同世代2009年、同い年の羽生 結弦は、ジュニアグランプリファイナルで史上最年少優勝、世界ジュニア選手権も制覇 →
目次
4歳で始めたバレエと、15歳の留学
平成6〜
東京都に生まれる
俳優の石橋凌と原田美枝子の次女として生まれる。姉はシンガーソングライターの優河で、その上に兄もいる。東京・吉祥寺で育った。
4歳でクラシックバレエを始める
母に連れられ、姉と一緒にバレエ教室に通い始める。人見知りで、教室のある日は「行きたくない」と毎回泣いたが、レッスンで体を動かすと楽しくなり、小学校に入る頃には好きになっていた。
15歳でボストン、カルガリーへバレエ留学
12歳のとき、バレエの先生に「あなた、そのままじゃプロになれないよ」と言われ、プロを意識し始める。15歳からアメリカ・ボストンとカナダ・カルガリーのバレエスクールに留学した。本人はこの留学を「間違いなく自分の転機」と振り返る。留学中にニューヨークのオフブロードウェイで偶然観た舞台『My Name is Asher Lev』で、初めて芝居を面白いと思ったという。
本人留学するまでは、家の近所が私の世界のすべてでした。末っ子で、家族からも大事にされて幸せな子ども時代。でも恵まれすぎていて、ヤバいんじゃないかと勝手にいろいろと想像を巡らせて(笑)。このままでは、わがままし放題の大人になってしまう。ここから飛び出さないといけないと思いました 出典
帰国し、コンテンポラリーダンサーとして活動
留学先では毎日レッスンを重ね、充実していたが、クラシックバレエでプロにはなれないことを自分の中で受け入れざるを得なくなる。2013年に帰国し、日本ではコンテンポラリーダンスを中心に取り組んだ。
本人ただ、その間ずっと、クラシックでプロになれなかったという事実が受け入れられなかった。『本当はできたんじゃないか』『ただ自分は、タイミングが悪かっただけなんじゃないか』と。自分が挫折したことをどうしても認められなかったんです 出典
舞台デビュー、そして初主演映画で新人賞
平成27〜
舞台『銀河鉄道の夜 2015』でデビュー
コンテンポラリーダンサーとして活動しながら「もっといろんな人、いろんな面白いことに出会いたい」と考えていた時に、事務所から「芝居をやってみては」と声をかけられる。2015年初めから女優として活動を始め、9月上演の『銀河鉄道の夜 2015』(演出・古川康大)でデビューした。
野田秀樹演出の舞台『逆鱗』に出演
NODA・MAP第20回公演『逆鱗』に、場面ごとにさまざまな状況や感情を声と身体で表すアンサンブルの一人として出る。主演は松たか子。演出の野田秀樹から「バレエをやっていた経験は大事にしなさい」と言われたという。この年は「ポカリスエット イオンウォーター」などのCMに出演し、10月公開の映画『少女』ではクラスメイト役と振付補佐を務めた。
本人小さい頃からバレエをやっていて、ステージ上から遠くの人に表現を届ける感覚はなんとなく体の中にあったんです。それをもっと伸ばしていこうって思えるようになりました。 出典
『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で映画初主演
最果タヒの詩集を石井裕也監督が映画化した作品で、池松壮亮とダブル主演し、看護師の美香を演じる。第67回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に選ばれた。両親の娘として見られることに小さい頃から葛藤してきたという本人は、この作品で内面を「全部壊された」と感じたと語る。11月には東京国際映画祭で東京ジェムストーン賞を受けた。
本人それまであった、自分が言われることで自意識過剰になっていた部分とか、いろいろなことを言われたくないと思うことに頑固になっていた部分、自分を守ろうとして見せないようにしていた部分を、捨ててもらったような感覚があるので。 出典
ブルーリボン賞新人賞、母と史上初の親子受賞
『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で第60回ブルーリボン賞の新人賞に選ばれる。母の原田美枝子も1976年度に同じ賞を受けており、ブルーリボン賞で史上初の親子受賞になった。2月8日の授賞式では、母が働く姿を見て「大変そうだなと思って小さい頃はやりたくなかったです」と明かした。同作は第91回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画第1位になり、本人も同じベスト・テンの新人女優賞などを受けている。
『You May Dream』でテレビドラマに初出演
NHK福岡放送局が制作した地域発ドラマで、シーナ&ザ・ロケッツのシーナを演じ、福山翔大とダブル主演する。九州沖縄ブロックで放送された。
朝ドラ『半分、青い。』で律の妻・より子を演じる
佐藤健が演じる萩尾律が突然結婚した相手、日野より子として登場し、朝ドラに初めて出演した。本人は、全156話のうち出番は「ほんの一瞬」だったが、仕事を始めて3年でこれほど「観てるよ」と言われたのは初めてだと話している。
映画『きみの鳥はうたえる』で佐知子を演じる
佐藤泰志の小説を三宅唱監督が映画化した作品で、函館郊外の書店で働く“僕”(柄本佑)の同僚で、“僕”と友人の静雄(染谷将太)の間で揺れ動く佐知子を演じる。
映画と舞台を行き来し、大河で静御前を演じる
令和元〜
『きみの鳥はうたえる』で日本映画批評家大賞の主演女優賞
前年に公開された『きみの鳥はうたえる』の佐知子役で、第28回日本映画批評家大賞の主演女優賞を受けた。
映画『いちごの唄』に主演、舞台『ビビを見た!』でビビ役
7月5日公開の『いちごの唄』で、古舘佑太郎とダブル主演し、天野千日(あーちゃん)を演じる。前日の4日からは、KAAT神奈川芸術劇場で松井周が演出した舞台『ビビを見た!』でビビを演じた。
配信ドラマ『東京ラブストーリー』で赤名リカを演じる
1991年にフジテレビでドラマ化された柴門ふみの漫画を、29年ぶりに現代版として作り直した作品で、FODとAmazonプライム・ビデオで配信された。伊藤健太郎が演じる永尾完治の相手、赤名リカ役。翌2021年10月からはフジテレビでも放送された。
映画『人数の町』で木村紅子を演じる
中村倫也主演のディストピア・ミステリーで、行方不明になった妹を探して奇妙な町を訪れる紅子を演じる。10月からはTBSの連続ドラマ『この恋あたためますか』に北川里保役で出演した。
映画『あのこは貴族』で相良逸子を演じる
岨手由貴子監督の映画で相良逸子を演じる。4月からは坂元裕二脚本の連続ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』に三ツ屋早良役で出演した。
舞台『未練の幽霊と怪物』で、約20分を無言で舞う
KAAT神奈川芸術劇場で岡田利規が演出した舞台で、敦賀の「高速増殖炉もんじゅ」を演じ、約20分にわたり無言で踊った。芝居を始めてからは体の癖を抜くために踊りから離れていて、久しぶりに踊りと向き合う舞台だった。
本人それまでは、誰かの言葉を言うとか、誰かとのやりとりがお芝居だと思っていた。でも『未練の幽霊〜』では、言葉にするのが難しい感覚、わざわざ言葉にしない感情を堂々と、動きで表出させることができた。私は、こういう理屈じゃない表現が好きだったなぁと、自分の原点のようなものを思い出すことができました 出典
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に静御前役で初出演
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、菅田将暉が演じる源義経の前に静御前として現れ、5月22日の回まで出演した。大河ドラマへの出演は初めてで、本人は「大河出演は役者人生の中でも相当大きな出来事だった」と語り、2022年を自分の中での節目の年に挙げている。12月30日放送のBS特集時代劇『まんぞく まんぞく』では主演を務めた。
本人というのも、私は21歳でお芝居を始めたんですが、これまではとにかく合格点を取ろうと必死だったんです。でも、だんだん周りを見渡せるようになって、特に2022年はがむしゃらにやるフェーズから一旦抜けた感覚がありました。 出典
『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』に出演し、『ノッキンオン・ロックドドア』で初の刑事役
世界的な振付家シディ・ラルビ・シェルカウイが原案・演出・振付を手がけた舞台で、窪田正孝が演じる渡守ソウシのかつての恋人、霧生イオリを演じる。ダンサー時代からシェルカウイの世界観に惹かれていたという。7月からは松村北斗と西畑大吾がダブル主演したテレビ朝日の連続ドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』で、2人の探偵の大学の同級生で警視庁捜査一課の刑事、穿地決(うがち・きまり)を演じた。刑事役は初めてだった。12月にはWOWOW『OZU〜小津安二郎が描いた物語〜』の1話で主演した。
『燕は戻ってこない』、そして朝ドラ『ブラッサム』
令和6〜
『燕は戻ってこない』に主演、東京ドラマアウォード主演女優賞
桐野夏生の小説を原作とするNHKのドラマで、派遣社員の大石理紀(リキ)を演じる。リキと、自らの遺伝子を継ぐ子を望む元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)、その妻・悠子(内田有紀)の3人の欲望が「代理出産」を通じて交差する物語。この役で、東京ドラマアウォード2024の主演女優賞を受けた。作品も連続ドラマ部門の優秀賞に選ばれている。
『ブラック・ジャック』でドクター・キリコを演じる
高橋一生が主演したテレビ朝日ドラマプレミアム『ブラック・ジャック』で、安楽死を請け負う医師ドクター・キリコを演じた。
朝ドラ『ブラッサム』のヒロインに決まる
NHK大阪放送局が、2026年度後期の連続テレビ小説『ブラッサム』の主演に起用すると発表した。作家・宇野千代をモデルにした主人公、葉野珠(はの たま)を演じる。制作統括は、自然体でありながら独特の雰囲気と「まなざし」が印象的だったことをオファーの理由に挙げた。会見では、朝ドラのヒロインを務めた友人の杉咲花と有村架純に話を聞きたいと語った。
戦後80年ドラマ『八月の声を運ぶ男』に出演
被爆者の声を集め続けたジャーナリスト・伊藤明彦のノンフィクションを原案に、池端俊策が脚本を書いたNHKのドラマで、本木雅弘と共演し、立花ミヤ子を演じた。
ヒラタインターナショナルへ移籍
所属していたPlageを離れ、ヒラタオフィス系列のヒラタインターナショナルに移ることを発表した。
『ナギダイアリー』がカンヌのコンペティション部門で上映
深田晃司監督が松たか子主演で撮った映画。東京と台湾で働く建築家の友梨(石橋)が、別れた夫の姉で彫刻家の寄子(松)が暮らすナギを訪ね、彫刻のモデルを務める物語で、第79回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。現地では、2016年の『逆鱗』で出会った松とともに取材を受けた。9月25日に公開された。
本人友梨は受け身な役で、モデルになるシーンでは動きも制限される。難しかった 出典
朝ドラ『ブラッサム』の放送が始まる
明治・大正・昭和を生きた作家・宇野千代をモデルに、山口・岩国に生まれた葉野珠の生涯を描く連続テレビ小説『ブラッサム』が始まる。放送前の9月17日には、前作『風、薫る』の見上愛、上坂樹里とのバトンタッチセレモニーに出た。
現在:『ブラッサム』で主人公の葉野珠を演じる
ヒラタインターナショナルに所属。2026年は8月21日公開の『八月の声を運ぶ男』の劇場版、『ナギダイアリー』(9月25日公開)に続き、9月28日に始まった『ブラッサム』で主人公を演じている。11月27日には、広瀬奈々子監督の長編映画第2作で日台合作の『このごにおよんで愛など』が公開予定で、長澤まさみが演じる絵本作家・詩(うた)の恋人で、担当編集者でもある潤奈を演じる。