目次
「原石」と名乗った少女
昭和61〜
ホリプロタレントスカウトキャラバン『ピュアガール2002』でグランプリ
第27回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受け、本格的に女優活動を始める。それ以前からホリプロ・インプルーブメント・アカデミーの5期生で、石神国子の名義で映画『ホ・ギ・ラ・ラ』『船を降りたら彼女の島』に端役で出ていた。芸名は、自分は原石だとして「原石」を逆にした「石原」に、聡明で美しくありたいと付けた「聡美」を平仮名にしたもの。
デビュー、朝ドラと大河のヒロインへ
平成15〜
— 映画『わたしのグランパ』で女優デビュー
4月5日公開の東映作品で、菅原文太と並ぶ主演クラスに起用され、16歳で中学1年生の五代珠子を演じた。同じ月には『きみはペット』(TBS)で連続ドラマにも初出演。『わたしのグランパ』で報知映画賞などの新人賞を受け、翌2004年には日本アカデミー賞新人俳優賞も受けた。2014年、菅原の訃報にこの撮影を振り返るコメントを寄せている。
本人いつまでもそのままの君でいなさい。と撮影終わりに声をかけてくれたことを鮮明に覚えています。 出典
朝ドラ『てるてる家族』のヒロインに
9月29日から翌年3月27日まで放送されたNHK連続テレビ小説で、ヒロイン・岩田冬子を演じ、ナレーションも兼ねた。劇中では「幸福を売る男」と「恋の季節」をソロで歌っている。同作で2003年のゴールデン・アロー賞最優秀新人賞を受けた。翌2004年7月には『WATER BOYS2』(フジテレビ)でもヒロイン・矢沢栞を演じ、2005年のエランドール賞新人賞につながった。
大河ドラマ『義経』で静御前
1月9日から12月11日まで放送されたNHK大河ドラマで、ヒロインの静御前を演じる。同年公開の映画『北の零年』(東映)では小松原多恵を演じ、翌2006年の第29回日本アカデミー賞で優秀助演女優賞に選ばれた。
『Ns'あおい』で民放連ドラ初主演、秋に初舞台
フジテレビ『Ns'あおい』の美空あおい役で民放の連続ドラマに初主演。同年10月には、ホリプロ企画制作の『奇跡の人』でヘレン・ケラーを演じ、初めて舞台に立った。大竹しのぶと鈴木杏による2003年の公演を観て、その熱に圧倒されたと語っている。
本人幕が開くとどんな気分になるのか、ワクワクしている 出典
つかこうへい作・演出『幕末純情伝』で沖田総司役
2度目の舞台として、新橋演舞場ほかで沖田総司を主演で演じる。同年の映画『フライング☆ラビッツ』では、JAL女子バスケットボール部の部員役で映画に初主演した。
舞台と連続ドラマで役の幅を広げる
平成21〜
『ヴォイス〜命なき者の声〜』で月9初出演
ヒロイン・久保秋佳奈子役で、フジテレビの月9ドラマに初めて出演した。同年秋には井上ひさしの新作書き下ろし『組曲虐殺』でヒロイン・田口瀧子を演じている。
『坂の上の雲』で秋山真之の妻・季子
NHKのスペシャルドラマ第2部・第3部(2010〜2011年)で秋山季子を演じる。舞台では2011年に劇団☆新感線『港町純情オセロ』、2012年に『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット、2013年には新国立劇場の『ピグマリオン』で主演のイライザを演じた。
『リッチマン、プアウーマン』で助演女優賞
フジテレビの連続ドラマで夏井真琴を演じ、第74回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演女優賞を受けた。同じ年、映画『貞子3D』では鮎川茜を演じている。
主演女優として、脚本で選ぶ
平成26〜
『失恋ショコラティエ』の高橋紗絵子で助演女優賞を重ねる
フジテレビの連続ドラマで高橋紗絵子を演じ、第80回ザテレビジョンドラマアカデミー賞などで助演女優賞を受けた。
雑誌の表紙の数で「カバーガール大賞」
2014年に発売された雑誌のうち計36誌の表紙を飾り、3月4日の「雑誌の日」を記念して創設された「カバーガール大賞」で総合大賞に選ばれる。同じ3月には、ケニアで撮影した映画『風に立つライオン』で看護師・草野和歌子を演じている。翌年分(約26誌)でも選ばれ、2年連続となった。
『5→9〜私に恋したお坊さん〜』で月9初主演
山下智久演じる僧侶から恋される英会話講師・桜庭潤子を演じ、月9ドラマに初めて主演した。第87回ザテレビジョンドラマアカデミー賞などで主演女優賞を受ける。この年は8月公開の映画『進撃の巨人』でハンジも演じていた。
映画『シン・ゴジラ』でカヨコ・アン・パタースン
7月29日公開の東宝作品で、カヨコ・アン・パタースンを演じる。翌2017年の第40回日本アカデミー賞で優秀助演女優賞に選ばれた。
『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』で日本テレビ連ドラ初主演
ファッション誌の編集者を夢見て入社した出版社で校閲部に配属される河野悦子を演じ、日本テレビの連続ドラマで初めて主演した。職業を扱ったドラマが大好きだと語っている。
本人地味でも世のため人のためになっているお仕事をされている皆さんを応援できる作品になれば 出典
— 『アンナチュラル』で法医解剖医・三澄ミコト
『逃げるは恥だが役に立つ』の野木亜紀子によるオリジナル脚本で、TBSの連続ドラマに初めて主演。30代に入って最初の連ドラで、コンフィデンスアワード・ドラマ賞の年間大賞2018などで主演女優賞を受けた。2024年の映画『ラストマイル』で再び三澄ミコトを演じ、2026年には野木と約8年ぶりに組むことになる。
本人30代はとにかく脚本先行、わかりやすくいうと、Twitterのトレンドワードで作品タイトルや役名がトップにくるような。そんな作品を目標にしていたので、それが達成できたのが本当に嬉しかったです。 出典
東京五輪の聖火リレー・アンバサダーに
2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会が、サンドウィッチマン、野村忠宏、田口亜希とともにアンバサダーに選んだ。同年7月には『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(TBS)で黒須仮名子を演じ、11月公開の映画『決算!忠臣蔵』では瑤泉院を演じている。
結婚・2度の出産と、第一線
令和2〜
『アンサング・シンデレラ』で病院薬剤師・葵みどり
7月16日から9月24日まで放送されたフジテレビの連続ドラマ。フジテレビの連ドラ出演は『5→9』以来4年半ぶり。
同年代の会社員男性との結婚を発表
10月1日、同年代の一般男性と年内に結婚する予定であると所属事務所を通じて発表した。主演ドラマ『アンサング・シンデレラ』が前月末に終わり、仕事が一段落したところでの発表だった。同月7日には、2020年5月に個人事務所を設立していたことが報じられたが、所属はホリプロのままである。翌2021年1月3日、前年中に婚姻届を提出していたことを事務所が明かした。
本人彼とならさまざまなことを共有しながら、どんな困難も乗り越えていけると確信いたしました 出典
映画『そして、バトンは渡された』でキャリア初の母親役
この年は4月から綾野剛とダブル主演の『恋はDeepに』(日本テレビ)にも出演した。10月公開の映画は瀬尾まいこの小説を原作とする前田哲監督作で、夫を何度も変えて自由奔放に生きる梨花を演じた。翌2022年1月、梨花役で第45回日本アカデミー賞の優秀助演女優賞に選ばれる。
NHK『トリセツショー』でMC初挑戦、第1子を出産
1月10日に第1子の妊娠を発表し、4月7日に始まったNHK『あしたが変わるトリセツショー』でMCに初めて挑む。4月23日に出産を公表した。番組は収録済みの回を4月28日の放送分まで流した後に休み、8月25日の放送から復帰している。
本人初めて自分の命よりも大切だと想える存在が誕生した事に心から幸せを感じています 出典
『Destiny』で3年ぶりの連ドラ、初の検事役
テレビ朝日の連続ドラマで、横浜地方検察庁の検事・西村奏を演じた。脚本は吉田紀子。
— 映画『ミッシング』で娘が失踪した母親を演じ、主演女優賞
吉田恵輔が監督・脚本を務め、5月17日に公開。石原が吉田に直談判してから6年を経て実現した企画で、撮影は2023年3月23日に始まり、出産後初の映画撮影として1年9カ月ぶりの芝居だった。11月の第49回報知映画賞で主演女優賞を受け、翌2025年1月には第48回日本アカデミー賞の優秀主演女優賞に選ばれた。
本人6年前、吉田監督に、どんな役でもいいから一緒に仕事がしたい、と直談判しに行きました。 出典
第2子を出産
3月7日に第2子の妊娠と、同月いっぱいで産休に入ることを発表した。5月17日、所属事務所の公式サイトで第2子の出産を報告。10月16日の放送から、5カ月ぶりに『あしたが変わるトリセツショー』のMCに復帰した。
『ポリティカルパン』で主演、野木亜紀子と約8年ぶり
この年の5月、長塚圭史が演出した舞台『リア王』で長女ゴネリルを演じた。10月7日に第1話が放送されたフジテレビ水10ドラマ『ポリティカルパン』では、政界に潜り込み“政治の金”を奪う怪盗・如月弥生を演じる。脚本は『アンナチュラル』以来のタッグとなる野木亜紀子。第2子出産の発表後、初めてのドラマ主演となった。
本人野木節の身を削って生まれた文字の中で生きられるのがワクワクする 出典
2児を育てながら、MCと主演ドラマを続ける
NHK『あしたが変わるトリセツショー』のMCを務めながら、10月から『ポリティカルパン』で主演している。長いセリフを覚えることについては、2人の育児との両立の中では難易度が高いと取材で話している。