目次
劇団東俳の子役として
昭和62〜
劇団東俳から子役デビュー、『真夏の刑事』
4歳のとき、母の薦めで劇団東俳に入る。5歳から子役として活動を始め、デビュー作はテレビ朝日の『真夏の刑事』。パトカーにはねられて死んでしまう子どもの役だった。神奈川の自宅から東京の仕事へは、母と電車を乗り継いで片道1時間半ほどかけて通っていたと後に振り返っている。
本人まだ、小さかったので緊張するというよりは、よく分かっていなかったと思います(笑)。 出典
『藏』で松たか子の幼少時代を演じる
NHKのドラマ『藏』で、松たか子が演じた田乃内烈の幼少時代を担当。1997年から1999年には「三井のリハウス」のCMで、リハウスガールの池脇千鶴の妹役を務めた。
昼ドラ『キッズ・ウォー』で今井茜役
CBC制作の昼ドラ『キッズ・ウォー 〜ざけんなよ〜』が8月2日に始まり、正義感の強い少女・今井茜を演じて注目を集める。シリーズは2003年まで続き、回を重ねるうちに子役の井上が事実上の主演になっていった。中学生のころ、受験で休んでテレビに出なくなった時期には、ネットで死亡説が流れたこともあったという。
大学進学に向けて芸能活動を一時休止
大学進学に向け、学業に専念するため芸能活動をいったん休む。大学を目指したのは、子役時代に共演した檀ふみに「学業は芝居の邪魔にならない」と言われたことがきっかけだった。同じ年、たむらプロからセブンス・アヴェニューへ移った。
牧野つくしと大学の4年間
平成17〜
— 『花より男子』で連続ドラマ初主演、牧野つくし役
芸能活動を再開したこの年、TBSの『花より男子』で連続ドラマに初めて主演し、主人公・牧野つくしを演じる。秋から放送予定だった別の企画が頓挫し、8月に急いで制作が決まった穴埋めの企画で、「視聴率は5%行けばいい」というところからの出発だった。それでも同年秋クールでいちばんのヒットとなり、平均視聴率は19.8%。続編を望む声に応えて2007年に『花より男子2』が作られ、2008年には映画化された。
映画『花より男子F』で映画初主演
ドラマシリーズの完結編として、映画『花より男子F』が6月28日に公開され、牧野つくしを3作続けて演じた。映画には2006年の『チェケラッチョ!!』で初めて出演しており、主演はこれが初。興行収入は77.5億円に達した。
本人つくしを通してわたし自身成長した部分もあるので、一生忘れられない思い出深い役柄になりました。 出典
明治大学文学部を卒業
明治大学文学部の演劇学専攻を、留年せず4年間で卒業した。撮影の合間に授業へ出て、空き時間にレポートを書く日々だった。
本人今まで子どもの頃から演技をしてきて、実践のなかだけで学んできたので、知識をつけるという意味でちゃんと演劇理論も学んでみたいなと思って選びました。 出典
朝ドラ『おひさま』のヒロインに決まる
NHKが8月11日、翌年春の連続テレビ小説『おひさま』のヒロインに起用すると発表。制作統括は、オーディションによらない方法を選んだと説明した。前年の主演映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』で「制服は今回が最後」と宣言していたが、朝ドラで再び制服を着ることになった。
『おひさま』から大河の主演へ
平成23〜
朝ドラ『おひさま』でヒロイン、年末に紅白の紅組司会
4月4日に『おひさま』の放送が始まり、須藤陽子を16歳から30代まで演じる。劇中で陽子が書く文字や手紙は、すべて本人の直筆だった。半年の放送を終えたこの年の大みそかには、第62回NHK紅白歌合戦で紅組の司会を務めた。
— 映画『八日目の蝉』で主演
成島出監督の映画『八日目の蝉』が4月29日に公開され、主人公の秋山恵理菜を演じる。撮影は瀬戸内の小豆島で行われた。2月公開の『太平洋の奇跡』とあわせて、この年度のTAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受け、『八日目の蝉』では山路ふみ子映画賞の新人女優賞も得た。作品は翌年の日本アカデミー賞で、作品賞・監督賞を含む最優秀賞10部門を受けている。
『八日目の蝉』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞
3月2日の第35回日本アカデミー賞授賞式で、最優秀主演女優賞を受ける。涙を見せながら壇上に立ち、作品賞で再び登壇した際には「何度、監督から逃げたいと思ったことか。逃げなくてよかったです」と笑わせた。
本人私には最優秀賞なんて早すぎると思っていましたが、今はうれしく誇りに思っています。 出典
『トッカン』と映画『綱引いちゃった!』で主演
7月から日本テレビの『トッカン 特別国税徴収官』で主演。11月公開の映画『綱引いちゃった!』では大分市役所の職員・西川千晶を演じた。プロデューサーが『太平洋の奇跡』の撮影現場で演技に引き込まれ、出演を依頼した作品だった。公開に先立つ9月には、大分市の観光特使に就いている。
野田秀樹の『MIWA』に出演、『永遠の0』にも
野田秀樹作・演出のNODA・MAP『MIWA』にマリア役で出演し、10月から12月まで舞台に立つ。12月21日公開の山崎貴監督の映画『永遠の0』では、松乃役を演じた。
映画『白ゆき姫殺人事件』に主演
湊かなえ原作、中村義洋監督の映画で、同僚殺害の疑いをかけられ、ネットやマスコミの報道に追い詰められていく会社員・城野美姫を演じる。この役で、翌年の第38回日本アカデミー賞の優秀主演女優賞に選ばれた。7月公開の劇場版アニメ『それいけ!アンパンマン』では、初めて声優を務めている。
大河ドラマ『花燃ゆ』で主演
2013年12月の制作発表で主演に決まり、1月4日に放送が始まる。吉田松陰の妹・文の生涯を描く物語で、大河ドラマでの主演は初めて。収録は1年2か月に及び、最後の取材会では「こんなに成長できた作品はないです」と締めくくった。
本人主演として、自分ができることが何かなと毎日のように考えていました。でも、私にできることは誰に何も言われても堂々と立っていること。 出典
移籍して、親子を演じる
平成28〜
『ルドルフとイッパイアッテナ』で声の主演、アン・ヌフへ移籍
8月6日公開のアニメ映画『ルドルフとイッパイアッテナ』で、主人公の黒猫ルドルフの声を担当。8月末にセブンス・アヴェニューとの契約を満了し、12月、岸部一徳の事務所アン・ヌフへの所属が報じられた。岸部とは共演歴はないが以前から顔見知りで、誕生日はともに1月9日。
『明日の約束』で主演、スクールカウンセラー役
関西テレビ制作の『明日の約束』で、『花燃ゆ』以来2年ぶりに連続ドラマで主演。移籍後初の出演作で、主題歌は活動を再開した東方神起の「Reboot」だった。演じた藍沢日向は、癇癪を起こす“毒親”の母に育てられた高校のスクールカウンセラー。
本人嬉しい気持ちと同時に、繊細で難しいテーマを扱うことへの責任を感じました 出典
『少年寅次郎』で寅次郎の母・光子を演じる
『男はつらいよ』の山田洋次監督の小説を原作に、岡田恵和が脚本を手がけたNHK土曜ドラマ『少年寅次郎』が10月19日に始まる。寅さんの少年時代を描く物語で、主演として寅次郎の母・車光子を演じた。12月には周防正行監督の映画『カツベン!』も公開されている。
映画『大コメ騒動』で主演
約100年前に富山で起きた「米騒動」の史実をもとに、そこで動いた女性たちを描く映画で、主人公の松浦いとを演じる。本木克英監督とは2007年の『ゲゲゲの鬼太郎』以来2度目の顔合わせ。10月からは日本テレビの『二月の勝者』に佐倉麻衣役で出演した。
映画『わたしのお母さん』で主演、デビュー30年
杉田真一監督の映画で、母との関係に苦しむ娘・夕子を演じる。母役は石田えり。監督は起用の決め手を、井上の「佇まいの説得力」と語った。この年でデビュー30年。インタビューでは、朝ドラや大河のように長い作品で役をやり切った後は燃え尽きてしまうことがあったと明かしている。
本人でも、30代になって本当は器用じゃなかった、「じゃあ、次」と切り替えるのが上手じゃないことに気がつきました。 出典
『100万回 言えばよかった』で主演
安達奈緒子脚本のTBS金曜ドラマで、運命の相手と思った恋人を突然失い、その死を受け入れられない相馬悠依を演じる。共演は佐藤健と松山ケンイチ。TBSの連続ドラマでの主演は、2007年の『花より男子2』以来16年ぶりだった。
映画『サンセット・サンライズ』に出演
菅田将暉主演の映画で、東日本大震災で被害を受けた南三陸の町に暮らす関野百香を演じる。9月にはフジテレビ『ザ・ノンフィクション』でナレーションを務めた。
『再会~Silent Truth~』でヒロイン
竹内涼真主演のテレビ朝日の連続ドラマで、美容室を営みながら一人息子を育てる岩本万季子を演じる。連続ドラマへの出演は約3年ぶり、テレビ朝日のドラマは2010年の『樅ノ木は残った』以来16年ぶり。竹内とは初共演だった。TELASAではスピンオフの配信ドラマ『再会〜Another Truth〜』が2月10日に前編、3月10日に後編と公開され、井上は後編に出演した。本編は3月17日に最終回を迎えた。
本人彼女のことを理解するには少し時間がかかりました 出典
現在:アン・ヌフに所属し、ドラマや映画に出演
岸部一徳の事務所アン・ヌフに所属して活動を続ける。SNSは一切開設しておらず、テレビ番組では「隠してる方が楽しいじゃないですか」と理由を話した。