生い立ちと女形への転身
昭和25〜
大衆演劇「梅沢劇団」の一座に生まれる
戦前・戦後の大衆演劇隆盛期のスターだった父・梅沢清(浅草「常盤座」などを満員にした花形役者)と、娘歌舞伎出身の母・竹沢龍千代の間に、8人兄弟の五男として生まれる。生まれた当時の阪神タイガースの主力選手・藤村富美男にちなみ「富美男」と名付けられた。
「矢切の渡し」をきっかけに女形へ転身
一座を贔屓にしていた石ノ森章太郎のリクエストで、ちあきなおみの「矢切の渡し」を踊ることになり、兄・武生の勧めで女形を初めて演じる。独学で得た女形の美しさが話題となり「下町の玉三郎」と呼ばれるスターとなった。以後、副座長として兄を支えた。
本人兄の武生と一緒に『矢切の渡し』を踊ることになり、急きょ、独学で女形の化粧をしてみたら、俺、こんなに奇麗になるんだって、自分でもビックリしちゃって(笑)。これが、今の僕につながる大きなチャンスだったのでしょうね 出典
文化人類学者・山口昌男が東大シンポジウムで絶賛
東京大学教養学科30周年記念シンポジウムの席上、文化人類学者の山口昌男が「私は今、日本で最高の道化役者を挙げろといわれたら梅沢富美男を躊躇なく挙げる」と評した。
歌手・俳優としてブレイク
昭和57〜
池田明子さんと結婚
妻の明子さんは臨床検査技師・フィトセラピスト(植物療法士)。妻の明子さんとはテレビ番組で夫婦円満の秘訣を語ったことがある。
テレビドラマ・情報番組で活動を広げる
平成4〜
前川清と新歌舞伎座で共演、デュエットシングル「朝まで踊ろう」発売
公私ともに親交の深い前川清と舞台で共演し、同時期にNHKラジオ放送80周年企画のデュエットシングルを発売した。
「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)のコメンテーターに
中学しか出ていないからという理由で一度は依頼を固辞したが、同居する家族の姿を見て出演を決意。「自分の本業は大衆演劇なので、いつ降板依頼が来ても構わない」というスタンスで、辛辣なコメントが評判となった。
座長就任、俳句の永世名人、そして現在
平成24〜
東日本大震災復興応援ソング「花は咲く」にボーカル参加
2012年5月23日にリリースされたNHKの東日本大震災復興応援ソング「花は咲く」(花は咲くプロジェクト)に、ボーカルの一人として参加した。
「プレバト!!」(MBS)に出演開始
番組開始時から出演。2013年11月に始まった俳句の査定コーナーで夏井いつきとの毒舌のやり取りが名物となり、いけばなの査定にも参加している。
兄・武生が死去したことを公表
梅沢劇団の先代座長であり、女形転身のきっかけを作った兄・武生が82歳で死去。「役者冥利につきると思います」とコメントした。
「プレバト!!」浜田杯で4年8か月ぶりの優勝、炎帝戦でも優勝
浜田雅功への感謝を込めた企画「浜田杯」(5月11日)で4年8か月ぶりのタイトル戦優勝を果たし、同年の炎帝戦でも優勝した。
連続ドラマ「浅草ラスボスおばあちゃん」で全国放送初主演
浅草の下町に暮らす人情おばあちゃん・日向松子役で、全国放送の連続ドラマに初めて主演した(東海テレビ制作、フジテレビ系列「土曜ドラマ」、2025年7月5日~9月13日放送)。
本人急に主役のお話をもらって、しかもおばあちゃん役。チャレンジしてみよう!と思いました 出典
現在:劇団座長として全国巡業、俳句の永世名人としてプレバト!!に出演中
梅沢劇団座長として全国巡業を続け、2026年6月27日~7月26日は明治座で「梅沢富美男劇団 梅沢富美男 水森かおり特別公演」を開催した。「プレバト!!」の俳句永世名人、「情報ライブ ミヤネ屋」のコメンテーターとしても引き続き出演している。