目次
仙台の卓球場で
平成20〜
宮城県仙台市に生まれる
宮城県仙台市に生まれる。両親はともに中国・四川省出身の卓球選手。母・張凌は1995年の世界選手権天津大会に出た元代表選手、父・張本宇は男子ジュニア日本代表のコーチで、1998年から仙台ジュニアクラブのコーチを務めていた。
2歳で卓球を始める
父と母が指導する仙台ジュニアクラブで、2歳から卓球を始める。父によれば、5つ年上の兄・智和とともに赤ちゃんの時から練習場に連れて行かれていた。家の方針は「1に健康、2に勉強、3に卓球」。小学生の頃から同年代のトップとして全国大会で優勝を重ねていく。
10歳で中国ジュニアオープンU13優勝、Tリーグの木下アビエル神奈川へ
仙台ジュニアクラブでプレーしながら、中国ジュニアオープンで10歳にしてU13女子シングルスを制す。同じ年に台北ゴールデンジュニアオープンのU18でベスト8に入り、日本の卓球界からも注目されるようになった。この年からTリーグの木下アビエル神奈川に在籍。全日本選手権ではカブの部を制し、翌2019年はホープスの部で優勝した。
仙台を離れ、世界ユース4冠
令和3〜
中学進学と同時に木下卓球アカデミーへ、全中を1年生で制す
中学進学と同時に地元の仙台を離れ、兄が所属する木下グループのジュニア育成部門、木下卓球アカデミー(川崎市)に入る。この年の全国中学校卓球大会では、女子シングルスを1年生として初めて制した。
世界ユース選手権U15で4冠
12月2日から8日までポルトガルで開かれた世界ユース選手権で、13歳にしてU15の部の4冠王になる。女子ジュニアナショナルチームの渡邊隆司監督は、強みとして「意志の強さ、意識の高さは抜群に良いです」と挙げ、世界チャンピオンになりたいという思いは兄に似ていると話した。
WTTコンテンダー チュニスで兄・智和との混合ダブルスを制す
WTTコンテンダー チュニスで、兄・智和と組んだ混合ダブルスで優勝し、女子シングルスでも準優勝する。世界ユース選手権では、U19の女子ダブルスを木原美悠と制した。
全日本ジュニアで初優勝、全農CUPで早田ひなを破る
全日本選手権のジュニアの部で、中学1年での準優勝に続いて決勝に進み、初優勝する。一般の部では準々決勝で早田ひなに1-4で敗れた。杭州アジア大会は女子団体で銀、女子ダブルスで銅。11月の全農CUP大阪大会では、8連敗していた早田を決勝で破って初優勝し、翌月のWTT女子ファイナルズ名古屋では世界女王の孫穎莎とフルゲームを戦った。
16歳、パリの銀と中国撃破の50年ぶり
令和6〜
全日本選手権で初の決勝、早田ひなに敗れ準優勝
全日本選手権のジュニアの部で2連覇し、一般の女子シングルスでも初めて決勝へ進む。早田ひなに敗れて最年少優勝はならず、準優勝。
パリ五輪の団体要員に選ばれる
日本卓球協会が、パリ五輪の女子日本代表候補として、早田ひな、平野美宇とともに団体戦要員に選んだと発表する。同じ月に開幕した世界卓球(団体戦)では、早田・平野・伊藤美誠・木原美悠と並んで準優勝の日本チームに入った。
世界ランキング8位、初のトップ10入り
4月23日付の世界ランキングで8位に上がり、初めてトップ10に入る。この年のワールドカップは女子シングルスで3位、WTTチャンピオンズ モンペリエでは準優勝した。
パリ五輪の女子団体で銀メダル
7月27日から8月10日まで行われたパリ五輪の卓球競技に、女子団体の3人目のメンバーとして初出場し、日本の銀メダル獲得に貢献する。16歳。帰国後の会見では「オリンピックが終わっても卓球人生が終わるわけではなく、ここからスタート」と話した。
本人今回、初めてのオリンピックはすごく楽しかったです。準決勝、決勝と負けてしまい悔しい気持ちもありますが、自分の目標としていた「最後まで諦めずに戦う」ことはできたので、よかったです。 出典
tv-tokyo.co.jp×2
アジア選手権の団体決勝で中国から2勝、中国を破っての優勝は50年ぶり
カザフスタンで行われたアジア選手権の女子団体決勝で、第1試合に世界4位の王芸迪を3-2で、第4試合に世界1位の孫穎莎を3-2の逆転で破り、日本は中国に3-1で勝つ。中国を破っての金メダルは1974年横浜大会以来、50年ぶり。この大会はシングルスと女子ダブルスでも銀。
本人正直、50年ぶりということは知らなかったんですけど、自分がそのメンバーのなかに入ることができてすごく嬉しい気持ちです。 出典
WTTスターコンテンダー チェンナイで単複優勝
3月25日から30日にインドで開かれたWTTスターコンテンダー チェンナイで、女子シングルスと、木原美悠と組んだ女子ダブルスの2種目を制する。2024-2025シーズンのTリーグではシーズンMVPを受け、木下アビエル神奈川の優勝に貢献した。
世界卓球ドーハ大会の女子ダブルスで銅メダル
世界卓球ドーハ大会の女子ダブルスで、Tリーグ・木下アビエル神奈川のチームメート木原美悠と組み、準決勝で中国の王曼昱・蒯曼に0-3で敗れて銅メダルが決まる。ペアとして初めてのメダル。この年はほかに、WTTスターコンテンダーのロンドンとフォズ・ド・イグアスで女子シングルスを制した。
早田を越えて、史上初の4冠
令和8〜
— 全日本選手権で早田ひなを破り初優勝、史上初の4冠
東京体育館での全日本選手権で、ジュニアの部を4連覇したうえ、一般の女子シングルス決勝で早田ひなと当たる。2024年、2025年と決勝で敗れてきた相手だ。ゲームカウント3-2から第6ゲームで4つのチャンピオンシップポイントを握りながら6連続失点で落としたが、最終ゲームはロングサービスからのバックハンドで決めた。2月1日まで続いたダブルスの部では、混合を松島輝空と、女子を長﨑美柚と組んで制し、2週間で25試合を全勝。ジュニアを含めた4冠は全日本で初めて。
本人4冠ってすごいなって。ペアを組んだ松島選手、長崎選手には本当に感謝している 出典
WTTチャンピオンズ重慶で初優勝
WTTチャンピオンズ重慶の女子シングルス決勝で、世界5位の蒯曼(中国)をゲームカウント4-3で破り、チャンピオンズシリーズで初めて優勝する。当時の世界ランキングは8位。
世界卓球ロンドン大会の団体決勝で王曼昱に初勝利、銀メダル
世界卓球ロンドン大会(団体戦)の女子決勝で第1試合に出て、11連敗していた王曼昱を破る。日本は2-1とリードしたが、第4試合で張本が孫穎莎に0-3で敗れ、最後は2-3で逆転される。中国は7連覇、日本は6大会連続の2位。
本人もちろん、第1試合は勝ててすごく嬉しかったですし、いい感じに先制点を取れたので良かったなと思いますけど、やはり4番で負けてしまった試合の方が自分の中では強く印象に残っているので、嬉しい気持ちと悔しい気持ちが半々です。 出典
butterfly.co.jp×2
WTTチャンピオンズ横浜で優勝、兄・智和と同時優勝
WTTチャンピオンズ横浜の女子シングルス決勝で、前年覇者の陳幸同(中国)をゲームカウント4-2で破り、大会初優勝。兄の智和も男子シングルスを制し、チャンピオンズ史上初の兄妹同時優勝となった。
WTTチャンピオンズ マカオで優勝、チャンピオンズ3大会連続
9月8日から13日まで行われたWTTチャンピオンズ マカオでも女子シングルスを制す。3月の重慶、8月の横浜に続き、チャンピオンズで3大会続けての優勝。
アジア大会で団体とダブルスで銀、シングルスで銅
日本開催の愛知・名古屋アジア大会で、9月24日の女子団体決勝に早田ひな、伊藤美誠と臨む。第2試合で世界1位の王曼昱と最終第5ゲームまで戦ったが、日本は中国に0-3で敗れて2大会連続の銀メダル。女子シングルスは準々決勝でキム・クムヨン(北朝鮮)を4-0で下し、27日の準決勝で王曼昱に敗れて銅メダル。早田と組む女子ダブルスは28日の決勝で王曼昱、蒯曼(中国)組に0-4で敗れて銀メダルとなり、出場した3種目すべてでメダルを取った。
世界ランキング3位、星槎国際高校に在学
木下グループに所属し、Tリーグでは木下アビエル神奈川でプレーする。星槎国際高校(神奈川県)に在学中。9月のWTTチャンピオンズ マカオの時点で、世界ランキングは3位。