結成と「夜に駆ける」
令和元〜
— Ayaseとikuraが「YOASOBI」を結成
ソニーミュージックの小説投稿サイト「monogatary.com」の企画として、入選作を楽曲化するためにコンポーザーのAyaseが起用される。ボーカルには、SNSにアップした歌唱動画をAyaseがきっかけにしてシンガーソングライターのikura(幾田りら)が選ばれた。10月にティザー映像で活動を始動し、「小説を音楽にするユニット」をコンセプトに掲げる2人組として歩み出したこの結成が、直後にリリースするデビュー曲「夜に駆ける」の大ヒット、そして「アイドル」による世界的成功へとつながっていく出発点となった。
デビュー曲「夜に駆ける」を配信リリース
星野舞夜の小説『タナトスの誘惑』を原作とするデビュー曲「夜に駆ける」を配信限定でリリース。疾走感のあるサウンドと物語性のある歌詞、ikuraの伸びやかな歌声が組み合わさった楽曲は、配信開始当初こそ大きな話題にはならなかったが、のちに世代を超えて親しまれる代表曲となっていく。
— 「夜に駆ける」がストリーミングで爆発的ヒット
コロナ禍の2020年、「夜に駆ける」がSNSやストリーミングサービスを中心に急速に拡散。6月1日付のBillboard JAPAN Hot 100で初の首位に立ち、同年の年間首位も獲得した。CD(フィジカル)を出していない楽曲が年間1位を獲るのは史上初。ストリーミング再生でのダイヤモンド認定など数々の記録を打ち立て、YOASOBIの名を一気に全国区へと押し上げた。
「あの夢をなぞって」「ハルジオン」「群青」などを次々発表
「あの夢をなぞって」(1月)、サントリーのプロジェクト楽曲「ハルジオン」(5月)、「たぶん」「群青」「ハルカ」など、原作小説と結びついた楽曲を立て続けに配信。いずれもタイアップや企業コラボとともに広がり、コンセプトを保ったまま楽曲の幅を広げていった。
第71回NHK紅白歌合戦に初出場
デビューから1年余りで第71回NHK紅白歌合戦への初出場を果たし、「夜に駆ける」を披露。配信中心のブレイクを経て紅白に初出場した先駆けの一組として、お茶の間にもその名を広く届けた。
1st EP『THE BOOK』とアニメ『BEASTARS』主題歌「怪物」
これまでの楽曲をまとめた1st EP『THE BOOK』を、本を模したバインダー仕様でリリース。同時にTVアニメ『BEASTARS』第2期オープニング「怪物」を発表し、人気アニメのタイアップでもその実力を示した。英語詞版のリリースなど、活動の幅も広げていった。
タイアップ快進撃と「アイドル」
令和4〜
『はじめての』企画やアニメ主題歌を展開
直木賞作家4人の書き下ろし小説をもとにした『はじめての』企画で「Mr.」「好きだ」などを発表。10月にはTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニング「祝福」を手がけ、幅広い層へと楽曲を届けていった。
— 「アイドル」が国内外で社会現象的ヒット
赤坂アカの書き下ろし小説を原作とする、TVアニメ『【推しの子】』オープニング「アイドル」をリリース。Billboard JAPAN Hot 100史上最長となる通算22週首位を記録し、米Billboard Global Excl. U.S.では日本語楽曲として史上初の首位、Global 200でも日本アーティスト歴代最高の7位に到達するなど、世界規模のヒットとなった。
「勇者」など話題曲を重ね、初のアリーナツアー
TVアニメ『葬送のフリーレン』オープニング「勇者」もヒットさせ、タイアップ曲を次々と当て続けた。初のアリーナツアー「電光石火」を開催し、11月にはColdplayの東京公演でオープニングアクトを務めるなど、ライブ規模も大きく広げた。
世界へ
令和6〜
— コーチェラ出演、ホワイトハウスにも招待
アメリカの大型音楽フェス「コーチェラ」に出演し、世界の観客の前でパフォーマンスを披露。同月には、来日した岸田首相を歓迎するバイデン大統領主催のホワイトハウス国賓晩餐会にも招かれるなど、音楽の枠を超えて日本を代表する存在として海外でも注目を集めた。
結成5周年、初のドームライブを開催
『物語』シリーズの「UNDEAD」、パリ五輪などNHKスポーツテーマ「舞台に立って」を発表。9月には、ソニー・ミュージックエンタテインメント内に新設されたマネジメント&レーベル「Echoes」へ移籍。結成5周年を記念した展示やブックの刊行に加え、10〜11月には初のドームライブ「超現実」を開催し、約17万人を動員した。
ヨーロッパ公演と全国ホールツアー
PlayStation30周年記念曲「PLAYERS」、TVアニメ『ウィッチウォッチ』主題歌「Watch me!」などを発表。スペインのプリマヴェーラ・サウンド出演やロンドン・ウェンブリー・アリーナでの単独公演など海外でも活動し、帰国後は地方の小都市を巡る全国ホールツアー「ワンダラ」を展開。11月30日の沖縄公演でホールツアーの千秋楽を迎え、そのステージ上で日本人アーティスト初となるアジア10都市ドーム&スタジアムツアー「YOASOBI ASIA 10-CITY DOME & STADIUM TOUR 2026-2027」の開催を発表した。
ドーム・スタジアムへ
令和8〜
「アドレナ」「BABY」を配信
TVアニメ『花ざかりの君たちへ』のオープニング・エンディングテーマとして、「アドレナ」と「BABY」をリリース。「BABY」は1月11日に配信リリースされた。3月4日には両A面のCDシングル『アドレナ/BABY』を発売した。
4th EP『THE BOOK for,』をリリース
「オリオン」などを含む4th EP『THE BOOK for,』をリリース。同日、アジア10都市ドーム&スタジアムツアー「YOASOBI ASIA 10-CITY DOME & STADIUM TOUR 2026-2027」国内公演のチケット・オフィシャル先行受付もスタートした。
米「ロラパルーザ」のメインステージに初出演
アメリカ・シカゴのグラント・パークで開催された音楽フェス「ロラパルーザ2026」に出演。2024年の初出演時は小規模な「BACARDIステージ」だったが、今回は同フェスのメインステージである「Bud Lightステージ」に初めて登場し、「アイドル」でセットを開幕させた。
NHK連続テレビ小説『ブラッサム』の主題歌「咲き誇れ」
連続テレビ小説『ブラッサム』の主題歌として、書き下ろした「咲き誇れ」が9月28日の初回放送でオンエアされた。ドラマは作家・宇野千代をモデルにした物語。「咲き誇れ」の原作小説は綿矢りさによる「桜(はな)の命は不滅なり」で、同日に公開された。
アジア10都市ドーム&スタジアムツアー「超惑星」の開幕を控える
10月24日の京セラドーム大阪公演を皮切りに、国内5都市とアジア5都市を巡る「YOASOBI ASIA 10-CITY DOME & STADIUM TOUR 2026-2027 “超惑星”」を開催する。2027年2月20日には日本人アーティストとして初めてシンガポール・ナショナルスタジアムでの単独公演も予定している。