目次
韓国で生まれ、練馬でラップを書き始める
平成10〜
韓国で生まれる
日本人の父と韓国人の母のもとに生まれる。3歳まで韓国で暮らし、3〜7歳は韓国・日本・アメリカを行き来した。本名は乙茂内美奈(おともない みな)。
3歳ごろからバレエとピアノを習う
バレエ、ピアノ、バイオリンを習い、当時はクラシックばかり聴いていた。母によると、3歳のときに音楽番組を見ながら「ママ、私歌手になっていい!?」と言ったという。
日本の小学校に入学し、いじめの中でBIGBANGに出会う
小学校入学以降は日本で暮らす。日本語が流暢でなかったことや、名字の乙茂内から「お前音ねーじゃん!」とからかわれたことなどでいじめに遭った。部屋にこもって聴いていたのがBIGBANGで、『Haru Haru』のMVに衝撃を受け、バレエとピアノを「速攻で」やめてヒップホップダンスを習い始める。
小学5年生で初めて人前で歌う
ダンスの発表会で先生に頼んで歌わせてもらい、いきものがかりの『じょいふる』を歌った。本人は「もっと出来たはずなのに」と悔しさが残り、その負けん気でもっと頑張ろうと思ったと振り返る。
中学時代、周りにヒップホップを聴く友人はいなかった
中学の3年間は「まるまるやんちゃでした」と振り返る。地元の練馬では周りにヒップホップを聴く子がおらず、カラオケでBIGBANGを歌うと驚かれる程度だった。
高校1年で初めてラップの歌詞を書く
高校に入ると「高校生のうちにメジャーデビューしてやる!」と心に誓った。高校1年で初めて自分でラップの歌詞を考え、最初の1曲は「生まれはコリア、育ちは練馬…」で始まる自己紹介だった。誰にも教わらず、韓国やアメリカのヒップホップを聴いて身につけた自己流だという。
高校生RAP選手権から、メジャーデビューへ
平成28〜
『BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』に出場、同月『未成年』を配信
韓国での活動を夢見て韓国語で曲を作っていたが、韓国行きを話した同級生のラッパー、めっしに「行かないで」と泣かれ、日本に残る。日本でどう活動するかを考えて応募したのが第9回『BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』で、2回戦で敗退した。同月18日にめっしを客演に迎えたデビュー・シングル『未成年』を配信し、iTunes Storeのヒップホップランキングで首位を獲得。選手権への出演を機に脚光を浴び、9月放送のTBS系『櫻井・有吉THE夜会』にも「日本語・英語・韓国語を話す現役女子高生ラッパー」として出演した。
本人実際に出演前に比べてかなり名前は知ってもらえたんですけど、実際バトルラップをやったことのない私にはいきなり人前で、しかも有名なラッパーさんたちが見ている前でやるっていうのはかなり緊張しました 出典
『FXXKER』でメジャーデビュー
『未成年』がチャート1位になった後、ビクターエンタテインメントからメールが届き、話が進んだ。2月1日に配信シングル『FXXKER』でメジャーデビューし、3月8日にメジャー1stアルバム『未成年』を発売してオリコン最高59位。3月27日には代官山UNITで初のワンマンライブを開いた。
本人メジャーデビューするからといって、決しておとなしくなんかなりませんという気持ちを込めて。どこまでも私らしく行くぞ、と 出典
ロサンゼルスでのダンス留学を経て、ワーナーミュージックへ移籍
4月に1か月間ロサンゼルスへダンス留学し、キッズダンサーの頃から習いたかった振付師ジョジョ・ゴメスのレッスンを受けた。9月にワーナーミュージック・ジャパンへの移籍を発表し、移籍第1弾の配信シングル『Doctor』を出す。20歳の誕生日の10月14日にはZepp DiverCity TOKYOでワンマンライブを開いた。
2ndアルバム『Never Grow Up』を発売
10代を第一章、20歳からを第二章と呼び、2月のCDシングル『I'm a Pop』を「第二章の始まり」と位置づけた。8月7日に2ndアルバム『Never Grow Up』を発売。表題曲はFODオリジナルドラマ『地獄のガールフレンド』の主題歌になった。
『美人』と武道館、そして自分のレーベル
令和3〜
ルッキズムを歌った『美人』を発表
ラップの技術がありながら、デビュー当時の世間の評価は「見た目のことが8、9割を占めていた」と振り返る。ストレスで痩せた時期には「かわいくなった」「綺麗になった」と言われることにも違和感を覚えた。4月に発売した『美人』は、そうした経験から書いた曲。翌2022年4月に『THE FIRST TAKE』で公開した『美人』の歌唱映像は、2023年7月末時点で1864万回再生された。
本人周りを見ると狂ったようにダイエットを頑張っている子や、誰かに言われた言葉で傷ついて命を落とした女性もいて、許せない気持ちになったんですよね。なんでそんな言葉がこんなにも綺麗な子たちに投げられなきゃいけないんだって。ルッキズムで悩む自分自身のことも解放してあげたかった。それで書いたのが『美人』でした 出典
『ハレンチ』を発売し、日本武道館で初の単独公演
10月13日に3rdアルバム『ハレンチ』を発売し、オリコン最高16位。2日後の15日、日本武道館で初の単独公演『THE PRINCESS PROJECT - FINAL -』を開いた。最後のMCでは「私はどこにも行きません」と語った。公演は翌年3月に映像作品として発売された。
本人私はずっと“プリンセスになりたい”と思っていたけど、そこから先を目指したいなと思いました。だから、これは始まりであって終わりじゃないです 出典
韓国のラッパー、ASH ISLANDを迎えた『Don't go』で韓国デビュー
ASH ISLANDを客演に迎えた韓国語の新曲を9月23日に配信し、韓国デビューを果たした。MVは全編を韓国で撮影している。
横浜アリーナで『AREA OF DIAMOND』、自身のレーベルから『Naked』
3月21日、当時自身最大規模のワンマンライブ『AREA OF DIAMOND』を横浜アリーナで開き、『美人』の曲中にステージで自らメイクを落とした。2021年の武道館公演を「第一歩」とし、この公演を「アーティストとしてはここがスタート」と語っている。4月26日には、自身で新しく設立したレーベル「NO LABEL MUSIC」からの初リリースとなる4thアルバム『Naked』を発売。歌詞は日本語・韓国語・英語の3か国語で書かれている。
本人一度きりの公演だったので、その中にすべてを込めなきゃいけない、みたいなプレッシャーもありましたけど、そういうものも含めてすごく達成感がありました。初めての感覚だったかもしれないです 出典
『命日』がドラマ『ハヤブサ消防団』の主題歌に
原作を読んで書き下ろした『命日』が、7月13日に始まったテレビ朝日系木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』(中村倫也主演)の主題歌になり、9月14日の最終話にはアビー役で出演した。この年、Forbes JAPANの「30 UNDER 30 JAPAN 2023」にも選ばれている。
『No No Girls』のプロデューサーとして、東京ドームへ
令和5〜
SKY-HIと『No No Girls』の立ち上げを発表
横浜アリーナでの『バズリズムLIVE 2023』の途中で、SKY-HIが代表を務めるBMSGとのガールズグループ・オーディションの始動を発表した。SKY-HIは経営とマネジメントに徹し、人選まで全ての権利を任せると述べた。応募の呼びかけは「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」。
本人私はさまざまな場面で『No』と言われてきた人生でした。見た目だったり声だったり曲だったり、あーでもないこーでもないと言われ続けた人生でした。それでも私のことを信じてついて来てくださった方がいて。『No』と言われてきた人たちを救いたい、そしてその人たちの声を聴きたいと思ってこの名前を付けました 出典
ASH ISLANDとの結婚を報告、11月に第1子が誕生
6月にASH ISLANDとのコラボ曲『20』を出した後、7月7日にInstagramでASH ISLANDとの結婚と、第1子を妊娠していることを報告した。11月1日には、第1子となる女児の出産を同じくInstagramで報告した。
オーディション番組『No No Girls』の配信が始まる
7000人の応募から選ばれた30人の候補者によるオーディション番組として、YouTubeで毎週金曜に本編の配信が始まった。Huluでは未公開シーンを含む完全版を配信している。
『No No Girls THE FINAL』で、ファイナリストと『SAD SONG』を歌う
Kアリーナ横浜で開いた最終審査『No No Girls THE FINAL』は2万人を動員し、YouTube配信の同時接続者数は56万人を超えた。10名のファイナリストと『SAD SONG』を歌い、同じ日に同曲を配信した。同月29日にはNHK『クローズアップ現代』が本人へのインタビューを放送し、5月には『THE FIRST TAKE』にファイナリスト10名全員と出演して、同曲を一発撮りで披露した。
ソニーへ移籍、プロデュースしたHANAがデビュー
自身のレーベル「NO LABEL MUSIC」を、ソニー・ミュージックレーベルズ内に移した。同じ日、『No No Girls』から生まれた7人組ガールズグループのHANAが、同レーベルからデビュー曲『ROSE』でメジャーデビューする。この年は映画『か「」く「」し「」ご「」と「』、アニメ『BULLET/BULLET』、TBS系金曜ドラマ『フェイクマミー』の主題歌も担当した。
『NHK紅白歌合戦』に初出場、HANAと共演
11月の出場歌手発表で、HANAとともに初出場が決まった。大みそかの『第76回NHK紅白歌合戦』では、HANAがデビュー曲『ROSE』を歌った直後に、オーディションのテーマソング『NG』を披露し、『SAD SONG』をHANAと歌った。
初のアリーナツアー『AREA OF DIAMOND 4』
1月14日に、TVアニメ『【推しの子】』第3期のオープニング主題歌『TEST ME』を配信した。2月7日の新潟・朱鷺メッセを皮切りに、自身初のアリーナツアーで7都市14公演を回り、3月26日に東京・有明アリーナで最終公演を迎えた。
甲状腺機能低下症の診断を公表し、療養に入る
のどの不調などで医療機関を受診し、「甲状腺機能低下症に伴うのどの不調」と診断されたと公式サイトで発表した。一定期間の療養のため、13日の『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』への出演を見合わせた。
初の東京ドーム公演『AREA OF DIAMOND FINAL』
11・12日の2日間、東京ドームで公演した。2日目は1曲目の『KING』で機材トラブルが起き、ライブが一時中断したが、「東京ドームには魔物がいるって聞いたけど、こういうこと?」と語りかけて再開した。本編の最後には、半生を綴った新曲『LEGEND』を初めて歌った。
本人あなたは誰かの夢です。私の夢です。ちゃんみなでした 出典
現在:アルバム『LEGEND』を11月11日に配信
8月放送の日本テレビ系『24時間テレビ49』のスペシャルサポーターに就任した。新曲『History』は、10月2日公開の綾瀬はるか主演映画『ファーストボイス』の主題歌。28歳の誕生日の10月14日に表題曲『LEGEND』を先行配信し、アルバム『LEGEND』は11月11日配信、12月16日CD発売。