29日公開の『下の句』から登場する。『下の句』と『猫なんかよんでもこない。』で、第8回TAMA映画賞の最優秀新進女優賞を受けた。2018年3月17日公開の『結び』でも同じ役を演じ、2025年9月10日放送の連続ドラマ『ちはやふる-めぐり-』最終回には、永世クイーンとなった詩暢として登場している。
『水族館ガール』でNHKの連続ドラマに初主演
この年の4月には、テレビ東京『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』で本人役で主演し、伊藤沙莉も本人役で共演した。6月に始まったNHK『水族館ガール』で、大手商社から系列の水族館に異動し飼育員になる嶋由香を演じ、NHKの連続ドラマで初めて主演を務める。
大河ドラマ『真田丸』で真田信繁の正室・春を演じる
NHK大河ドラマに初めて出演し、主人公・真田信繁の正室・春を第26回から最終回まで演じる。春は大谷吉継の娘で、豊臣秀吉の仲立ちで信繁に嫁ぐ。出演が決まった際には「大河への出演は目標でした。(脚本家の)三谷(幸喜)さんとご一緒するのは野望でした」とコメントした。
『聲の形』で主人公の小学生時代の声を担う
7月16日公開の『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ』でアニメ声優に初めて挑んだ後、9月17日公開の京都アニメーション制作『聲の形』で、主人公・石田将也の小学生時代の声を担当する。監督の山田尚子は『問題のあるレストラン』を毎週見ていて、真っ先に起用を望んだという。
初主演映画、カンヌ、大作の主演
平成29〜
『勝手にふるえてろ』で映画に初主演
綿矢りさの小説を大九明子監督が映画化した『勝手にふるえてろ』で、恋愛ド素人のOL・ヨシカを演じ、映画に初めて主演する。12月23日の公開に先立ち、第30回東京国際映画祭のコンペティション部門で観客賞を受け、本人も東京ジェムストーン賞に選ばれた。2018年3月には、同作が第27回日本映画プロフェッショナル大賞のベストテン1位と作品賞に選ばれ、本人は主演女優賞を受けた。
『万引き家族』でカンヌのレッドカーペットを歩く
是枝裕和監督『万引き家族』で、安藤サクラ演じる信代の妹・亜紀を演じる。オーディションでは「これ、私じゃないですよね」と告げて帰ったが、2週間ほど後に役を書き換えたと連絡を受けた。5月13日、第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の公式上映にキャストとして出席し、作品は最高賞のパルムドールを受ける。この現場を経て、周りからどう思われるかを恐れなくなったと本人は語る。
本人しゃかりきにやらなくてもいいんだな、ということを学びました。 出典
日本アカデミー賞で優秀主演女優賞と優秀助演女優賞
第42回日本アカデミー賞で、『勝手にふるえてろ』で優秀主演女優賞、『万引き家族』で優秀助演女優賞に選ばれる。同じ月、『万引き家族』『ちはやふる -結び-』で第61回ブルーリボン賞の助演女優賞も受けた。
『蜜蜂と遠雷』で栄伝亜夜を演じ主演
恩田陸の小説を石川慶監督が映画化した『蜜蜂と遠雷』で、母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜を演じる。製作側の満場一致でのオファーで、大きな予算の作品で主演するのは初めてだった。10月4日公開。この役で日刊スポーツ映画大賞の主演女優賞を受け、2020年の第43回日本アカデミー賞では優秀主演女優賞に選ばれた。
本人大きい作品で主演するというのは、胆力が付くなと感じます。 出典
『劇場』で沙希を演じる
又吉直樹の小説を行定勲監督が映画化した『劇場』で、演劇に身も心も捧げる不器用な青年・永田(山崎賢人)の恋人・沙希を演じる。7月17日に劇場で公開され、同時にAmazon Prime Videoで全世界に配信された。9月からはTBSの連続ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』で、主演の九鬼玲子を演じた。
『騙し絵の牙』で新人編集者・高野恵を演じる
塩田武士の小説を映画化し、大泉洋が雑誌編集長・速水を演じた『騙し絵の牙』で、新人編集者・高野恵を演じる。3月26日公開。
連ドラの主演と、30歳での独立
令和4〜
『初恋の悪魔』で摘木星砂を演じる
この年の第45回日本アカデミー賞で、『騙し絵の牙』の高野恵役により優秀主演女優賞に選ばれ、同賞は3度目となった。坂元裕二脚本、林遣都と仲野太賀がダブル主演した日本テレビ『初恋の悪魔』で、元県警捜査一課で生活安全課に勤める摘木星砂を演じる。二重人格の女性という役で、第113回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演女優賞を受けた。
『最高の教師』で初の教師役、日本テレビの連ドラに初主演
3月にはWOWOW『連続ドラマW フェンス』で宮本エリアナとダブル主演し、東京から来た雑誌ライターを演じた。7月からは日本テレビ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』で、卒業式の日に担任する生徒の誰かに突き落とされ、時をさかのぼる化学教師・九条里奈を演じる。教師役も同局の連続ドラマでの主演も初めてで、ザテレビジョンドラマアカデミー賞では主演部門で初めて受賞した。
芸能生活20周年、ポッドキャストと初の著書
芸能生活20周年を機に、親友の伊藤沙莉とのポッドキャスト『お互いさまっす』を10月18日に始める。11月17日には初の著書『ほんまつ』を出し、発売当日に重版が決まった。
『愛にイナズマ』で主演、日刊スポーツ映画大賞で2度目の主演女優賞
石井裕也監督のオリジナル脚本『愛にイナズマ』で窪田正孝とダブル主演し、夢の映画監督デビューの目前にだまされ、企画まで奪われる折村花子を演じる。10月27日公開。この役で12月に日刊スポーツ映画大賞の主演女優賞を受け、同賞は『蜜蜂と遠雷』以来2度目となった。エル シネマアワードのエル ベストアクトレス賞も受けている。
Hey! Say! JUMPの有岡大貴との結婚を発表
6月7日、Hey! Say! JUMPの有岡大貴との結婚を発表した。公式サイトでは「これまで大切にしてきたことをこれからも変わらず大切にしながら 無理のないペースで人生を進んでいけたら」とつづり、入籍日などは今後も報告する予定はないとした。
『ギークス』でフジテレビの木曜劇場に主演
7月4日に始まったフジテレビ『ギークス~警察署の変人たち~』で、田中みな実、滝沢カレンとともに警察署に勤める3人の「女ギーク」を演じ、証拠分析にたけた西条唯として主演した。同局のゴールデン・プライム帯の連続ドラマでは初めての主演だった。
22年所属した事務所から独立し、エージェント契約で活動
3月31日をもって、子役時代から22年所属したヒラタグループのヒラタフィルムを退所したと4月1日に発表した。以後は株式会社Don-crewとエージェント契約を結んで活動する。4月22日にはファンクラブの開設を発表した。
本人30歳になりこれからの人生を考えた時、浮かんできたのは挑戦したい、でした 出典
NHK『火星の女王』で火星のラジオDJを演じる
12月7日、大阪城ホールで開かれた『サントリー1万人の第九』の司会を務めた(前年に続く司会)。小川哲の小説を原作とするNHKのSFドラマ『火星の女王』で、火星コロニーのコミュニティラジオのDJ・デイル-E0302を演じ、12月13日に放送が始まった。
Netflix『ダウンタイム』で主演
Netflixが企画・製作したシリーズ『ダウンタイム』で仲里依紗と共演して主演し、9月17日から世界独占配信された。緊急手術が原因で大学病院を去り、美容外科へ移る形成外科医・沼田文を演じる。
本人でも、30代を迎え、何より本作に出会ったことで、「もう、いっか」と、ふっと肩の力を抜くことができるようになりました。 出典
現在:ミュージカルに出演し、主演映画『男ともだち』は11月6日公開
7月25日に開幕したミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』日本版で、木下晴香とのダブルキャストでゾーイ・マーフィーを演じ、東京・愛知・大阪で上演された。成田凌と共演する主演映画『男ともだち』は11月6日公開。千早茜の小説が原作で、才能はあるが身勝手で人間関係に不器用なクリエイター・神名葵を演じる。