フリーター・ニート期を経て投稿へ
昭和53〜
東京都稲城市に生まれる
生年月日の日までは確認されていない。
高校卒業後、フリーターの生活に入る
以後6年間フリーターとして過ごした。フリーター時代はアマチュアバンドでキーボードを担当していた。
フリーター生活を経てニートに
その後3年ほど定職に就かない期間が続いた。この時期に小説の執筆を始めたとみられる。
『火目の巫女』で第12回電撃小説大賞〈銀賞〉受賞
投稿作が電撃小説大賞の銀賞に選ばれ、翌年の商業デビューが決まった。
電撃文庫でのデビューとアニメ化
平成18〜
— 『火目の巫女』で作家デビュー
電撃文庫より受賞作の刊行が始まり、以後専業作家として執筆活動に入った。
『神様のメモ帳』刊行開始
ニート探偵アリスと女子高生を主人公にしたミステリシリーズ。後にコミカライズ・アニメ化される代表作の一つとなった。
『さよならピアノソナタ』刊行開始
音楽をテーマにした青春小説。以後、音楽物は杉井作品の柱の一つになる。コミカライズもされたが、2026年8月時点でアニメ化はされていない。
半年で新刊6作を連続刊行
5月から10月にかけて毎月のように新刊を出す速筆ぶりを見せ、以後もハイペースな刊行が続いた。
『神様のメモ帳』のテレビアニメ化が発表
J.C.STAFF制作で同年夏の放送が決まった。
「超越数トッカータ」を『小説すばる』に発表
ライトノベルレーベル以外で初めて発表した短編で、後に『神曲プロデューサー』に収録された。以後、ライトノベルと一般文芸の双方に作品を発表するようになる。
『神様のメモ帳』テレビアニメ放送開始
9月まで全12話が放送され、ライトノベル作家としての知名度を大きく広げた。
『生徒会探偵キリカ』刊行開始
ミステリ路線の新シリーズを開始した。
漫画原作『こもりクインテット!』連載開始
作画Tivとのタッグで『電撃大王』にて連載。2015年7月まで続いた弦楽四重奏×バンドの物語。
匿名掲示板での投稿を巡り謝罪
2ちゃんねるの個人情報流出をきっかけに、匿名で他の作家に対する不適切な投稿をしていたことが判明し、8月27日に自身の公式サイトで謝罪文を掲載した。
ジャンルを拡張した中堅期
平成27〜
『夜桜ヴァンパネルラ』刊行開始
電撃文庫での新シリーズ。
『蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ』刊行
音楽をテーマにしたミステリで、講談社タイガより刊行された。
『楽園ノイズ』刊行開始
覆面の弾き語り動画から人気を得た主人公が高校でバンドを組む音楽青春もの。「ライトノベルがすごい!2021」新作部門で上位にランクインするなど、電撃文庫での主力シリーズとなった。
一般文芸でのベストセラー化
令和5〜
— 『世界でいちばん透きとおった物語』刊行
死去した大御所ミステリ作家の遺稿探しを軸にしたミステリで、紙の本でしか成立しない仕掛けを備える。「電子書籍化絶対不可能」「ネタバレ厳禁」のふれこみとともに、普段あまり本を読まない層にまで購買層が広がる異例のヒットとなった。それまでライトノベルレーベル中心だった活動が、一般文芸へ大きく広がるきっかけとなった。
本人これまでの読書人生において一度だけ、読み終わった後にただ言葉を失うしかなかった、という本がありました。それに匹敵する純粋に強烈な読書"体験"を、読者にぶつけてみたい。そんな想いでこのアイディアをプロットに落とし込み、多くの方々の協力を得て本の形にしました。出版できたこと自体がすでにひとつの奇蹟です。 出典
「第5回ほんタメ文学賞」たくみ部門大賞受賞
『世界でいちばん透きとおった物語』が受賞。
「このミステリーがすごい!」で8位
『世界でいちばん透きとおった物語』が、週刊文春ミステリーベスト10の9位に続き、年末のミステリーランキングでも上位に選ばれた。
続編『世界でいちばん透きとおった物語2』刊行
発売2日で大増刷が決まり完売店が続出するほどの反響を呼んだ。前作は累計50万部を突破し、2023年に最も売れた新潮文庫となっている。
ホラーミステリ『羊殺しの巫女たち』刊行
山に囲まれた村で祭りの巫女に選ばれた6人の少女が、12年後に再会する物語。デビュー前から温めていたスティーヴン・キング『IT』へのオマージュを、小野不由美『屍鬼』を参考にしながら書き上げた作品だという。
本人いつか日本を舞台にしたオマージュ作品を書いてみたいと思っていました。作家デビュー前からの夢でしたね。 出典
評論『ミステリが最強の文芸である』刊行
『世界でいちばん透きとおった物語』のトリック技法を自ら語る評論・エッセイを日本文芸社より刊行した。
『楽園ノイズ8』刊行、ラノベと一般文芸を並行して展開中
電撃文庫の主力シリーズ最新刊を刊行する一方、一般文芸でも『世界でいちばん透きとおった物語』シリーズや新作を手がけ続けている。