目次
歯科医を夢見た少女、東宝シンデレラへ
平成12〜
石川県に生まれる
「みなみ」の名は、漫画『タッチ』のヒロイン・浅倉南に由来する。父が付けたこの名前は、芸名にもそのまま使っている。中学時代は吹奏楽部でフルートを担当していた。
第7回東宝シンデレラオーディションでニュージェネレーション賞
家族全員が長澤まさみのファンで、長澤を輩出したオーディションだったことから、地元紙で募集を知って応募した。当時の夢は歯科医だった。前年に5年ぶりに復活した第7回は応募総数4万4120通で、1月に受賞者が決まり、上白石萌歌がグランプリ、上白石萌音が審査員特別賞に選ばれた。浜辺はこの回に新設されたニュージェネレーション賞を10歳で受け、東宝芸能に所属した。6月からはハウス食品のカレーのCMに出演し、相葉雅紀とカレーライスを食べる子どもの一人を演じている。
本人母親の勧めで応募したけど、タイミングを逃していたら応募していないし、入ろうという気もなかった。今は入って良かったと思える 出典
ショートムービー『アリと恋文』で主演デビュー
第7回の受賞者のうち4人がそれぞれ主演する三木孝浩監督のショートムービー集『空色物語』の一編で、11月29日の完成披露試写会で、4人そろって初めて観客の前で舞台挨拶に立った。
子役として映画・連続ドラマに出演
2月公開の映画『逆転裁判』で綾里千尋の幼少期を演じ、7月からはTBSの連続ドラマ『浪花少年探偵団』に朝倉奈々役で出演した。
めんまで注目され、桜良で新人賞へ
平成27〜
連続テレビ小説『まれ』に3話出演
4月1日公開の映画『エイプリルフールズ』に江藤理香役で出演した後、NHK連続テレビ小説『まれ』の第19話から第21話に桶作麻美役で登場した。5月25日には初の写真集『瞬間』を発売している。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でめんまを演じる
人気アニメを実写化したフジテレビのスペシャルドラマで、主人公の宿海仁太(村上虹郎)にだけ見える幽霊の少女・本間芽衣子(めんま)を演じる。アニメと同じ白いワンピースを着た長髪の少女の姿で、アニメファンの間でも話題になった。10月からは『無痛〜診える眼〜』に南サトミ役で出演し、この演技で第2回コンフィデンスアワード・ドラマ賞の新人賞を受けている。
『咲-Saki-』で連続ドラマ初主演
小林立の麻雀漫画を実写化したMBSの深夜ドラマで、麻雀部の女子高生・宮永咲を演じる。普段は弱気で消極的だが麻雀の才能を持つ少女という役どころ。2017年2月には劇場版が公開され、本人は「演技が楽しいとはっきり感じた」作品として挙げている。
映画『君の膵臓をたべたい』で山内桜良を演じる
住野よるのベストセラー小説の実写映画で、北村匠海とダブル主演。膵臓の病気で余命宣告されながらも、周囲に悟られまいと笑顔を浮かべ続ける高校生・桜良を演じた。興行収入は11月27日までに34.8億円を突破した。11月28日には報知映画賞の新人賞を受け、12月には9月30日公開の『亜人』と合わせて日刊スポーツ映画大賞の新人賞を受けた。日刊スポーツの新人賞は、事務所の先輩の長澤まさみも2004年に受けている。翌2018年1月には日本アカデミー賞の新人俳優賞にも選ばれた。
本人桜良は大切な役で、自分を大きく変えてくれた。この役を超えられるようにやっていきたい 出典
ドラマ『賭ケグルイ』で蛇喰夢子を演じる
河本ほむら原作の漫画を連続ドラマ化したMBSの作品で、ギャンブルで生徒の階級が決まる学園に現れる転校生・蛇喰夢子を演じる。極限状態に追い込まれると恍惚とした表情を浮かべるギャンブル狂の役で、2019年5月に主演の劇場版が公開され、2021年には配信ドラマ『賭ケグルイ双』も作られた。この作品で主演してからは、他の現場でも「明るくなった」と言われるようになったという。
映画『センセイ君主』でヒロイン
この年は4月に映画『となりの怪物くん』(大島千づる役)が公開され、日本テレビの連続ドラマ『崖っぷちホテル!』にも鳳来ハル役で出演している。8月1日公開の映画『センセイ君主』では、ヒロインの佐丸あゆはを演じた。
堀越高等学校を卒業、女優業に専念
前年10月からはニッポン放送で初のレギュラー番組『浜辺美波 真夜中のシンデレラ』のパーソナリティを務め、12月には、高校卒業後は大学に進学せず女優業に専念する意向を表明していた。2月に堀越高等学校を卒業した。
本人私にとって女優は人生をかけるに値する職業だと思っているので、ずっと続けていきたい。新しい世界に飛び込む怖さや不安に関しては、2016年に上京したときのほうが強かった 出典
『アルキメデスの大戦』『HELLO WORLD』『屍人荘の殺人』でヒロイン
7月26日公開の山崎貴監督『アルキメデスの大戦』で財閥の令嬢・尾崎鏡子役。9月20日公開の劇場アニメ『HELLO WORLD』ではヒロインの一行瑠璃の声を担当し、12月13日公開の『屍人荘の殺人』ではヒロインの剣崎比留子を演じている。
連続ドラマと映画で主演を重ねる
令和2〜
『アリバイ崩し承ります』で主演
テレビ朝日の連続ドラマで、亡き祖父の特技だったアリバイ崩しを受け継ぐ20歳の時計店店主・美谷時乃を演じる。2024年4月にはスペシャルドラマも放送されている。
『私たちはどうかしている』と『思い、思われ、ふり、ふられ』で主演
8月12日に始まった日本テレビの連続ドラマ『私たちはどうかしている』で横浜流星とダブル主演し、花岡七桜を演じた。2日後の14日には主演映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(山本朱里役)が公開され、ドラマの放送中だった8月29日に20歳になった。10月からはNHKの『タリオ 復讐代行の2人』で白沢真実を演じ、12月18日公開の映画『約束のネバーランド』では主人公のエマを演じた。
エランドール賞の新人賞を受ける
第45回エランドール賞の新人賞を、伊藤沙莉、上白石萌音、森七菜らとともに受けた。対象作は『思い、思われ、ふり、ふられ』『アリバイ崩し承ります』『タリオ 復讐代行の2人』。10月27日には、20歳の節目の年を記念した写真集『20』を発売した。
『ドクターホワイト』で雪村白夜を演じる
関西テレビ・フジテレビの連続ドラマで主演し、雪村白夜を演じる。4月1日には、出演した映画『やがて海へと届く』が公開され、卯木すみれを演じている。
朝ドラの寿恵子、そして初めての紅白
令和5〜
『シン・仮面ライダー』で緑川ルリ子を演じる
1月27日公開の劇場アニメ『金の国 水の国』で主人公サーラの声を担当した後、3月18日公開の映画『シン・仮面ライダー』でヒロインの緑川ルリ子を演じた。同じ日に放送されたテレビアニメ『クレヨンしんちゃん』にも、ルリ子役でゲスト出演している。
連続テレビ小説『らんまん』でヒロイン・寿恵子を演じる
前年5月10日、NHKは2023年前期の連続テレビ小説『らんまん』のヒロインに浜辺を起用すると発表した。植物学者・牧野富太郎をモデルにした物語で、主人公・槙野万太郎(神木隆之介)の妻となる寿恵子を演じ、4月19日の回から9月29日の最終回まで出演した。朝ドラへの出演は『まれ』以来8年ぶり2度目。翌2024年3月には、この役で橋田賞の新人賞を受け、「明治の女性を青年期から壮年期まで見事に演じきった」と評された。
本人寿恵子は家庭を支えなくてはいけない、少女のままではいられないなという強さが出始める頃なんじゃないかと思います 出典
映画『ゴジラ-1.0』で大石典子を演じる
山崎貴監督のゴジラ70周年記念作品で、ヒロインの大石典子を演じる。主人公の敷島浩一を演じたのは『らんまん』で夫婦役だった神木隆之介。作品は興行収入76.5億円を突破し、第96回アカデミー賞では、アジア映画として初めて視覚効果賞を受けた。
『第74回NHK紅白歌合戦』の司会を務める
有吉弘行、橋本環奈、NHKの高瀬耕造アナウンサーとともに、大みそかの紅白歌合戦の司会を務めた。紅白への出演自体も、これが初めてだった。
ブルーリボン賞の助演女優賞、日本アカデミー賞の優秀主演・優秀助演女優賞
1月24日に発表された第66回ブルーリボン賞で、『ゴジラ-1.0』『シン・仮面ライダー』により助演女優賞を受けた。主演男優賞は神木隆之介だった。翌25日には第47回日本アカデミー賞の優秀賞が発表され、『ゴジラ-1.0』で優秀主演女優賞、『シン・仮面ライダー』で優秀助演女優賞に選ばれた。
『もしも徳川家康が総理大臣になったら』『六人の嘘つきな大学生』で主演
7月26日公開の映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』で西村理沙を演じ、11月22日公開の『六人の嘘つきな大学生』では嶌衣織を演じて、どちらも主演した。『六人の嘘つきな大学生』では、同郷で同じ事務所の西垣匠と初めて共演している。
ふるさと石川を訪ね、大河で寧々を演じる
令和7〜
『24時間テレビ48』のチャリティーパートナーを務める
日本テレビ『24時間テレビ48』で、チャリティーパートナーの一人を務めた。放送に先立ち、地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市を訪れ、宝立小中学校の子どもたちや、キリコ祭りの復活に取り組む人々の話を聞いている。10月からはフジテレビの連続ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』に江頭樹里役で出演した。
大河ドラマ『豊臣兄弟!』で寧々を演じる、大河初出演
豊臣秀吉の弟・秀長(仲野太賀)の生涯を描くNHK大河ドラマで、池松壮亮が演じる兄・藤吉郎(のちの秀吉)の正室となる寧々を演じる。1月4日に放送が始まった。
本人今作の寧々はとても気が強い女性。負けん気からくる芯の強さは彼女の魅力なので、演じる上でも意識しているところです 出典
映画『ほどなく、お別れです』で目黒蓮とダブル主演
長月天音の小説の映画化で、就職活動全敗の末に葬儀会社にインターンとして入社した新人葬祭プランナー・清水美空を演じる。目黒蓮とは初共演。監督の三木孝浩は、デビュー作『アリと恋文』を収めた『空色物語』の監督でもある。公開から2週連続で週末の動員ランキング1位となり、2週目の週末までに累計の興行収入は15億円を超えた。
本人私は、“死”というものに演技でしかしっかりと向き合ったことがなく、最初にオファーをいただいた際は演じられるか少し不安でしたが、三木監督には事前に『ご遺族や故人様に向き合ったときの気持ちを大事にしてほしい』というお手紙をいただいたため、あえて意識はせず、自分の感情を大切に演じました。 出典
『ゴジラ-0.0』で典子役を続投
現地時間4月14日、米ラスベガスのCinemaCon 2026で山崎貴監督が続編の新情報を発表し、神木隆之介とともに前作と同じ役で出演することが明かされた。舞台は前作から2年後の1949年で、典子は神木が演じる敷島浩一と夫婦になっている。11月3日に公開され、初日の興行収入9.1億円は、日本で公開された実写映画の初日として歴代1位だった(興行通信社調べ)。