静岡の少女、Seventeenへ
平成10〜
静岡県清水市(現・静岡市清水区)に生まれる
清水高部東小学校、清水第六中学校を経て、あずさ第一高等学校を卒業。芸能界とは縁のない、港町のごく普通の少女として育った。
姉・広瀬アリスを通じて芸能界へ
先に女優・モデルとして活動していた姉アリスが専属を務める雑誌『Seventeen』のイベントに母と来場した際、事務所社長から声をかけられ、断り切れずにこの世界に入った。
本人自分から望んだというより、流れに押し出されるように足を踏み入れた。
— 「ミスセブンティーン2012」グランプリで芸能界デビュー
『Seventeen』専属モデルオーディションでグランプリを受賞し、姉妹そろって同誌のモデルに。同年、日本テレビ『天才!志村どうぶつ園』でテレビ初出演を果たした。
映画『夏の終り』で銀幕デビュー
モデル業と並行して演技の世界へ。初々しい存在感で映画初出演を飾った。
ゼクシィのCMで全国区の話題に
15歳で花嫁を演じた『ゼクシィ』のCMが大きな反響を呼び、その年の高校サッカー選手権では応援マネージャーも務めた。
海街diary ―― 主演女優への飛躍
平成27〜
『学校のカイダン』で連続ドラマ初主演
日本テレビの主演作で、ヒロインとして物語を背負う経験を積む。
— 『海街diary』がカンヌ国際映画祭に出品
是枝裕和監督作で四姉妹の末妹を演じ、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の公式上映に出席。みずみずしい演技が国内外で高く評価された。
世間「四姉妹の末っ子がまぶしい」と評判を呼んだ。
『海街diary』で新人賞を総なめに
第39回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、報知映画賞・キネマ旬報・ヨコハマ映画祭など数々の映画賞で新人女優賞を受賞。タレントCM起用数ランキングでも首位に立った。
— 『ちはやふる』で映画単独初主演
競技かるたに打ち込む綾瀬千早を熱演しシリーズの顔に。翌年の第40回日本アカデミー賞では『ちはやふる -上の句-』で優秀主演女優賞、『怒り』で優秀助演女優賞をダブル受賞した。
連続ドラマ『anone』で主演を務める
坂元裕二脚本の人間ドラマで、それまでの清純なイメージと異なる難役に挑む。
『第69回NHK紅白歌合戦』紅組司会
20歳で国民的歌番組の司会という大役を任され、世代を代表する存在として認知が広がった。
朝ドラ、そして表現の拡張
令和1〜
— 連続テレビ小説100作目『なつぞら』ヒロイン
アニメーターを志す開拓者の娘・奥原なつを半年間にわたり演じ、朝ドラ100作目の節目を担った。
世間「朝の顔」として全国の茶の間に親しまれた。
舞台『Q:A Night At The Kabuki』で初舞台
映像で培った表現を生の舞台へ。この挑戦で第54回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した。
ルイ・ヴィトンのアンバサダーに就任
世界的メゾンの広告塔に。主演映画『一度死んでみた』では第44回日本アカデミー賞優秀主演女優賞も受けた。
『流浪の月』で評価を不動に
繊細で重いテーマの文芸作に主演し、第46回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、TAMA映画賞最優秀女優賞を受賞。実力派としての地歩を固めた。
『キリエのうた』で助演賞
岩井俊二監督作などに出演し、第78回毎日映画コンクール女優助演賞を受けるなど、出演の幅をさらに広げた。
世界へ ―― カンヌ、再び
令和7〜
主演ラッシュの一年が始まる
TBS『クジャクのダンス、誰が見た?』で主演を務めるなど、ドラマ・映画で立て続けに作品を発表。映画『ゆきてかへらぬ』『片思い世界』でも主演を重ねた。
— 『遠い山なみの光』で10年ぶりのカンヌ
カズオ・イシグロ原作の主演作が第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品。『海街diary』以来10年ぶりにカンヌのレッドカーペットを歩いた。
芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞
令和7年度(第76回)芸術選奨の映画部門で新人賞を受賞。デビューから積み重ねた仕事が国の顕彰でも評価された。
国内有数の主演女優として走り続ける
話題作の主演を続けながら、公開を控える主演映画『汝、星のごとく』など今後の出演も相次ぐ。等身大の役から重厚な文芸作まで、表現の幅を広げ続けている。