デビューまでの助走
昭和61〜
東京都に生まれる
のちに「清純派」の代名詞として知られる女優の原点。
ホリプロタレントスカウトキャラバン『ピュアガール2002』でグランプリを受賞
デビュー以前からホリプロ・インプルーブメント・アカデミー5期生として石神国子名義で映画に出演していたが、第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン『ピュアガール2002』でグランプリを受賞し、これを機に「石原さとみ」として本格的に女優活動を始めた。
— 映画『わたしのグランパ』で女優デビュー
「石原さとみ」名義での初出演作となり、女優デビューを果たす。同月には連続ドラマ『きみはペット』(TBS)で連続ドラマにも初出演した。このデビュー作で第28回報知映画賞新人賞・第16回日刊スポーツ映画大賞新人賞・第13回日本映画批評家大賞新人賞などを総なめにし、10代にして女優としての地位を確立する転機となった。
NHK連続テレビ小説『てるてる家族』のヒロインに抜擢
ヒロイン・岩田冬子役に抜擢され、デビュー年にして朝の連続テレビ小説の主演を務めた。
第27回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞
『わたしのグランパ』での演技が評価され、映画界からも新人としての評価を確立した。
着実な実力派への歩み
平成17〜
NHK大河ドラマ『義経』で静御前役
大河ドラマのヒロインという大役を任され、時代劇でも存在感を示した。
『Ns'あおい』で民放連続ドラマ初主演、舞台にも初挑戦
看護師役で民放連続ドラマ初主演を果たす。同年秋には舞台『奇跡の人』のヘレン・ケラー役で舞台にも初挑戦した。
舞台『幕末純情伝』に沖田総司役で出演
つかこうへい作・演出の舞台に、2度目の舞台出演となる沖田総司役で臨んだ。
映画『貞子3D』で鮎川茜役
ホラー映画の主演として新たな一面を見せ、翌年公開の続編『貞子3D2』にも出演した。
『リッチマン、プアウーマン』で助演、ドラマアカデミー賞を受賞
話題作への出演が続き、第74回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演女優賞を受賞するなど評価を高めた。
型破りな役で主演女優へ
平成26〜
— 『失恋ショコラティエ』で毒舌キャラクターを好演
「清純派」のイメージとは裏腹に毒舌でしたたかなキャラクターを演じ、脚本の面白さで役を選ぶという以後一貫する姿勢を印象づけた。この演技で第80回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演女優賞など複数の助演女優賞を受賞し、以降の役の幅を大きく広げるきっかけとなった。
『5→9〜私に恋したお坊さん〜』で第87回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞
住職と恋に落ちるOLを演じた主演ドラマがヒットし、主演女優としての地位を固めた。
— 映画『シン・ゴジラ』でカヨコ・アン・パタースン役
英語混じりの長台詞を寸分違わず頭に入れて撮影に臨む徹底した準備で共演者にも刺激を与え、話題作の顔として存在感を示した。同年秋には『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』でも主演。この演技で翌2017年1月、第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞に選出された(授賞式は3月)。
世間『シン・ゴジラ』で共演した竹野内豊は、本読み顔合わせの時点で石原がセリフを全部頭に入れてきていたことに驚いたと語っている。
— 『アンナチュラル』で法医学者役、脚本家・野木亜紀子と初タッグ
法医学者・三澄ミコトを演じ、社会派ミステリーとして大ヒット。東京ドラマアウォード個人賞や日刊スポーツ・ドラマグランプリなど主演女優賞を総なめにし、「脚本重視」で役を選ぶ姿勢を象徴する代表作となった。
『高嶺の花』に出演
水曜ドラマ枠で峯田和伸と共演し、恋愛ドラマでも安定した人気を見せた。
結婚・出産、そして第一線への復帰
令和1〜
『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』に出演
福士蒼汰と共演し、原作を大きく超えたとの評価を受けた。
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』で主演
病院薬剤師を演じた主演ドラマが放送開始(7月16日-9月24日)。同年9月末の放送終了で仕事が一段落したことが、10月の結婚発表につながった。
— 同世代の一般男性との結婚を発表
所属事務所を通じて結婚を発表。清純派女優の結婚報道はSNS上で"さとみロス"として大きな反響を呼んだ。同月、2020年5月に個人事務所を設立していたことも明らかにされ、翌2021年1月には前年中に婚姻届を提出していたことも報告された。
映画『そして、バトンは渡された』で初の母親役
自由奔放に生きる母・梨花役でキャリア初の母親役に挑んだ。この演技で翌2022年1月、第45回日本アカデミー賞優秀助演女優賞に選出された(授賞式は3月)。
第1子妊娠を発表
所属事務所を通じて第1子の妊娠を発表。出産後の芸能活動については育児を優先しながら進めるとした。
第1子出産を発表
所属事務所を通じて第1子出産を発表。母子ともに健康と伝えられた。
産休を経て『あしたが変わるトリセツショー』(NHK)に復帰
レギュラーを務める情報番組に復帰し、育児と仕事を両立させながら活動を再開した。
連続ドラマ『Destiny』(テレビ朝日)に出演
産休を経て約3年ぶりに女優業を本格的に再開させた作品のひとつ。
— 映画『ミッシング』で主演、失踪した娘を捜す母親役
失踪した娘を捜し続ける母親役を熱演し、第1子出産後初の主演映画にして代表作級の評価を得た。同年11月に第49回報知映画賞主演女優賞を受賞し、育児と第一線の演技力を両立させていることを示した。
映画『ラストマイル』に出演
物流拠点を舞台にした社会派サスペンス大作に出演した。
第2子、そして新境地へ
令和7〜
『ミッシング』で第48回日本アカデミー賞優秀主演女優賞に選出
優秀主演女優賞に選出されたことが発表された(授賞式は3月14日)。
第2子妊娠を発表、産休へ
所属事務所を通じて第2子妊娠を発表。同月いっぱいで仕事は当面産休に入るとした。同月14日には第48回日本アカデミー賞の授賞式に出席した。
— 第2子出産を発表
母子ともに健康と発表され、家族4人での新たな生活が始まった。
産休から復帰、『あしたが変わるトリセツショー』に5カ月ぶり出演
第2子出産からおよそ5カ月でMCとして番組に復帰した。
舞台『リア王』にゴネリル役で出演
彩の国さいたま芸術劇場で長塚圭史演出の舞台に出演し、演劇でも活動を続けている。
第一線を走り続ける
NHK情報番組のMCを続けながら、2026年10月クールにはフジテレビ系連続ドラマでの主演——脚本を手がける野木亜紀子とは『アンナチュラル』以来のタッグで、政界に潜り込む怪盗役——が報じられている。