子役と『耳をすませば』
昭和55〜
東京都港区赤坂に生まれる
長男として生まれた。母親が3度の結婚をしたため、ミュージシャンの安部勇磨(never young beach)を含む4人の異父弟がいる。幼少期は塞ぎがちで、それを見た祖母が様々な習い事をさせたが、どれも長くは続かなかった。ただ児童劇団の発表会で祖母が泣いて喜ぶのを見て、俳優を続ける決心をしたという。
映画『ほしをつぐもの』で映画初出演
8歳で児童劇団に入団し、ビートたけし主演の同作に遠藤正平役で出演した。同年10月からはフジテレビのドラマ『ニューヨーク恋物語II・男と女』に戸上和典役でレギュラー出演し、翌1991年には舞台『レ・ミゼラブル』でガブローシュ役を演じている。
— 『耳をすませば』で天沢聖司の声を演じる
小学校高学年で児童劇団を一旦辞めていたが、中学3年になって劇団からアニメ映画の声優オーディションに誘われる。参加したものの不合格とされ、1週間後に「もう1回来てほしい」と言われて赴くと、絵が以前より高橋に寄せたものになっており、起用が決まった。それが7月15日公開のスタジオジブリ作品『耳をすませば』で、主要キャラクター・天沢聖司の声を担当した。この声の出演をきっかけに役者業を続けていきたいと思うようになり、役者として活動しやすい事務所に移籍した。俳優人生の起点になった作品である。
本人数年ぶりにお芝居というものをやってみて思ったのは、“お芝居は別の人の人生を生きてみるということだから、自分自身を表に出さなくても済むんじゃないか”ということでした。中学3年生って、自分をどう表現するかということばっかり考えている年ごろでしょう? 出典
堀越高校を卒業、大河ドラマ『元禄繚乱』に出演
堀越高等学校を卒業。クラスメイトには岡田准一、新山千春、野波麻帆がいた。8月からはNHK大河ドラマ『元禄繚乱』に柳沢吉里役で出演した。
扉座と下積みの日々
平成13〜
劇団扉座に入団、舞台『フォーティンブラス』で準主役デビュー
劇団扉座に入団し、舞台『フォーティンブラス』でオズリック役の俳優・岸川和馬を演じて準主役デビュー。同年10月には映画『リリイ・シュシュのすべて』に池田先輩役で出演した。
『怪奇大家族』で連続ドラマ初主演
テレビ東京のドラマ『怪奇大家族』で忌野清四役を演じ、連続ドラマ初主演を果たした。同年は映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(5月)で大木龍之介の高校生時代を、『スウィングガールズ』(9月)で吹奏楽部の部長を演じた。2006年9月には映画『MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-』でヨウジ役を演じ、映画初主演を果たしている。
大河ドラマ『風林火山』に駒井政武役で出演
NHK大河ドラマ『風林火山』に駒井政武役で1年を通して出演。10月からは『医龍-Team Medical Dragon-2』に外山誠二役で加わり、翌2008年8月公開の映画『デトロイト・メタル・シティ』では佐治くん役を演じた。
第三舞台の解散公演『深呼吸する惑星』に出演
鴻上尚史の第三舞台、封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』に銀河/橘役で出演。6月には連続テレビ小説『おひさま』に上原秀雄役で登場した。この頃までは内に引きこもる役の印象があったためか似た役を演じる時期が続き、当初は役者として評価されることはなかったという。
舞台『4 four』で文化庁芸術祭新人賞
白井晃演出の世田谷パブリックシアタープロデュース『4 four』(シアタートラム)で、平成24年度(第67回)文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞した。同年4月からはテレビ朝日『Wの悲劇』に間崎鐘平役で出演している。
転機、主演俳優へ
平成25〜
— 『Woman』で坂元裕二と出会う
日本テレビのドラマ『Woman』で主人公の担当医・澤村友吾を演じた。それまでにない新しいイメージの役を脚本家の坂元裕二に書き下ろしてもらえたことをきっかけに、こんなキャラクターもできるのだと認知され、以降さまざまなタイプの役にキャスティングされるようになった。本人がのちに役者としての転機として挙げる作品である。
本人僕の中では『Woman』(2013年・日本テレビ系)です。脚本家の坂元(裕二)さんに出会えたことが大きかったです。僕が20代のときに演じていたのは、引きこもり(の役)ばっかだったんですね。 出典
大河ドラマ『軍師官兵衛』に井上九郎右衛門役で出演
NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』に井上九郎右衛門役で第5回から最終回まで出演。7月からはTBS『ペテロの葬列』に橋本真佐彦役、11月からはフジテレビ『信長協奏曲』に浅井長政役で出演した。
『民王』の秘書・貝原役で助演男優賞
テレビ朝日『民王』で総理大臣(遠藤憲一)の秘書・貝原茂平を演じ、第1回コンフィデンスアワード・ドラマ賞と第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞でそれぞれ助演男優賞を受賞した。2月には白井晃演出の舞台『マーキュリー・ファー』でエリオット役を主演し、共演の瀬戸康史とは以来親しい仲だという。
『シン・ゴジラ』の安田龍彦役
映画『シン・ゴジラ』で安田龍彦を演じた。同年は1月に蜷川幸雄演出の舞台『元禄港歌〜千年の恋の森〜』に万次郎役で出演、4月には『民王スピンオフ〜恋する総裁選〜』とネット配信限定の『民王番外編 秘書貝原と6人の怪しい客』で貝原役の主役を務めた。
ブレイクと主演俳優へ
平成29〜
— 『カルテット』の家森諭高役でブレイク
TBS火曜ドラマ『カルテット』で、松たか子、満島ひかり、松田龍平と組む偏屈なヴィオラ奏者・家森諭高を演じた。この演技で第7回コンフィデンスアワード・ドラマ賞助演男優賞を受賞。オリコンの2017上半期ブレイク俳優ランキングでは10代から50代までの全世代で首位となり、長年積み上げてきた実力が一気に知られることになった。
大河『おんな城主 直虎』の小野政次役で「政次ロス」
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に小野但馬守政次役で第5回から第33回まで出演。井伊家の厄介者であると同時に誰よりも井伊家を想う政次の芝居は、第95回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞などを受け、視聴者に「政次ロス」をもたらしたとされる。10月からは連続テレビ小説『わろてんか』に伊能栞役で出演。翌2018年にはコンフィデンスアワード・ドラマ賞2017年間大賞の助演男優賞(『カルテット』『おんな城主 直虎』)、エランドール賞新人賞、第55回ギャラクシー賞テレビ部門個人賞を受賞した。
『僕らは奇跡でできている』で民放ゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演
関西テレビ・フジテレビ系『僕らは奇跡でできている』で相河一輝を演じ、民放ゴールデン・プライム帯のテレビドラマに初主演した。映画でも1月『嘘を愛する女』、2月主演作『blank13』、6月『空飛ぶタイヤ』、10月には佐藤健とのW主演『億男』と出演作が相次いだ。
日刊スポーツ映画大賞で助演男優賞、初の国内映画賞
『空飛ぶタイヤ』『嘘を愛する女』『億男』の演技で第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の助演男優賞に選ばれた。国内の映画賞は初めてで、本人は「俳優なので脚本がベース。今まで通りのお芝居をして、役を変えたり差異をつける意識はなく、やらせていただきました」と振り返った。この年は上半期のTV-CM会社数ランキングでも10社で1位になっている。
『東京独身男子』で主演と主題歌、宮本浩次プロデュースで歌手デビュー
テレビ朝日『東京独身男子』で石橋太郎役を主演し、主題歌「きみに会いたい -Dance with you-」も担当。作詞作曲とプロデュースはエレファントカシマシの宮本浩次で、宮本にとって初めての他者への楽曲提供となった。1月のNHK『みかづき』(永作博美とダブル主演)と合わせ、2018年10月期から3期連続で連続ドラマの主演を務めたことになる。7月からはTBS『凪のお暇』に我聞慎二役で出演し、第102回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞。4月からはNHK BS4Kのアニメ『ムーミン谷のなかまたち』でスナフキンの声も担当している。
本人未だに夢のようです。それも浩次さん初のプロデュースに。畏れ多いのですが、同時に光栄でもあって。夢中で歌っていたと思います 出典
音楽劇『天保十二年のシェイクスピア』主演、菊田一夫演劇賞
井上ひさし作、藤田俊太郎演出の絢爛豪華 祝祭音楽劇『天保十二年のシェイクスピア』(日生劇場/梅田芸術劇場)で佐渡の三世次役を主演。新型コロナウイルス感染拡大防止のため東京3公演と大阪全公演が中止となったが、この役の演技で第45回菊田一夫演劇賞を受賞した。1月には映画『ロマンスドール』で北村哲雄役を主演している。
『岸辺露伴は動かない』で岸辺露伴役、シリーズ化へ
NHKのドラマ『岸辺露伴は動かない』で漫画家・岸辺露伴を主演。12月28日から3夜連続で放送され、以後2021年12月、2022年12月、2024年5月と新作が作られるシリーズとなった。10月には映画『スパイの妻〈劇場版〉』で福原優作を演じている。
野田秀樹『フェイクスピア』主演で読売演劇大賞最優秀男優賞
1月からはTBS日曜劇場『天国と地獄〜サイコな2人〜』で日高陽斗役を演じ、第107回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞。5月からはNODA・MAP第24回公演『フェイクスピア』(東京芸術劇場プレイハウス/新歌舞伎座)で、記憶をなくした男・monoを主演。この演技で第29回(2021年)読売演劇大賞の最優秀男優賞を受賞した。
主演俳優として、そして結婚
令和4〜
『恋せぬふたり』『インビジブル』で主演、『シン・ウルトラマン』の声も
NHK『恋せぬふたり』で岸井ゆきのとダブル主演し、4月からはTBS金曜ドラマ『インビジブル』で志村貴文役を主演。5月公開の映画『シン・ウルトラマン』ではウルトラマンの声を担当した。7月から8月には上田岳弘作、白井晃演出の一人舞台『2020』(PARCO劇場ほか)に立っている。
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』で露伴役を主演
ドラマシリーズの劇場版『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』で岸辺露伴と山村仁左右衛門の二役を演じた。1月からはテレビ朝日『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』を主演、6月から8月にはNODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』で脱兎役を主演している。
女優・飯豊まりえと結婚
『岸辺露伴は動かない』シリーズで共演した飯豊まりえとの結婚を、それぞれの所属事務所の公式サイトを通じて発表した。2人は連名で「一つの作品に参加させて頂いた事がきっかけとなり、現場を共にする中で、互いに縁の深まりを感じておりました。約一年の交際を経て、作品に関わる皆様からも祝福を受け、この日を迎えることが出来ました事を、ご報告させて頂きます」とコメントした。
スペシャルドラマ『ブラック・ジャック』を主演
テレビ朝日のスペシャルドラマ『ブラック・ジャック』でブラック・ジャック役を主演。4月からは『6秒間の軌跡』の続編、5月10日には『岸辺露伴は動かない』第9話「密漁海岸」が放送され、10月からは『民王R』にも貝原役で出演した。
映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』、WOWOW『1972 渚の螢火』で主演
5月23日公開の映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』で再び露伴を主演。8月からは台湾・公共電視台のドラマ『零日攻擊 ZERO DAY』に藤原偉役で出演し、10月19日からはWOWOW『連続ドラマW 1972 渚の螢火』で、本土復帰目前の沖縄で100万ドル強奪事件を追う琉球警察の刑事・真栄田太一を主演した。
本人本作に描かれているのは、忘れてはいけないこと、残していかなければならない歴史的背景だと思います。お芝居を通して、自分自身がこの歴史を学び直すきっかけになりました 出典
『リボーン 〜最後のヒーロー〜』で一人二役、主演男優賞
テレビ朝日の火曜ドラマ『リボーン 〜最後のヒーロー〜』(4月14日〜6月9日)で、転落死したはずが2012年の世界で瓜二つの青年・野本英人に転生するIT社長・根尾光誠の二役を主演。この一人二役が評価され、第128回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の主演男優賞を受賞した。同じ4月には渡辺一貴監督のオリジナル映画『脛擦りの森』(4月10日公開)で特殊メイクの謎の男を、5月1日公開の『ラプソディ・ラプソディ』で夏野幹夫を主演している。
本人人間が持つ“不安定さ”や“曖昧さ”を、改めて如実に感じています。人の性格や個性って、実は本人のものというより、周りの人間が作ってしまっているんじゃないかと思うんです。 出典
9年ぶりのフジ連ドラ『ポリティカルパン』へ
7月17日配信開始のAmazon Prime Video『犯罪者』に相馬亮介役で出演。10月7日からはフジテレビの水曜22時枠『ポリティカルパン』で、石原さとみ演じる女ルパンと騙し合う与党金庫番議員・夏目将門を演じる。フジテレビ制作の連続ドラマは9年ぶりで、脚本の野木亜紀子とは初タッグとなる。2027年2月11日公開の劇場アニメ『ghost/夜の果て』ではマス役の声を担当する。Prime Videoで観る(PR)