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宮城の高校生が、モデルを経て映画の世界へ
昭和43〜
宮城県泉市(現・仙台市泉区)に生まれる
中学時代は陸上部。100メートル走だけでは県大会に届かないため、平均して点を取れる複合競技に向けて砲丸投げも練習し、三種競技で県大会に出た。宮城県泉高等学校を経て、東北学院大学経済学部商学科を卒業している。
カネボウの水着キャンペーンガールに選ばれる
高校生のとき地元でスカウトされ、半年ほど悩んだ末、大学進学や就職で新しい道に踏み出す先輩たちの姿を見て「私も何か新しいことを始めたい」と決めた。大学在学中から仙台SOSモデルエージェンシーに所属してモデルとして活動。モデルとしては背が低く、できる仕事に限りがあったという。1988年、カネボウの水着キャンペーンガールに選ばれ、東京(全国)に活動を広げた。
本人あの頃は、世間一般が言う美しさの標準に自分を合わせようと必死でした。 出典
映画『愛と平成の色男』で女優デビュー
7月8日公開の松竹映画で坂木恵子を演じ、女優としてデビューする。12月16日公開の『ゴジラvsビオランテ』にはスーパーX2のオペレーター役で出演。無名時代のこの現場では美貌がスタッフの間で噂になっていたといい、主演の三田村邦彦らは、当時からオーラを放っていたと証言している。
真知子から愛人役へ、そして『血と骨』
平成3〜
連続テレビ小説『君の名は』でヒロインの氏家真知子を演じる
連続テレビ小説の30周年記念作品で、4月1日から翌1992年4月4日まで全312回、1983年度の『おしん』以来となる1年間にわたって放送された。千葉県野田市に1億円をかけて数寄屋橋のオープンセットを造るなど、異例の予算が組まれた作品で、主演の氏家真知子を務める。この作品で全国的な知名度を得て、以後は映画とテレビの両方で活躍していく。
映画『119』で日本アカデミー賞の優秀助演女優賞
11月5日公開の松竹映画で日比野ももこを演じた。第18回日本アカデミー賞(1995年)の優秀助演女優賞、第9回高崎映画祭の最優秀助演女優賞などを受けている。
『39 刑法第三十九条』で主演、主演女優賞を相次いで受ける
5月1日公開の松竹映画で主演し、小川香深を演じた。この作品で第42回ブルーリボン賞と第73回キネマ旬報ベスト・テンの主演女優賞を受け、翌2000年の第23回日本アカデミー賞では優秀主演女優賞に選ばれている。
『竜馬の妻とその夫と愛人』でおりょうを演じる
9月14日公開の東宝映画でおりょうを演じ、第15回日刊スポーツ映画大賞の主演女優賞、翌2003年の第26回日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を受けた。翌月公開の『木曜組曲』では主演している。
連続ドラマの主演と、故郷を描く映画
平成17〜
『華麗なる一族』で高須相子を演じる
1月14日からTBSで放送された連続ドラマで高須相子を演じ、木村拓哉とは敵対する役柄で共演した。第52回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演女優賞を受けている。
映画『沈まぬ太陽』で日本アカデミー賞の優秀助演女優賞
10月24日公開の東宝映画で恩地りつ子を演じ、翌2010年の第33回日本アカデミー賞で優秀助演女優賞を受けた。
『夜行観覧車』で主演
1月18日からTBSで放送された連続ドラマで主演し、遠藤真弓を演じた。第76回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の主演女優賞を受けている。
女優生活25年、初の一人舞台と初のエッセイ
女優生活25年を迎えたこの年、11月公開の『清須会議』でお市を演じた。12月には三谷幸喜演出、ジャン・コクトー作の『声』で初の一人舞台に取り組む。12月13日には講談社から初のエッセイ集『丁寧に暮らすために。 my favorites A to Z』を出した。手料理や手土産、行きつけの店、ひそかに集めるコレクションまで、自分にとっての「好き」を集めた一冊である。
宮城を舞台にした『救いたい』で主演
11月22日公開の映画で、麻酔科医の川島隆子を演じた。東日本大震災からの復興に向けて生きる人々を描いた作品で、被災地でロケを行い、第27回東京国際映画祭の特別招待作品にもなった。第69回毎日映画コンクールでは田中絹代賞を受けている。
本人宮城県出身だからこそお声をかけてくださったのかもしれない。だからこそ、中途半端にはできない。恐怖心もありましたが、やっぱりやりたいと思いました 出典
連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインの姑を演じる
葵わかな演じるヒロイン・藤岡てんの姑で、松坂桃李演じる北村藤吉の母、北村啄子を演じた。1991年度の『君の名は』の当時、スタッフからは「真知子もはようまなって、ヒロインのお母さん役になって帰ってきてや」と言われていたという。
本人これから船場の姑役といえば鈴木京香といってもらえるようにしっかり頑張りたい 出典
『未解決の女 警視庁文書捜査官』で鳴海理沙を演じる
4月19日からテレビ朝日で放送され、地下の文書解読係にこもって「倉庫番の魔女」と揶揄される刑事・鳴海理沙を演じる。波瑠演じる矢代朋とバディを組み、文字を手がかりに未解決事件を追う役どころだった。最初のシリーズは高視聴率を記録し、2019年4月にスペシャル、2020年にSeason2が放送された。
早見倫子、休養、そして再び主演
令和元〜
芸能生活30周年の記念にシングル『dress-ing』を発売
歌がいちばん苦手で、長年何度もオファーを断ってきた。デビュー30年の記念にファンへのお礼として何をしたら喜ばれるかを、舞台で共演していた藤井隆に相談し、「CDを出すのが一番いいですよ」と言われて挑戦を決める。2月27日、藤井隆のプロデュースで初のシングルを出し、収録曲の作詞にも初めて挑んだ。
日曜劇場『グランメゾン東京』で早見倫子を演じる
10月20日からTBSの日曜劇場で放送され、星をとれずに悩む料理人・早見倫子を演じた。食べただけで素材と調理法がわかる「絶対味覚」の持ち主という役で、どん底に落ちた主人公・尾花夏樹(木村拓哉)と出会い、三つ星を目指す。木村拓哉とは『華麗なる一族』以来、12年ぶりの共演だった。好評を呼んだこのドラマは、のちに映画化されている。
本人料理人という職業的な役作りよりも、いつものように「どういう性格か」とか、「個性をどう表現しよう」と考えるようになりました。 出典
連続テレビ小説『おかえりモネ』でヒロインの母を演じる
故郷の宮城県(気仙沼市・登米市)を舞台にした作品で、主人公・永浦百音の母、永浦亜哉子を演じた。百音の父・永浦耕治は内野聖陽が演じている。
本人『君の名は』から何年になるのでしょうか。ヒロインの母親役として連続テレビ小説に出演させていただけるのは本当にうれしく、感謝の思いでいっぱいです。 出典
ヴィラ・クゥクゥの保存改修で日本建築学会文化賞
取り壊しの危機にあった、ル・コルビュジエに師事した建築家・吉阪隆正の代表作の一つ、東京・渋谷区のヴィラ・クゥクゥ(1957年完成)を個人で購入。保存再生と一般公開を視野に入れた改修が評価され、4月に日本建築学会文化賞に選ばれた。改修は新素材研究所の杉本博司・榊田倫之と協働し、本人は管理人として維持管理している。
体調不良で主演予定のドラマを降板
7月期のフジテレビ木曜劇場『この素晴らしき世界』で、主婦と大物女優の一人二役を演じる予定だったが、5月11日に体調不良による降板が発表された。共演者との顔合わせを済ませ、撮影にも1日参加した後のことだった。本人は公式サイトで「病気治療でお休みをいただくことになりました」とコメントし、代役は若村麻由美が務めた。
本人これからはもう、無理をしたり、我慢したりすることはやめようと思ったんです。 出典
スペシャルドラマと映画『グランメゾン・パリ』で再び早見倫子に
降板後は完全に休養し、2024年はゆっくりと仕事に戻っていく年になった。12月29日にTBSでスペシャルドラマ『グランメゾン東京』が放送され、翌30日には映画『グランメゾン・パリ』が公開されて、再び早見倫子を演じる。映画では海外ロケにも参加した。
本人私は、自分が俳優という仕事に就けていることに、すごく感謝しています。俳優をしていなかったらどうなっていたのか、想像ができないくらい、仕事に敬意をもっています。 出典
映画『栄光のバックホーム』で横田慎太郎の母・まなみを演じる
11月28日公開の映画で、2023年に脳腫瘍のため28歳で亡くなった元阪神の外野手・横田慎太郎の母、まなみを演じた。慎太郎役の新人・松谷鷹也とのダブル主演である。この年は4月から、テレビ朝日の『PJ 〜航空救難団〜』で内野聖陽演じる主人公の元妻・乃木真子も演じた。
映画『キリコのタクト〜YELL〜』で主演
10月2日公開。いきものがかりの『YELL』から着想を得た作品で、全国合唱コンクールで数々の賞を受け「優勝請負人」とまで呼ばれた伝説の音楽教師・原田貴理子を演じる。神奈川県厚木市でのオールロケで撮影された。関西弁を話す役で、劇中のピアノは撮影の10か月前、指揮は5か月前ほどから練習を始めた。指揮は初めての挑戦だった。
本人キリコは、私の憧れのキャラクターなんです 出典
『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』と2027年の大河ドラマに出演
4月16日からは6年ぶりとなる『未解決の女 警視庁文書捜査官』Season3で、波瑠に代わって主演を務め、年下の上司役の黒島結菜と新たにバディを組んだ。12月25日公開の『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』では、探偵がかつて愛し、25年前に姿を消した女性・純子を演じる。シリーズ第4弾で、プロデューサーの須藤泰司は「今回は、京香さんありきの原作選択でした」と話している。2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』では、松坂桃李演じる主人公・小栗忠順の母、くにを演じる。松坂とは『わろてんか』以来の親子役となる。