目次
ロケ現場への憧れとスカウト
平成8〜
神奈川県に生まれる
幼い頃からフィギュアスケートに打ち込み、クラシックバレエや体操も習った。所属事務所のプロフィールでは、特技にフィギュアスケートとクラシックバレエを挙げる。
小学5年生でスカウトされ、芸能事務所に入る
神奈川県の実家の近くではよくドラマのロケが行われ、撮影現場を見るうちに、俳優でもスタッフでもいいからあの中に入ってみたいと思うようになる。小学5年生のとき、友達の発表会を見に行った帰りにスカウトされ、芸能事務所に入った。父に事務所とフィギュアスケートのどちらかに決めるよう言われ、スケートはやめている。事務所の演技レッスンで、演じる楽しさに目覚めた。
本人踏み出してみたら新しい境地が見えて、自分の知らなかった感情を見つけることが楽しくなったんです 出典
CMデビュー、落ち続けたオーディション
平成23〜
14歳、学習塾のCMでデビュー
栄光ゼミナールの高校受験編のCMに出演し、俳優としての活動を始めた。ただ、その後はオーディションに落ち続け、仕事のない時期が長く続く。
映画とNHK BSのドラマに出演
映画『生贄のジレンマ』で香川希美を演じ、NHK BSプレミアムのドラマ『真夜中のパン屋さん』にも出演した。
配信ドラマ『パパ活』と西武鉄道のCMに出演
dTVとFODで配信されたドラマ『パパ活』で、小野ルイを演じた。この年から2020年まで、西武鉄道の企業CMにも出ている。
大学在学中、芝居をやめるか迷う
大学生になってからもオーディションにはほとんど受からず、同級生が就職活動をするこの年、芝居をやめた方がいいのかと考えていた。日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受ける蒼井優をテレビで見て、「もうちょっと頑張ってみようかな」と思ったという。在学中には映画監督・松永大司のワークショップで「まったくお芝居がうまくできないし、どうしたらいいかわかりません」と相談したところ「だったら役者やめたらいいんじゃない?」と言われ、足りないのは覚悟だと気づいて、マネージャーに「大学卒業までにお芝居でお仕事がいただけなかったら、役者という仕事自体やめます」と宣言している。
本人お芝居のうまさとかではなく、求められているのは“この人の演技がみたい”と思わせられる人。 出典
映画『世界でいちばん長い写真』に出演
高杉真宙主演の映画で、高校の演劇部員を演じた。ほかの部員や周りの高校生は、ロケ地となった愛知県の高校に実際に通う生徒たちだった。演じようとしない彼らと過ごした経験を、本人は自身の芝居の根本になっているものに挙げている。
本人そのうち、役なのか自分なのかの境目がわからなくなった時、本物のお芝居ってお芝居をしないことなんだ、と思いました。 出典
『全裸監督』で変わった環境
令和元〜
Netflix『全裸監督』で黒木香を演じる
1980年代のアダルトビデオ業界を描いた配信ドラマで、実在の女優・黒木香の役をオーディションで射止めた。台本に黒木のトレードマークだった脇毛を見せる場面があったため、脇の下にアイラインで毛を描いて審査に臨んでいる。配信は大学を卒業した年の8月。本人は「『全裸監督』の前はあまり仕事がなかったので、本当にガラリと環境が変わりました」と語り、オーディションを受けずに役をもらえるようになった。10月にはアジア・コンテンツ・アワードで最優秀新人賞を受けた。
本人自分がやれることは全部やって後悔なくできたと思えるためにやったら、大きな役に受かったという感じです 出典
民放ゴールデンプライムタイムの連ドラに初レギュラー、配信ドラマで初主演
1月からの日本テレビ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』で看護師の小沢真凛を演じ、民放ゴールデンプライムタイムの連続ドラマに初めてレギュラー出演した。7月にはFODの配信ドラマ『あの子が生まれる…』で今泉菜央を演じ、初めて主演を務めている。
『恋する母たち』で山下のり子を演じる
TBSの連続ドラマで、エリート弁護士(玉置玲央)と不倫する女性を演じた。その妻(仲里依紗)を挑発し、最後は自分だけ幸せになって去っていく役どころ。同作の磯山晶プロデューサーは、第1話の撮影の時点で「スタッフは彼女の虜になった」と明かしている。
『全裸監督 シーズン2』が配信
6月24日に配信が始まった続編でも黒木香を演じた。本人は、自由を求めて黒木香になった佐原恵美(劇中での黒木香の本名)が、黒木香という殻から出られなくなる役どころと説明している。
『おかえりモネ』で初めて朝ドラに出演
2021年度前期(5月17日〜10月29日放送)の朝ドラで、東京の気象予報会社に勤める気象予報士・野坂碧を演じ、6月29日放送分から登場した。ヒロインの永浦百音(清原果耶)にとって、テキパキと仕事をこなす頼れる先輩の役。それまで朝ドラのオーディションには何度も挑戦し、落ち続けていた。
映画『さがす』で、死に場所を探す女性に
佐藤二朗主演の映画で、死に場所を探す車椅子の女性・ムクドリを演じた。佐藤は「若手にして、もはや女性版ロバート・デ・ニーロの風格」と評した。同じ月に始まったTBS『妻、小学生になる。』では、主人公(堤真一)の年下の上司・守屋好美を演じている。
地上波初主演から『ナイトフラワー』へ
令和5〜
『バイバイ、マイフレンド』で地上波連ドラ初主演
フジテレビの連続ドラマで、高校時代の親友との複雑な過去を抱える小説家志望の女性・早川麻衣を演じた。放送後には「自分の人生との境界が分からなくなるほど まいまいと繋がれた作品です」と振り返っている。
『虎に翼』で、寅子の親友・花江を演じる
伊藤沙莉主演の朝ドラで、主人公・猪爪寅子の女学校の同級生で、のちに兄嫁となる米谷花江を演じた。最初に台本を読んだ時、花江のセリフの後にハートマークや音符マークが付いていたことから、声のトーンを上げた話し方を思いついたという。伊藤とは『全裸監督』でも共演していた。
本人花江ちゃんは今までにやったどの役よりも演じやすくて、それはたぶん気持ちがわかるからだと思うんです。 出典
Netflix映画『シティーハンター』で槇村香に
4月25日から世界配信された実写映画で、冴羽獠(鈴木亮平)の新たな相棒となる槇村香を演じた。役のために長い髪を切り、キャリアで初めてショートヘアの役に臨んでいる。作品はNetflixの週間グローバルTOP10(非英語映画)で初登場1位となった。
アイスショー『氷艶』に出演
高橋大輔と増田貴久が出演するアイスショー『氷艶 hyoen2025 -鏡紋の夜叉-』で、7月5日から3日間、横浜アリーナの舞台に立った。高橋が演じる温羅と祝言を挙げる阿曾媛の役。
2027年春の朝ドラ『巡るスワン』で主演に
NHKが2027年度前期の連続テレビ小説『巡るスワン』のヒロインに起用すると発表した。脚本はバカリズムで、長野県警の警察署の生活安全課に勤める巡査長・小松美咲を演じる。オーディションではなく、オファーで決まった。
本人10代のころから何度もオーディションをうけて、だいたい書類審査で落とされていたので、やっぱり縁が無いものかと思っていました 出典
映画『ナイトフラワー』で格闘家を演じる
北川景子主演の映画で、借金取りに追われてドラッグの売人になる母親・夏希のボディーガードを務める格闘家・芳井多摩恵を演じた。格闘技の経験はなく、内田英治監督(『全裸監督』でも監督・脚本)は初稽古の「猫パンチ」にめまいがしたと話す。約半年トレーニングを続け、体重を7キロ増やして撮影に臨んだ。この役で第50回報知映画賞と第68回ブルーリボン賞の助演女優賞を受けた。
本人私には不向きで困難な道だとわかっているからこそ、挑戦してみたくなりましたし、まだ見ぬ自分に出会ってみたくなりました 出典
最優秀助演女優賞と朝ドラ主演
令和8〜
舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で藤原竜也の相手役
村上春樹の長編小説を、フランスの演出家・振付師フィリップ・ドゥクフレが舞台化した作品。初めてのストレートプレイ出演で、2つの世界にそれぞれ登場する女性を1人2役で演じた。1月10日に東京芸術劇場で開幕して国内を回り、4月にはシンガポールでも上演された。
日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞
第49回日本アカデミー賞で、1月に『ナイトフラワー』での新人俳優賞と優秀助演女優賞が決まり、3月13日の授賞式で最優秀助演女優賞に選ばれた。スピーチでは2018年に蒼井優の受賞を見て芝居を続けたことを明かし、同じ部門の優秀賞に並んだ蒼井を前に「あの時の自分に『諦めなくてありがとう』と言ってあげたい」と語った。
朝ドラ『巡るスワン』の撮影に入る
9月2日、長野県の諏訪地域で『巡るスワン』の撮影に入った。この年は映画『ほどなく、お別れです』(2月)、『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』(10月)に出演し、『すべて真夜中の恋人たち』は11月13日公開。2027年1月15日公開の劇場版『虎に翼』でも、花江を演じる。