同世代1997年、同い年の反町 隆史は、『ビーチボーイズ』で竹野内豊とダブル主演、歌手デビューし紅白初出場 →
目次
大分からミス原宿、そして映画デビュー
昭和48〜
大分県大分市に生まれる
母は書道家の深津諭美子。子どもの頃は田んぼのあぜ道を通って学校に行っていた。母は芸術に理解があり、娘の芸能活動を支えたという。
「ミス原宿」グランプリを受け、芸能界へ
東京・原宿で開かれていたコンテスト「ミス原宿グランプリ」に参加して優勝し、これをきっかけに13歳で芸能界に入った。14歳で上京して仕事を始める。東京がどんな街なのかへの憧れが強く、単純に面白そうだと思っていたと振り返っている。
本人わたしは14歳でやりたいことを見つけられたので、ラッキーなのかも知れませんね。 出典
映画『1999年の夏休み』で女優デビュー
3月26日公開の『1999年の夏休み』に「水原里絵」の名義で出演し、女優としてデビューする。同じ年、JR東海の「クリスマス・エクスプレス」のCMに15歳で起用され、東海道新幹線のホームで恋人を待つ少女を演じて広く知られた。10月には深津絵里と高原里絵の2つの名義でシングルを同じ日に出し、歌手としてもデビューしている。
TBS『パラダイスにっぽん』でドラマ初主演
同じ年の4月には、TBSの連続ドラマ『予備校ブギ』で島岡真弓を演じている。7月29日の『パラダイスにっぽん』は戸高正啓が演出したドラマで、藤井早苗を演じた。
連続ドラマの主演から恩田すみれへ
平成5〜
森田芳光監督の『(ハル)』で映画に初主演
ほしを演じた初の主演映画。この作品で、ヨコハマ映画祭の主演女優賞、日本映画批評家大賞の新人賞などを受けた。同じ年、日本テレビの連続ドラマ『透明人間』にも出演している。
『踊る大捜査線』で恩田すみれを演じる
フジテレビの連続ドラマ『踊る大捜査線』に、湾岸署の刑事・恩田すみれ役でレギュラー出演した。ドラマがブームとなり、深津の認知度も高まる。織田裕二が演じる青島俊作とのバディ関係が人気を集めてシリーズは続き、年末のスペシャルドラマを経て、1998年には劇場版『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開された。劇場版で、翌年の第22回日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受けている。
『きらきらひかる』に主演
フジテレビの連続ドラマで、天野ひかるを演じる。同じ年、NHK大河ドラマ『徳川慶喜』では天璋院を演じている。続編のスペシャルドラマも1999年と2000年に放送された。
『彼女たちの時代』でドラマアカデミー賞の主演女優賞
フジテレビの連続ドラマで主演し、羽村深美を演じた。この作品で第22回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の主演女優賞を受ける。同じ年には、野田秀樹の舞台『半神』で加藤貴子とダブル主演を務め、シュラを演じた。
『阿修羅のごとく』の受賞、『春琴』でロンドンへ
平成14〜
『恋ノチカラ』で堤真一とダブル主演
フジテレビの連続ドラマで、本宮籐子を演じる。第32回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の主演女優賞を受けた。4月からの『空から降る一億の星』では堂島優子を演じている。
『阿修羅のごとく』で日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞
2003年に公開された『阿修羅のごとく』の竹沢滝子と、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の恩田すみれの2作で、第27回日本アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた。最優秀助演女優賞は『阿修羅のごとく』で受けている。この2作では、第28回報知映画賞の助演女優賞も受けている。
ドラマ『西遊記』で三蔵法師を演じる
フジテレビの連続ドラマで三蔵法師を演じた。同じ年の主演映画『博士の愛した数式』では杏子を演じ、日本映画批評家大賞の主演女優賞を受けている。翌2007年には、映画版『西遊記』にも同じ役で出演した。
三谷幸喜の『ザ・マジックアワー』で高千穂マリ
三谷は起用の理由を、2007年の映画『西遊記』で共演し、話したときに「感じが良かったから」と語っている。劇中ではアフレコでなく撮影時の生歌を披露した。三谷は「深津さんは絶対に笑わない。彼女はNGも出さない。もう、鉄の女。絶対に崩れないタイプ」と評する。翌年、この作品で第3回アジア・フィルム・アワードの主演女優賞候補となった。
舞台『春琴』をロンドンのバービカン・センターで上演
谷崎潤一郎の『春琴抄』『陰翳礼讃』をモチーフに、英国のサイモン・マクバーニーが演出した舞台で、主演の春琴を演じる。2008年の初演で、2008年度の第43回紀伊國屋演劇賞の個人賞を受けた。ロンドンの後は東京・世田谷パブリックシアターで再演している。同じ2009年の初夏には、主演映画『女の子ものがたり』が公開された。
『悪人』で世界の映画祭へ、母との別れ
平成22〜
TBS『THE世界遺産』のナレーションを担当
2014年3月まで、4年にわたってナレーションを務めた。同じ年の7月には、劇場版第3作『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』が公開されている。
『悪人』でモントリオール世界映画祭の最優秀女優賞
李相日監督の映画で、妻夫木聡とダブル主演し、馬込光代を演じた。起用は李監督の熱烈なオファーによるもので、監督は「一般的に明るくて華やかな女性だからこそ、深津さんが持つ業や欲みたいなものを見てみたかった」と語った。9月7日、第34回モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受ける。同映画祭での日本人女優の受賞は、1983年の田中裕子以来27年ぶりだった。12月には、舞台『春琴』を台湾の國家戲劇院で上演した。翌2011年2月の第34回日本アカデミー賞では最優秀主演女優賞を受け、日本アカデミー賞の最優秀主演・助演女優賞の両方を受けたのは史上8人目だった。
劇場版第4作『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』
1997年から演じてきた恩田すみれとして、劇場版の第4作に出演した。公開に先立つ9月1日には、スペシャルドラマ『踊る大捜査線 THE LAST TV』も放送されている。
主演映画『岸辺の旅』がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に
黒沢清監督が湯本香樹実の小説を映画化した作品で、浅野忠信と夫婦役を演じる。3年間失踪した後に帰ってきた夫と旅をする妻・瑞希を演じた。5月の第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、黒沢監督が日本人で初めて同部門の監督賞を受けた。深津にとっては初めてのカンヌだった。
書道家の母・深津諭美子が死去
母の深津諭美子が、肺がんのため66歳で亡くなった。母は大分県別府市出身の書道家で、歯ブラシやストローも筆に使う独自の「漢字アート」で活動していた。前年11月、ブログで末期の肺がんを公表していた。
『岸辺の旅』『寄生獣 完結編』でキネマ旬報の主演女優賞
前年の2作で、第89回キネマ旬報ベスト・テンの主演女優賞を受けた。2月29日から3月にかけては、近松門左衛門の『心中天網島』をもとにした舞台『ETERNAL CHIKAMATSU』で中村七之助とダブル主演を務めた。同じ年の映画『永い言い訳』では衣笠夏子を演じている。
NODA・MAP『贋作・桜の森の満開の下』で夜長姫
2001年に堤真一と演じた野田秀樹の舞台の再演で、今回は妻夫木聡とダブル主演を務め、再び夜長姫を演じた。
朝ドラのヒロイン、8年ぶりの映画
令和3〜
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で2代目ヒロインに
祖母・母・娘の3世代を100年にわたって描く連続テレビ小説で、上白石萌音、川栄李奈とともにヒロインに選ばれた。2人と違いオーディションを経ず、直接のオファーで決まった。第38回から、安子(上白石萌音)の娘で、岡山で育ったのちに大阪のクリーニング店で住み込みで働く、るいを演じる。放送開始時点の48歳は、朝ドラのヒロインとして史上最高齢だった。るいの夫・錠一郎を演じたオダギリジョーとはこれが初共演だった。
本人岡山編のみなさんが、あの波乱に満ちた大変な物語を、心を込めて演じられている姿を見ていたら、ここで私が「どうしよう」なんて言っている場合じゃない。きちんとひなた(川栄李奈)にバトンを届けなければいけないと、全力で撮影に臨んでいます。 出典
JR東海のCMに33年ぶりに出演
1988年の「クリスマス・エクスプレス」以来となるJR東海のCM『会うって、特別だったんだ。』に出演する。今回は東海道新幹線で大阪へ出張するビジネスパーソンを演じた。JR東海の担当者は、続編という設定はないと説明している。
『すずめの戸締まり』で劇場アニメの声に初めて挑む
新海誠監督の劇場アニメで、主人公すずめの過保護な叔母・岩戸環の声を担当した。公開初日の舞台あいさつでは、声の仕事は「とっても怖かったです」と明かし、アフレコでは思い通りにできず「どん底まで落ち込むこともありました」と振り返った。
本人初めてのことをこの年齢でトライできたこと、新海監督に感謝したいです 出典
『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』で8年ぶりに映画へ
オダギリジョーが脚本・監督を務めた映画で、犬の気持ちが分かり過ぎるハンドラー・羽衣弥生を演じた。声で出演した『すずめの戸締まり』を除けば、『サバイバルファミリー』以来8年ぶりの映画出演になる。『カムカムエヴリバディ』の撮影中に、オダギリが手がけるドラマが映画になるかもしれないと聞いていた。オダギリは、深津が引き受けるか分からない段階から役を当て書きしていた。9月28日にはオダギリとともにフジテレビ『ボクらの時代』に出演した。
本人全く分からないと思った脚本に出会ったのが初めてで。その分からないことに強く惹かれてしまいまして。どうなるか分からないけど、飛び込んでみようと思って出演を決めました 出典
NODA・MAP『華氏マイナス320°』で窮理教授を演じる
野田秀樹の作・演出による第28回公演で、ノーベル賞に一番近いと言われるバイオテクノロジーの研究者・窮理教授を演じた。阿部サダヲ、広瀬すずらと共演し、東京芸術劇場プレイハウスで幕を開け、5月31日まで上演した。6月の北九州、7月22日から8月2日の大阪・新歌舞伎座と回った。