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うめざわ とみお

梅沢 富美男

1歳7か月で初舞台を踏んだ旅一座の子が、女形「下町の玉三郎」、『夢芝居』の紅白出場、『プレバト!!』の特別永世名人を経て、いまも梅沢富美男劇団の座長として舞台に立つ。

昭和25年生まれ ・ 福島県福島市出身 ・ 1950– ・ 満75歳

所属梅沢富美男劇団(座長)・富美男企画 / 本名池田富美男 / 学歴中学卒業 / 活動開始1952年(初舞台)

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2026(令和8)満75歳

現在:劇団の座長として舞台に立ち、『プレバト!!』で締めの一句

6月27日から7月26日まで、明治座で水森かおりとの特別公演を座長として開いた。9月11日・18日にはテレビ東京の『最後ののれん‐新太と絶メシの夏‐』で、高崎で70年続く食堂「みどりや」の老店主・津川清志を演じる。『プレバト!!』では特別永世名人として番組を締める一句を詠んでいる。コメンテーターの仕事が増えるきっかけになった『ミヤネ屋』は、10月2日に放送を終えた。

1950(昭和25) 大衆演劇の一座「梅沢劇団」の家に生まれる1952(昭和27) 1歳7か月で初舞台を踏む1963(昭和38) 兄・武生が父から座長を継ぐ1966(昭和41) 兄の劇団に戻り、役者の道へ1976(昭和51) 『矢切の渡し』を踊るため女形を演じる女形に1981(昭和56) 山口昌男が東大のシンポジウムで絶賛1982(昭和57) 『淋しいのはお前だけじゃない』でテレビドラマ初出演1982(昭和57) シングル『夢芝居』を発売1983(昭和58) 『ザ・ベストテン』の舞台中継を機に『夢芝居』がヒット夢芝居1985(昭和60) 『必殺仕事人V』最終話にゲスト出演1986(昭和61) 『徳川風雲録 御三家の野望』などドラマへの出演が続く1990(平成2) 池田明子と結婚1992(平成4) TBSのドラマに出演1995(平成7) TBS『今夜もテレビで眠れない』に出演1998(平成10) NHK『ふるさと皆様劇場』が始まる2002(平成14) 大河ドラマ『利家とまつ』で丹羽長秀を演じる2005(平成17) 前川清とのデュエット『朝まで踊ろう』を発売2007(平成19) レシピ集『梅沢さんちの台所』を刊行2011(平成23) 映画『ツレがうつになりまして。』に出演2012(平成24) 兄から梅沢劇団の座長を継ぐ座長2012(平成24) 『ミヤネ屋』を機にコメンテーターの仕事が増える2014(平成26) 『徹子の部屋』でユニット松竹梅を結成2018(平成30) 冠番組が始まり、『プレバト!!』のタイトル戦で2連覇2020(令和2) 『プレバト!!』で永世名人に昇格2021(令和3) エッセイ集『人生70点主義 自分をゆるす生き方』を刊行2022(令和4) 兄・武生が死去2022(令和4) 『ファーストペンギン!』で杉浦久光を演じる2023(令和5) 句集『一人十色』を刊行し、特別永世名人に句集2025(令和7) 『浅草ラスボスおばあちゃん』で全国放送の連続ドラマ初主演2025(令和7) 明治座で研ナオコ・水森かおりと特別公演2026(令和8) 現在:劇団の座長として舞台に立ち、『プレバト!!』で締めの一句昭和平成令和
誕生 1950現在
大衆演劇の一座に生まれ、1歳7か月で初舞台を踏んだ。20代半ばに役者をやめかけたところを漫画家の石ノ森章太郎に引き止められ、その半年後に初めて演じた女形で「下町の玉三郎」と呼ばれるようになる。1983年には『夢芝居』で紅白歌合戦に出場した。2012年に兄から劇団の座長を継ぎ、この頃からワイドショーのコメンテーターや『プレバト!!』の俳句でテレビに出る機会が増え、2023年には句集を出して特別永世名人になった。本人は本業を大衆演劇としている。劇団の地方巡業の時は、レギュラー番組を休んで舞台に立つ。

同世代1976年、同い年の舘 ひろしは、『暴力教室』で銀幕デビュー、『男組 少年刑務所』で映画初主演 →

つながり梅沢 富美男のつながりを図で見る →

歩み

旅一座の子として

昭和25〜

昭和
1950昭和2511月9日
満0歳

大衆演劇の一座「梅沢劇団」の家に生まれる

父・梅沢清は1939年に剣劇一座「梅沢劇団」を旗揚げした大衆演劇のスターで、浅草の常盤座などを満員にした。母・竹沢龍千代は娘歌舞伎の出身。8人きょうだいの五男で、当時の阪神タイガースの主力選手・藤村富美男にちなんで名付けられた。

1952昭和27
満1歳初舞台

1歳7か月で初舞台を踏む

幼い頃、一座が仙台で公演していた時に、幕間の花道で流れてきた『伊那の勘太郎』に合わせて役者の見よう見まねで踊り、客席に大受けした。かつらと衣装を仕立てて舞台に出すと評判を呼び、劇団は子役中心の出し物に切り替えて全国を回った。

1963昭和38
満12歳

兄・武生が父から座長を継ぐ

11歳上の兄・梅沢武生が、50代の父から一座を引き継いだ。富美男は義務教育はきちんと受けさせるという父の方針で子役をやめ、福島の祖母の家に預けられていた。給食費の支払いもままならない暮らしで、役者になんかなるものかと思っていたという。

1966昭和41
満15歳転機

兄の劇団に戻り、役者の道へ

中学卒業まぎわ、東京で公演中の兄に呼び出され、急病の役者の代役を任された。セリフは一言だったが、身についた福島弁で言ってしまい、それが客に受けた。この経験から中学の卒業式にも出ないまま役者になり、15歳から兄が率いる「梅沢武生劇団」で本格的に舞台に立つ。

やめかけた役者が女形に

昭和51〜

1976昭和51
満25歳転機

『矢切の渡し』を踊るため女形を演じる

20代半ばで役者をやめようと考え、母を通じて可愛がってくれていた石ノ森章太郎に相談すると「おまえは必ず売れるから、頑張ってやってみろ」と一喝された。その半年後、石ノ森からちあきなおみの『矢切の渡し』を踊ってほしいと頼まれる。男女2人で踊る相舞踊のため、兄に言われて女形を引き受け、化粧は自分でした。やがて女性週刊誌が坂東玉三郎になぞらえ「下町の玉三郎」と紹介したのを機に人気が爆発し、副座長として兄を支えた。

本人兄の武生と一緒に『矢切の渡し』を踊ることになり、急きょ、独学で女形の化粧をしてみたら、俺、こんなに奇麗になるんだって、自分でもビックリしちゃって(笑)。これが、今の僕につながる大きなチャンスだったのでしょうね 出典

1981昭和5611月14日
満31歳

山口昌男が東大のシンポジウムで絶賛

東京大学教養学部教養学科の30周年記念シンポジウムで、文化人類学者の山口昌男が「私は今、日本で最高の役者を挙げろといわれたら梅沢富美男を躊躇なく挙げる」と語った。

『夢芝居』で歌の世界へ

昭和57〜

1982昭和576月4日
満31歳ドラマ

『淋しいのはお前だけじゃない』でテレビドラマ初出演

西田敏行主演、市川森一脚本のTBS「金曜ドラマ」で、旅芝居の一座を舞台にした物語。旅役者の役で出演し、兄の武生も出演した。舞台育ちでテレビ用語が分からない梅沢のため、西田が撮影の初めにスタッフを集めて用語を使わないよう頼んだという。

本人梅沢さんが、スターになる前というか…テレビのね、(出る)きっかけになってくれたのは西田敏行さん 出典

1982昭和5711月21日
満32歳

シングル『夢芝居』を発売

ドラマの影響で何十社もレコードの誘いが来たが、全て断っていた。諦めないキングレコードのディレクターに「小椋佳さんが作詞・作曲するなら歌うよ」とふっかけると、本当に了承が取れてしまう。イントロの拍子木は本人が打っている。

1983昭和585月
満32歳ヒット

『ザ・ベストテン』の舞台中継を機に『夢芝居』がヒット

発売から半年ほどは評判にならなかった。歌番組への出演は断っていたが、舞台を見に来た黒柳徹子に誘われ、5月の『ザ・ベストテン』で舞台からの生中継が話題になると売れ始めた。オリコンでは翌1984年1月に最高8位を記録し、公式サイトによれば48万枚を売り上げた。この年の日本有線放送大賞新人賞を受け、第34回NHK紅白歌合戦に初出場して『夢芝居』を歌った。

本人当時、役者が歌なんて歌うもんじゃないと思っていたから、歌番組の出演はことごとく断っていました。 出典

出典gendai.mediaumezawatomio.jp
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夢芝居梅沢富美男
1985昭和60
満34歳

『必殺仕事人V』最終話にゲスト出演

最終話「主水、下町の玉三郎と出会う」で早変りの梅富を演じた。続く『必殺仕事人V・激闘編』(1985〜1986年)では、弐(弐蔵)役で出演した。

1986昭和61
満35歳

『徳川風雲録 御三家の野望』などドラマへの出演が続く

テレビ東京の『徳川風雲録 御三家の野望』に出演し、1987年はよみうりテレビの『いのち輝くとき』、1989年は関西テレビの『出張の夜』(乱歩賞作家サスペンス)に出た。

平成 1989
1990平成2
満39歳私生活

池田明子と結婚

7歳下の妻・明子は臨床検査技師で、植物療法士(フィトセラピスト)。夫婦の間には娘が2人いる。前の結婚でもうけた息子は俳優の梅沢清章。

ドラマ出演と前川清との共演

平成4〜

1992平成4
満41歳

TBSのドラマに出演

TBSのドラマ『悲しくてやりきれない〜おかしな大追跡!48時間』に出演した。

1995平成7
満44歳

TBS『今夜もテレビで眠れない』に出演

TBSのドラマに出演し、1997年には名古屋テレビの『不思議の国の17歳』、1998年にはTBSの『刑事クマさん』にも出ている。

1998平成10
満47歳

NHK『ふるさと皆様劇場』が始まる

前川清と共演したNHKの『ふるさと皆様劇場』は人気シリーズとなり、2009年まで続いた。兄が率いた梅沢劇団の名前は、この番組と、同じNHKの『あなたの町で夢芝居』を通じて全国に広まった。1999年からは連続テレビ小説『あすか』に出演し、2001年には『HERO』に矢口刑事役で出た。

出典eplus.jp
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梅沢富美男梅沢武生
2002平成14
満51歳

大河ドラマ『利家とまつ』で丹羽長秀を演じる

NHK大河ドラマ『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』で丹羽長秀を演じた。同じ年には、フジテレビの『花村杏介シリーズ 娘道成寺伝説殺人事件』で主演し、花村杏介と千代丸を演じている。翌2003年からはTBSの『駅前タクシー湯けむり事件案内』で主人公の梅沢夢太郎を演じ、2005年の第3作まで続いた。

2005平成176月8日
満54歳

前川清とのデュエット『朝まで踊ろう』を発売

公私ともに仲が良い前川清とは、この年の新歌舞伎座公演でも舞台をともにした。

2007平成1912月10日
満57歳

レシピ集『梅沢さんちの台所』を刊行

特技の料理を収めた『梅沢さんちの台所 梅沢富美男愛情レシピ集』を日東書院本社から出し、翌2008年には『居酒屋 富美男』も同社から刊行した。バラエティ番組でも料理の腕を見せることが多い。

2011平成23
満60歳

映画『ツレがうつになりまして。』に出演

東映の映画で三上隆を演じた。同じ年、朝日放送・テレビ朝日のドラマ『悪党〜重犯罪捜査班』に石黒孝雄役で出演している。

座長を継ぎ、テレビの顔にも

平成24〜

2012平成2410月
満61歳座長

兄から梅沢劇団の座長を継ぐ

この年の5月、NHKの東日本大震災復興応援ソング『花は咲く』にボーカルで加わった。2008年に肝臓がんの手術を受けるなど病気がちになった兄・武生から10月に座長を譲られ、3代目座長になる。武生は後見に回った。兄の時代に「梅沢武生劇団」とも呼ばれた一座の公演は、座長交代後に「梅沢富美男劇団旗揚げ公演」と銘打たれた。舞台では脚本・演出・振付も手がける。

出典umezawatomio.jpnikkansports.com
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梅沢富美男梅沢武生
2012平成24
満61歳

『ミヤネ屋』を機にコメンテーターの仕事が増える

読売テレビ『情報ライブ ミヤネ屋』の依頼を、当初は中学しか出ていないからと断った。家で義母たちがニュースを見て怒る姿に、その代弁ならできると考え直して引き受ける。いつ降板を求められても構わないという立場で辛口のコメントを続け、テレビへの出演が増えた。

2014平成26
満63歳

『徹子の部屋』でユニット松竹梅を結成

黒柳徹子のプロデュースで、松岡昌宏(TOKIO)、大竹まことと3人の芸名から1字ずつ取ったユニット松竹梅を組み、同番組に常連として出演している。

2018平成304月
満67歳

冠番組が始まり、『プレバト!!』のタイトル戦で2連覇

前年7月と12月の特番がフジテレビでレギュラー化した司会番組『梅沢富美男のズバッと聞きます!』で、ゲストの離婚やスキャンダルの顛末に切り込んだ。8月9日には『プレバト!!』の名人・特待生限定の俳句タイトル戦で初めて優勝し、9月27日にも勝って2連覇した。『梅沢富美男のズバッと聞きます!』の放送は2019年9月まで続いた。

令和 2019
2020令和25月7日
満69歳俳句

『プレバト!!』で永世名人に昇格

2012年10月から出演する毎日放送の『プレバト!!』の俳句査定で、2016年6月に特待生1級から名人に上がっていた。この日の放送で永世名人に上がる。査定員の夏井いつきとのやりとりでは、自分は敵役として言い返すと語っている。翌週14日の放送では、新たな目標として、夏井いつきの査定で50句の掲載を決めて句集を出版する企画が発表される。提出した句がボツと判定されると、掛け軸ごとシュレッダーで裁断される仕組みだった。

出典daily.co.jp
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2021令和312月1日
満71歳

エッセイ集『人生70点主義 自分をゆるす生き方』を刊行

講談社から出した、自身初の本気のエッセイ集とされる一冊。『プレバト!!』で毎週一句を詠む苦労なども収めた。

2022令和41月16日
満71歳

兄・武生が死去

梅沢劇団の2代目座長で、女形を勧めた兄の武生が肺炎のため82歳で亡くなり、富美男が喪主を務めた。武生は1月の特別公演を体調不良で降板しており、訃報は公演終了後に公表された。富美男はインスタグラムで「ニュースになり兄も役者冥利につきると思います」とつづった。

2022令和410月5日
満71歳

『ファーストペンギン!』で杉浦久光を演じる

日本テレビの水曜ドラマにメインキャストで出演した。最終話では、杉浦が進退窮まった状況でいきなり辞世の句を詠む場面が盛り込まれている。

出典
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特別永世名人と74歳の全国放送連ドラ初主演

令和5〜

2023令和54月7日
満72歳俳句

句集『一人十色』を刊行し、特別永世名人に

句集が完成したら番組を卒業するとしていたが、1月の特番でファンの小学生と対面し、撤回した。3月23日の放送で50句目の掲載が決まり、企画開始から2年10か月がかりで番組史上初の句集が完成する。夏井いつき監修の『句集 一人十色』は放送400回の翌日に発売された。称号は特別永世名人に上がり、以後は番組の最後に締めの一句を詠む役を担う。5月11日の浜田杯では4年8か月ぶりにタイトル戦で優勝した。

本人頑張ります。おっちゃん、心に決めました。プレバト、やめません! 出典

2025令和77月5日
満74歳主演

『浅草ラスボスおばあちゃん』で全国放送の連続ドラマ初主演

東海テレビ・フジテレビ系の土ドラで、浅草のアパートで50年以上ひとり暮らしをしてきた日向松子を演じた(9月13日まで全11話)。舞台がゆかりの深い浅草だったことから、二つ返事で引き受けたという。この年は『ズートピア2』の日本版でミルトン・リンクスリーの声も担当した。

本人この歳になって初めて、全国放送連ドラの主役オファーをいただけるとは思ってもみませんでした。それもまさかのおばあちゃん役! 出典

2025令和79月10日
満74歳舞台

明治座で研ナオコ・水森かおりと特別公演

梅沢富美男劇団の「梅沢富美男役者人生60年 研ナオコデビュー55周年 水森かおりデビュー30周年 特別公演」が、明治座で初日を迎えた。研ナオコとは、2023年6月からの劇団の特別公演でも共演していた。

2026令和810月
満75歳最新

現在:劇団の座長として舞台に立ち、『プレバト!!』で締めの一句

6月27日から7月26日まで、明治座で水森かおりとの特別公演を座長として開いた。9月11日・18日にはテレビ東京の『最後ののれん‐新太と絶メシの夏‐』で、高崎で70年続く食堂「みどりや」の老店主・津川清志を演じる。『プレバト!!』では特別永世名人として番組を締める一句を詠んでいる。コメンテーターの仕事が増えるきっかけになった『ミヤネ屋』は、10月2日に放送を終えた。

主な出演作

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