映画好きの少年から芸能界へ
平成14〜
兵庫県三田市に生まれる
父親が米国で映像関係の仕事をしていた時期があり、自宅には洋画のDVDや映画関係の本があふれていた。初めて観た『スター・ウォーズ』に衝撃を受け、自身が生まれる前の作品も含め数多くの洋画に触れて育った。
オーディションに合格し、芸能界入り
地元・北摂三田高校では同級生と20分ほどの自主制作サスペンスドラマを文化祭で発表し最優秀賞を受賞、「映画に関わって生きていきたい」と決意した。映像の著作権を学ぼうと東京の大学の法学部に進学したが、コロナ禍でオール・リモート授業となり、「何かやりたいのに、やれなくて」いたときにインスタグラムでレプロエンタテインメント30周年企画「第1回レプロ主役オーディション」を見つけ応募。演技未経験のまま約5000人の中から合格し、芸能界入りした。合格の連絡を受けたのは横浜で友人と遊んだ帰りのバス待ちの最中で、「手が震えて、今まで出したことのないような声が出た」という。
朝ドラでの俳優デビュー
令和5〜
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で俳優デビュー
ヒロイン・福来スズ子(趣里)の弟・花田六郎役をオーディションで射止め、演技未経験でオーディションに合格してから約1年半で朝ドラで本格デビューした。視聴者から「デビュー作とは思えない」「すごい俳優が現れた」と絶賛の声が相次いだ。本人は評判の高まりについて「褒められてしかいないので不安にもなりました。こういう時だからこそ、地に足をしっかりつけて頑張らなきゃいけない」と語った。事務所に入って初めて受けた映画のオーディションが同年公開の『さよなら ほやマン』だった。
本人褒められてしかいないので不安にもなりました。こういう時だからこそ、地に足をしっかりつけて頑張らなきゃいけないなと思っています。 出典
映画『さよなら ほやマン』で映画デビュー、新人男優賞を受賞
事務所に入って初めて受けた映画のオーディションで、生まれつき障害のある青年・阿部シゲル役を演じた。「障害がある人っぽく演じるのだけは絶対にやめよう。なぜそういう動きになるのかを追求しよう」と役作りに臨み、この演技が評価されて2024年4月発表の第33回日本映画批評家大賞で新人男優賞を受賞した。
カンヌへの道
令和7〜
テレビドラマ『東京サラダボウル』『地震のあとで』に出演
NHK総合「ドラマ10」の『東京サラダボウル』第5話(2月4日)で早川進役、村上春樹原作のNHK土曜ドラマ『地震のあとで』第2話「アイロンのある風景」(4月12日)で啓介役を演じ、朝ドラ以外のテレビ出演の幅を広げた。
初主演映画『見はらし世代』がカンヌ国際映画祭・監督週間に出品決定
団塚唯我監督の長編デビュー作で主人公・蓮役として初主演を務めた『見はらし世代』が、第78回カンヌ国際映画祭の独立部門・監督週間への正式出品を発表された。芸能界入りからわずか3年でのカンヌ到達となり、以前から自身のキャリアを見てきた団塚監督とのタッグでの起用について「私のキャリアを最初から近くで観ていてくれた団塚監督だからこそ100%の信頼をもって撮影に臨むことができました。映画を好きで本当に良かったです」とコメントした。
本人私のキャリアを最初から近くで観ていてくれた団塚監督だからこそ100%の信頼をもって撮影に臨むことができました。映画を好きで本当に良かったです。 出典
『見はらし世代』劇場公開、同月に出演映画3本が相次いで公開
10月3日に『アフター・ザ・クエイク』(啓介役)、10日にカンヌで話題を呼んだ主演作『見はらし世代』(蓮役)、17日に『ストロベリームーン 余命半年の恋』(福山凛太郎役)と、1か月足らずで3本が立て続けに劇場公開された。将来どんな俳優になりたいかを問われ「自分のかかわった作品を多くの人に届けられる俳優になりたいと思っています。息の長い俳優になるのはもちろん、作品を届けるためには、私自身の知名度も上げていかないといけません」と今後を見据えた。
本人自分のかかわった作品を多くの人に届けられる俳優になりたいと思っています。息の長い俳優になるのはもちろん、作品を届けるためには、私自身の知名度も上げていかないといけません。 出典
初舞台『雨の傍聴席、おんなは裸足…』に出演
宮藤官九郎が作・演出を手がける大パルコ人シリーズ第5弾のロックオペラで、小沼漠鹿/ADクロサキ役として初めて舞台に立った。東京・PARCO劇場を皮切りに大阪・仙台へと巡演した。
配信ドラマ『人間標本』に出演、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞
Amazon Prime Videoの『人間標本』(12月19日配信)で石岡翔役を演じたほか、『見はらし世代』『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』の演技で第47回ヨコハマ映画祭の最優秀新人賞を受賞した。Prime Videoで観る(PR)
民放・連続ドラマ主演へ
令和8〜
映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』公開、新人男優賞を続けて受賞
1月16日公開の同作で、主人公に思いを寄せるラッパーの青年・ジャッキーを演じ、劇中でラップにも挑戦した。この年は『見はらし世代』の演技で第99回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞(1月29日発表)、おおさかシネマフェスティバル2026新人男優賞(2月7日発表)も続けて受賞した。
Netflix『九条の大罪』配信開始、映画『脛擦りの森』も公開
柳楽優弥・松村北斗主演のNetflixシリーズ『九条の大罪』(4月2日配信開始)で曽我部聡太役を演じたほか、高橋一生主演の『脛擦りの森』(4月10日公開)にも出演し、配信・映画の双方で存在感を広げた。
月9『サバ缶、宇宙へ行く』で民放ドラマ初出演
北村匠海主演のフジテレビ系月9ドラマで、福井県の水産高校を舞台に宇宙食開発に挑む生徒の一人・寺尾創亮役として、初めて民放連続ドラマに出演した。漁業が盛んな町で育ち、卒業後は父の跡を継いで漁師になると決めている寡黙な高校生を演じ、初共演の北村について「本当に“先生”という印象です。ちょっとした悩みや相談にも快く乗ってくださるので、北村さんがいるシーンでは、安心感と穏やかな緊張感があり、とても居心地が良いです」と語った。
本人本当に“先生”という印象です。ちょっとした悩みや相談にも快く乗ってくださるので、北村さんがいるシーンでは、安心感と穏やかな緊張感があり、とても居心地が良いです。 出典
濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』に出演
同じ名前を持つ2人が心を通わせる物語で、長塚京三演じる人物の孫にあたる窪寺智樹役を演じた。
現在:連続ドラマ初主演『赤灯えれじい』で鳴海唯とダブル主演
きらたかしのマンガを連載終了から約20年を経て実写化したテレビ東京系ドラマで、実家暮らしで無職のヘタレ男・柳川智史(サトシ)役として、鳴海唯(秋山智子役)とのダブル主演で自身初の連続ドラマ主演を務める。テレビ東京系で10月8日深夜より放送開始、各話放送後にDisney+でも配信される予定。「サトシを演じられる幸せを噛み締めながら大切に毎日撮影しております!」とコメントした。
本人サトシを演じられる幸せを噛み締めながら大切に毎日撮影しております! 出典