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たかはし はると

髙橋 遥人

左肘のトミー・ジョン手術など度重なる手術を受け、育成契約も経験した阪神の左腕。9年目の2026年は16勝3敗で最多勝と最高勝率の二冠を手にし、球団初のセ・リーグ連覇に貢献した。

平成7年生まれ ・ 静岡県静岡市葵区出身 ・ 1995– ・ 満30歳

所属阪神タイガース / 投打左投左打 / 背番号29 / 体格181cm/82kg / 学歴常葉学園橘高校→亜細亜大学

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2026(令和8)満30歳

現在:9・10月度の月間MVPで、年間4度目の受賞

9月は5試合で4勝1敗、防御率1.93。年間4度目の月間MVPはセ・リーグで初めて。受賞には「投げるボールがずっと微妙だったので、速いボールを投げられるように頑張ります」と話した。背番号29の左腕として、阪神の先発陣に入っている。

1995(平成7) 静岡市葵区で、5人きょうだいの次男として生まれる2010(平成22) 常葉橘中学校で全国中学校軟式野球大会に優勝2012(平成24) 常葉学園橘高校2年で甲子園のマウンドに立つ甲子園2014(平成26) プロ志望届を出すが指名されず、亜細亜大学へ2017(平成29) 亜細亜大学3年春にリーグ優勝、全日本大学選手権で8強2017(平成29) ドラフト会議で阪神から2位指名を受ける阪神入団2018(平成30) 甲子園の広島戦でプロ初登板初先発初勝利2019(令和元) 先発ローテーションに定着し、リーグ8位の125奪三振2020(令和2) 巨人戦でプロ初完投勝利、自己最多の5勝2021(令和3) 巨人戦でプロ初完封、続く中日戦も完封2021(令和3) 左肘のクリーニング手術を受け、退院2022(令和4) 左肘のトミー・ジョン手術を受けるTJ手術2023(令和5) 左尺骨短縮術と左肩のクリーニング術を受ける2023(令和5) 育成選手として契約し、背番号は129に2023(令和5) 前年に結婚していたことを発表2024(令和6) 支配下選手に復帰し、背番号29に戻る2024(令和6) 1009日ぶりの一軍公式戦で、5回無失点の勝利復帰勝利2024(令和6) 左尺骨に入れたプレートを取り除く手術を受け、退院2025(令和7) 甲子園の中日戦で、この年の一軍初登板2025(令和7) CSファイナルステージで8回途中まで無安打2026(令和8) 初の開幕ローテーション入りで、巨人戦を完封2026(令和8) 3試合連続完封、球団では1966年のバッキー以来2026(令和8) 開幕から10連勝、自身初の2桁勝利2026(令和8) 初出場のオールスター第2戦に先発2026(令和8) 16勝目で最多勝が確定最多勝2026(令和8) CSファイナルステージ第2戦、8回1失点で敗戦投手に2026(令和8) 現在:9・10月度の月間MVPで、年間4度目の受賞平成令和
誕生 1995現在
静岡市出身の左腕。常葉学園橘高校2年の夏に甲子園で好投したが、3年でプロ志望届を出しても指名されず、亜細亜大学を経て2017年にドラフト2位で阪神に入った。担当スカウトは「球の質は今永(DeNA)に近いです」と直球を評した。2021年秋に2試合連続完封を挙げた直後から、左肘のクリーニング手術、トミー・ジョン手術、左尺骨短縮術と左肩の手術が続き、2年続けて一軍で投げられず、2023年オフには育成選手として契約した。2024年7月に支配下へ戻り、8月の1009日ぶりの一軍公式戦で白星を挙げる。プロ9年目の2026年に初めて開幕ローテーションに入ると、3試合連続完封、開幕10連勝と続け、16勝3敗、防御率1.87で最多勝と最高勝率の二冠を手にした。

同世代2012年、同い年の松岡 茉優は、『桐島、部活やめるってよ』で野崎沙奈を演じる →

歩み

少年団から、常葉橘で甲子園のマウンドへ

平成7〜

平成
1995平成711月7日
満0歳

静岡市葵区で、5人きょうだいの次男として生まれる

4男1女の次男。兄の影響で小学校入学後にソフトボールを始め、小学3年で地元の西奈少年野球スポーツ少年団に入る。父は「やる以上はレギュラーになれ。人よりたくさん練習しろ」と言い聞かせた。

2010平成22夏
満14歳

常葉橘中学校で全国中学校軟式野球大会に優勝

右翼手兼投手として、3年夏の第32回全国中学校軟式野球大会でチームを優勝へ導いた。中高で指導した下山秀樹は、3学年上に全中優勝と甲子園出場を経てプロ入りした庄司隼人がいたことを、目標として大きかったと振り返っている。

2012平成24夏
満16歳甲子園

常葉学園橘高校2年で甲子園のマウンドに立つ

1年夏からベンチ入りし、2年夏の甲子園大会では開幕戦の福井工大福井戦に背番号10で2番手として登板、4回1/3を無失点に抑えた。チームは初戦で敗れた。総監督の下山秀樹は「投げさせる予定はなかった」が、試合の前日に急に調子が上がったと明かしている。この好投で名前が知られ、プロのスカウトも注目する存在になった。

2014平成26秋
満18歳

プロ志望届を出すが指名されず、亜細亜大学へ

3年夏は静岡大会4回戦で敗れ、プロ野球選手になる夢を諦めかけた。秋にプロ志望届を出したが、どの球団からも指名されず、亜細亜大学へ進学した。大学に進んだことは「橘高校の指導者や先生方のおかげ」だと話している。

本人プロ野球選手になれるとは…めざしていた部分はあったんですけど、何回か挫折するじゃないですか。自分のことをわかっていなかったので、無理かなというか、精いっぱいやったかなと思ってしまったことがありましたね 出典

亜細亜大学を経て、阪神の先発陣に

平成27〜

2017平成29春
満21歳

亜細亜大学3年春にリーグ優勝、全日本大学選手権で8強

1年秋からリーグ戦に登板し、3年春にはリーグ優勝を果たして全日本大学選手権大会でベスト8に進んだ。同じ春ごろ、下山に「150出ました!」と電話で知らせている。大学通算は31試合で5勝7敗、防御率3.57。

2017平成2910月
満21歳プロ入り

ドラフト会議で阪神から2位指名を受ける

最速151キロの直球を持つ左腕として、阪神から2位で指名された。担当の吉野スカウトは「球の質は今永(DeNA)に近いです。彼のようになってくれたらね」と評し、課題の制球については「甘くても力負けしない」と話した。背番号は29。

2018平成304月11日
満22歳プロ初勝利

甲子園の広島戦でプロ初登板初先発初勝利

7回を2安打無失点に抑えた。阪神の新人投手が甲子園での一軍公式戦の先発で初登板・初勝利を記録したのは、1959年の村山実以来59年ぶり。高校2年以来の甲子園のマウンドだった。前半戦は先発で6試合に投げて2勝3敗。6月中旬からは左肩のコンディション不良で実戦を離れ、そのままシーズンを終えた。

令和 2019
2019令和元
満23歳

先発ローテーションに定着し、リーグ8位の125奪三振

5月30日の巨人戦で377日ぶりの勝利を挙げ、以後は先発の一角に定着。19試合で3勝9敗、防御率3.78に終わったが、規定投球回に届かないまま菅野智之や西勇輝を上回るリーグ8位の125奪三振を記録した。

2020令和210月5日
満24歳

巨人戦でプロ初完投勝利、自己最多の5勝

左肩の不調で開幕に出遅れたが、一軍に合流してからは先発陣に加わり、首位・巨人を相手に5者連続を含む11奪三振で7回無失点に抑えた試合もあった。10月5日の巨人戦(甲子園)では9回1失点で、プロ初完投勝利を挙げた。この年は12試合で5勝4敗、防御率2.49。

本人1回打たれてもピンチになっても、去年よりは焦ってもいないし、粘れているんじゃないかな 出典

2試合連続完封の直後に続いた手術

令和3〜

2021令和39月25日
満25歳

巨人戦でプロ初完封、続く中日戦も完封

春季キャンプで右脇腹を痛め、この年の初先発は9月9日までずれ込んだ。9月25日の巨人戦では菅野智之と投げ合い、13奪三振、128球でプロ初完封。10月2日の中日戦は二塁を踏ませない97球で完封し、球団左腕では1992年の湯舟敏郎以来となる2試合連続完封になった。

2021令和311月19日
満26歳

左肘のクリーニング手術を受け、退院

10月21日の中日戦で8回まで1安打無失点に抑えていたが、9回の投球練習中に左肘に違和感を覚えて降板した。オフに大阪市内の病院で左肘のクリーニング手術を受け、11月19日に球団が退院を発表した。

2022令和44月18日
満26歳手術

左肘のトミー・ジョン手術を受ける

キャンプは2軍で調整していたが、左肘内側側副靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた。球団は4月26日に発表し、この年の実戦復帰は絶望的となった。

2023令和56月
満27歳

左尺骨短縮術と左肩のクリーニング術を受ける

春季キャンプでは捕手を座らせてブルペン投球をするまで戻っていたが、4月からノースロー調整が続き、愛知県内の病院で「左尺骨短縮術」と「左肩関節鏡視下クリーニング術」を受けた。2021年11月から数えて3度目の手術。6月16日の退院発表には「必ずマウンドに戻ってくることができるように、あと少しリハビリを頑張ります」とのコメントを寄せた。

2023令和511月17日
満28歳

育成選手として契約し、背番号は129に

2年続けて一軍での登板がなく、球団と育成選手契約で合意した。支配下選手の枠を外れ、背番号は29から129に変わった。

2023令和511月27日
満28歳私生活

前年に結婚していたことを発表

同い年の一般女性と前年に婚姻届を出していたことを、球団を通じて発表した。2022年に一緒に住み始めてすぐトミー・ジョン手術を受け、術後は食事の用意や通院の送り迎えで支えられたが、まだ一度も試合で投げる姿を見せられていなかった。

支配下に戻り、日本シリーズで先発する

令和6〜

2024令和67月
満28歳

支配下選手に復帰し、背番号29に戻る

4月17日のオリックスとの二軍戦に先発し、893日ぶりに実戦のマウンドに立った。7月20日に支配下登録が発表され、7月22日付で育成選手から支配下選手に移った。背番号は再び29。

2024令和68月11日
満28歳復帰

1009日ぶりの一軍公式戦で、5回無失点の勝利

京セラドーム大阪の広島戦に先発し、5回4安打無失点。4回の2死満塁では代打・石原をスライダーで空振り三振に取った。1025日ぶりの白星だった。ここから9月13日の広島戦まで4試合に投げて4勝を挙げ、この年は5試合で4勝1敗、防御率1.52だった。

本人緊張はしたし、マウンドに上がる前の方がウルウルしましたね。でも投げ始めたら、一生懸命でした 出典

2024令和611月8日
満29歳

左尺骨に入れたプレートを取り除く手術を受け、退院

2023年に短縮した左尺骨を固定していたチタンプレートを除去する「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」を受け、11月8日に球団が退院を発表した。藤川球児監督は「さらに良くなるため」の手術だと説明している。

2025令和77月15日
満29歳

甲子園の中日戦で、この年の一軍初登板

プレート除去後のリハビリで、実戦復帰は6月18日の二軍戦までずれ込んだ。一軍初登板は6回4安打2失点(自責点1)で勝敗は付かず、7月27日のDeNA戦で初勝利。以後は先発ローテーションに入り、チームがリーグ優勝を決めた時点で3勝を挙げていた。

2025令和710月17日
満29歳

CSファイナルステージで8回途中まで無安打

DeNAとのファイナルステージ第3戦に先発し、8回1死まで安打を許さなかった。満塁を背負ったところで代打・戸柱を左飛に打ち取って降板し、チームは4-0で勝って日本シリーズに進んだ。29日のソフトバンクとの日本シリーズ第4戦では、5回に周東佑京の打球を左前腕に受け、4回1/3を2失点で降板した。

初の開幕ローテ、そして最多勝と最高勝率

令和8〜

2026令和83月28日
満30歳

初の開幕ローテーション入りで、巨人戦を完封

オープン戦で12球団トップの防御率0.60を記録し、プロ9年目で初めて開幕ローテーションに入った。開幕2戦目の東京ドームの巨人戦で112球、2安打完封。2021年10月以来、1638日ぶりの完封だった。2リーグ制以降、阪神の投手が開幕2戦目までに巨人を完封したのは初めて。

2026令和85月6日
満30歳記録

— 3試合連続完封、球団では1966年のバッキー以来

4月12日の中日戦、29日のヤクルト戦に続いてバンテリンドームの中日戦も完封し、今季4勝はすべて完封になった。3試合連続完封は球団では60年ぶり、5月までの4完封は1969年の若生智男以来57年ぶり。自己最長の32イニング連続無失点で、防御率は0.21。5月13日には、3、4月度の月間MVPを初めて受賞し、翌5月度の月間MVPも続けて受賞した。

本人うまくいき過ぎです。自分の持っているものは出せたと思う 出典

2026令和86月28日
満30歳

開幕から10連勝、自身初の2桁勝利

マツダスタジアムの広島戦で6回3失点にとどめ、開幕から無傷の10連勝。球団では2リーグ制以降初めてで、1947年の御園生崇男以来79年ぶりだった。7月8日には6月度の月間MVPに選ばれ、3か月連続の受賞はセ・リーグの投手で初めてとなった。

本人(2桁勝利は)自信になったり、やっぱりまだまだだなと思ったり。どんな時でも向上心を持って、力をつけていきたいなと思います 出典

2026令和87月29日
満30歳

初出場のオールスター第2戦に先発

ファン投票は先発投手部門2位で届かなかったが、選手間投票で初めて選ばれた。30年ぶりに富山市民球場で開かれた第2戦に先発し、2回無失点に抑えた。

本人野球、スポーツだけじゃなくて、一生懸命に生きている人を見て頑張ろうと思った。くじけては、またそういう姿を見て頑張ろうと。そういう繰り返しだった 出典

2026令和89月30日
満30歳タイトル

16勝目で最多勝が確定

甲子園のヤクルト戦で8回無失点。球団の投手の16勝は2003年に20勝した井川慶以来。最多勝のタイトルが確定した。10月3日に阪神は球団初のセ・リーグ連覇を決め、報道は投手陣について「度重なるけがに苦しんだ高橋が16勝と9年目で開花」と伝えた。シーズンは23試合で16勝3敗、150奪三振、防御率1.87。最多勝と最高勝率の二冠となった。

2026令和810月15日
満30歳

CSファイナルステージ第2戦、8回1失点で敗戦投手に

甲子園でのDeNAとの第2戦に先発し、7回まで無失点。0-0の8回2死から牧秀悟に左中間へソロ本塁打を打たれ、0-1で敗れた。試合後は「僕のせいで負けました。力不足です」と話し、藤川監督は「本当にシーズンを表すようなピッチングだった」とたたえた。

2026令和810月20日
満30歳最新

現在:9・10月度の月間MVPで、年間4度目の受賞

9月は5試合で4勝1敗、防御率1.93。年間4度目の月間MVPはセ・リーグで初めて。受賞には「投げるボールがずっと微妙だったので、速いボールを投げられるように頑張ります」と話した。背番号29の左腕として、阪神の先発陣に入っている。