★ STAR TIMELINE

神山 健治

かみやま けんじ

神山 健治

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『東のエデン』『ひるね姫』などでAIと情報社会、個人と国家のはざまを描き続け、スター・ウォーズや新作ガンダムなど国内外の大型IP作品からも手腕を託されるアニメ監督・脚本家。

昭和41年 埼玉県秩父市生まれ ・ 1966–

職業アニメ監督・脚本家・演出家 ・ 学歴埼玉県立秩父農工高校 食品科学科 ・ 拠点プロダクションI.G ・ 主な受賞日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞(2018『ひるね姫』)

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2026(令和8)

現在 ―― 国内外の大型IPを手がけるアニメ監督

2026年は『スター・ウォーズ:ビジョンズ/九人目のジェダイ』で総監督を務め、翌2027年展開予定の新作ガンダム『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』でも監督・シリーズ構成を担う。国内オリジナル作品と海外大型IPの両輪で、いまも第一線の監督として活動を続けている。

1966(昭和41) 埼玉県秩父市に生まれる1978(昭和53) 『スター・ウォーズ』日本公開、映像を作る仕事を志す原点にスター・ウォーズと出会う1984(昭和59) 県立秩父農工高校食品科学科を卒業1985(昭和60) スタジオ風雅に入社、背景美術としてキャリアを開始1988(昭和63) 『AKIRA』『魔女の宅急便』などの背景に参加1991(平成3) 『BURN-UP』などで美術監督を務める1993(平成5) 『THE八犬伝』『ジェノサイバー』などで美術監督1996(平成8) プロダクションI.Gへ、押井守主宰「押井塾」に参加2000(平成12) 『人狼 JIN-ROH』の演出を担当2000(平成12) 『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の脚本を担当2002(平成14) 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』で監督デビュー攻殻機動隊 監督デビュー2004(平成16) 『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』を発表2006(平成18) 『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society』発表2007(平成19) 『精霊の守り人』を監督2009(平成21) オリジナルアニメ『東のエデン』、原作・監督・脚本を担当東のエデン2009(平成21) 『東のエデン』劇場版I『The King of Eden』公開2010(平成22) 『東のエデン』劇場版II『Paradise Lost』公開2011(平成23) 「STEVE N' STEVEN」を設立、経営者としての顔も持つ2012(平成24) 『009 RE:CYBORG』を監督2016(平成28) 「STEVE N' STEVEN」を「クラフター」に社名変更2016(平成28) 劇場アニメ3部作『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』の総監督・脚本2017(平成29) 原作・監督・脚本を務めた『ひるね姫』が公開ひるね姫 受賞2019(令和1) Netflix『ULTRAMAN』を荒牧伸志と共同監督2020(令和2) Netflix『攻殻機動隊 SAC_2045』配信開始2021(令和3) 『スター・ウォーズ:ビジョンズ』第1弾「九人目のジェダイ」を監督2022(令和4) WOWOW開局30周年記念アニメ『永遠の831』を監督2022(令和4) 「クラフター」解散2024(令和6) 『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』の監督を務めるローハンの戦い2026(令和8) 新作ガンダム『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』の監督・シリーズ構成に決定2026(令和8) 『スター・ウォーズ:ビジョンズ/九人目のジェダイ』総監督、8月5日配信(Disney+)九人目のジェダイ2026(令和8) 現在 ―― 国内外の大型IPを手がけるアニメ監督昭和平成令和
誕生 1966現在
埼玉県秩父市に生まれ、高校在学中からアニメ自主制作に打ち込んだ。県立秩父農工高校食品科学科を選んだのもアニメ研究会があったからで、卒業後の1985年、背景美術のスタジオ風雅に入社。『AKIRA』『魔女の宅急便』などの背景を手がけながら絵を描く力を磨いた。1996年に押井守主宰の「押井塾」に参加し、『人狼 JIN-ROH』の演出などを経て、2002年『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』で監督デビュー。以来、AIやネット社会、個人と国家のはざまで揺れる正義といったテーマを、事件を追う群像劇の形で分かりやすく描くことを一貫した持ち味としてきた。『東のエデン』では現実のスマートフォンアプリと連動した仕掛けで話題を呼び、『ひるね姫』では日本アカデミー賞を受け、Netflix版『攻殻機動隊』やディズニー+『スター・ウォーズ』、新作ガンダムなど国内外の大型IPからも監督として指名され続けている。

歩み

秩父の高校生、背景美術からアニメの道へ

昭和41〜

昭和
1966昭和413月
満0歳

埼玉県秩父市に生まれる

1966年3月20日、埼玉県秩父市に生まれた。高校在学中からアニメーションの自主制作に打ち込む少年時代を過ごした。

1978昭和53
満12歳スター・ウォーズ

『スター・ウォーズ』日本公開、映像を作る仕事を志す原点に

中学1年生の時、日本公開された『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を映画館で観て衝撃を受け、上映期間中は毎週末通い詰めた。この体験が、のちに映像制作の道を志す原点となった。

本人すでに将来は『スター・ウォーズ』を作る人になろうと思っていて、雑誌の記事の切り抜きをして資料を集めたりしていましたし、映画を作るスタッフの名前に興味を持ったのも、『スター・ウォーズ』が最初かもしれません。

1984昭和59
満18歳

県立秩父農工高校食品科学科を卒業

アニメーション研究会があることを理由に選んだ埼玉県立秩父農工高校食品科学科を卒業。表向きは調理師を志しつつ、在学中からアニメ制作への熱意を持ち続けた。

1985昭和60
満19歳

スタジオ風雅に入社、背景美術としてキャリアを開始

背景美術を手がけるスタジオ風雅に入社し、背景スタッフとしてのキャリアを歩み始めた。

1988昭和63
満22歳

『AKIRA』『魔女の宅急便』などの背景に参加

劇場アニメ『AKIRA』(1988年)、『魔女の宅急便』(1989年)などの背景スタッフとして参加。建物や街並み、光と空気感を画面に描き込む仕事で経験を積んだ。この背景美術出身という経歴が、のちの作品に見られる作り込まれた都市描写の土台になっている。

平成 1989
1991平成3
満25歳

『BURN-UP』などで美術監督を務める

背景スタッフから、OVA『老人Z』の美術監督補、『BURN-UP』の美術監督などを経験し、画面全体の美術を統括する立場へと着実にキャリアを重ねていった。

1993平成5
満27歳

『THE八犬伝』『ジェノサイバー』などで美術監督

OVA『THE八犬伝』新章、『ジェノサイバー 虚界の魔獣』など複数の作品で美術監督を務め、映像の世界観づくりを支える職人としての実績を積み重ねた。

押井塾で学び、攻殻機動隊の監督へ

平成8〜

1996平成8
満30歳押井塾

プロダクションI.Gへ、押井守主宰「押井塾」に参加

プロダクションI.Gを拠点に、押井守が主宰する勉強会「押井塾」に参加。押井からは「級長のような存在」と評されるなど頭角を現し、演出・脚本の実践的な訓練を積んだ。これが背景美術出身の神山が演出・監督へと軸足を移す転機となった。

2000平成126月
満34歳

『人狼 JIN-ROH』の演出を担当

沖浦啓之監督の劇場アニメ『人狼 JIN-ROH』で演出を務め、押井塾での学びと並行して監督としての経験を重ねた。

2000平成12
満34歳

『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の脚本を担当

劇場アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』で企画協力・脚本を手がけ、脚本家としての実績も積んでいった。

2002平成1410月
満36歳監督デビュー

— 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』で監督デビュー

短編『ミニパト』を経て、士郎正宗の原作・押井守の劇場版とは異なる世界線を舞台にしたテレビシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』で監督・シリーズ構成・脚本・絵コンテを一手に担当。1話完結の事件とシリーズ全体を貫く謎を組み合わせた構成が高く評価され、同年の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞した。以後シリーズはDVD累計230万枚超の大ヒットとなり、全米ケーブルテレビでも視聴率1位を記録するなど海外でも支持され、神山の名を一躍広めた作品となった。

本人お茶の間に向けた『攻殻機動隊』である

2004平成16
満38歳

『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』を発表

前作に続き監督・シリーズ構成・脚本・絵コンテを担当した続編。個人と国家、テロと情報操作というテーマをさらに掘り下げた。

2006平成18
満40歳

『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society』発表

2006年9月1日にPPV(パーフェクト・チョイス160)で先行放送され、10月23日には東京国際映画祭で上映、11月24日にDVDが発売された。劇場公開は2011年の3D版まで待つことになった。シリーズを通じたテーマの集大成となった。

原作から手がけるオリジナル創作者へ

平成19〜

2007平成194月
満41歳

『精霊の守り人』を監督

上橋菜穂子原作のファンタジー小説を、NHK-BS2で全26話のテレビアニメとして監督・脚本。異世界の女用心棒バルサと皇子チャグムを描き、原作ファンタジーの映像化でも手腕を示した。

2009平成214月
満43歳東のエデン

— オリジナルアニメ『東のエデン』、原作・監督・脚本を担当

フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送された完全オリジナル作品で、原作・全話脚本・監督を単独で担当。劇中に登場する携帯情報端末アプリが、当時話題を集めていたAR(拡張現実)アプリ「セカイカメラ」と連動する仕掛けで注目を集め、テクノロジーと社会を絡めた作風を象徴する代表作の一つとなった。

2009平成2111月
満43歳

『東のエデン』劇場版I『The King of Eden』公開

テレビシリーズの完結編となる劇場版二部作の第1作『The King of Eden』が2009年11月28日に公開された。

2010平成223月
満43歳

『東のエデン』劇場版II『Paradise Lost』公開

劇場版二部作の第2作『Paradise Lost』が2010年3月13日に公開され、物語を締めくくった。

2011平成234月
満45歳

「STEVE N' STEVEN」を設立、経営者としての顔も持つ

博報堂・博報堂DYメディアパートナーズの出資を受け、アニメの企画・制作コンサルティングを行う会社「STEVE N' STEVEN」を設立し、代表取締役共同CEOに就任。監督業に加え、経営者としてアニメ業界の新しいビジネスの形を模索し始めた。

2012平成24
満46歳

『009 RE:CYBORG』を監督

石ノ森章太郎原作の『サイボーグ009』を、テロと予知能力というテーマで再構築した劇場アニメを監督・脚本。

劇場アニメと海外配信、新たな挑戦へ

平成24〜

2016平成2811月
満50歳

「STEVE N' STEVEN」を「クラフター」に社名変更

自身が代表を務める制作会社の社名を「STEVE N' STEVEN」から「クラフター」(CRAFTAR)に変更した。

2016平成2811月
満50歳

劇場アニメ3部作『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』の総監督・脚本

『サイボーグ009』を原作とするフル3DCG劇場アニメ3部作『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』の総監督・脚本を担当。第1章は2016年11月25日、第2章は12月2日、第3章は12月9日に公開された。

2017平成293月
満50歳ひるね姫

— 原作・監督・脚本を務めた『ひるね姫』が公開

夢の世界と現実世界を行き来する少女を描いたオリジナル劇場アニメで、原作・監督・脚本を担当。テレビシリーズ以外での監督としての評価をさらに高め、2018年の第41回日本アカデミー賞で優秀アニメーション作品賞を受賞した。

令和 2019
2019令和1
満53歳

Netflix『ULTRAMAN』を荒牧伸志と共同監督

円谷プロの人気特撮『ウルトラマン』を原作漫画から映像化したWebアニメシリーズで、荒牧伸志と共同で監督を務めた。2022年まで続くシリーズとなった。

2020令和24月
満54歳

Netflix『攻殻機動隊 SAC_2045』配信開始

荒牧伸志と共同監督を務め、シリーズとして初めてフル3DCGアニメーションを採用したNetflixオリジナル作品。手描きアニメでの再現の難しさから3DCGを選んだ経緯があり、表現手法の刷新は賛否を呼んだが、シーズン2は2022年5月23日から世界独占配信された。

本人テクノロジーが人を救う物語にしようと思っていました。

2021令和3
満55歳

『スター・ウォーズ:ビジョンズ』第1弾「九人目のジェダイ」を監督

日本のクリエイターが手がけるアンソロジーシリーズ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』の一編として、短編「九人目のジェダイ」を監督。のちに長編シリーズ化される物語の原点となった。

2022令和41月
満55歳

WOWOW開局30周年記念アニメ『永遠の831』を監督

時間を止める力を持つ青年と少女の青春クライムサスペンス『永遠の831』を監督・脚本。WOWOWで放送後、3月には劇場アニメとしても公開された。

2022令和410月
満56歳

「クラフター」解散

自身が代表を務めていた制作会社クラフターおよびグループ会社クラフターエンジンの解散が発表された。

国境を越えて、いまも大型IPの監督として

令和5〜

2024令和612月
満58歳ハリウッド大作

— 『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』の監督を務める

ワーナー・ブラザース製作、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の200年前を描くシリーズ初のフル長編アニメーション作品『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』の監督を単独で務めた。米国では2024年12月13日、日本では2024年12月27日に劇場公開され、国境を越えて大型IPの監督として手腕を発揮した実績となった。

2026令和87月
満60歳新作ガンダム

新作ガンダム『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』の監督・シリーズ構成に決定

アニメーションとゲームが世界観を共有するメディアミックス企画「RGプロジェクト」の一作として、2027年展開予定の新作ガンダム『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO(アレックス ゼロ)』の監督・シリーズ構成を務めることが発表された。

本人いいじゃん、令和の時代に大好きなガンダムをゼロから作る機会を得ただけで最高かよ!そう思ったらなんかおもろいガンダムができてきた。

2026令和88月
満60歳スター・ウォーズ

— 『スター・ウォーズ:ビジョンズ/九人目のジェダイ』総監督、8月5日配信(Disney+)

2021年の短編を長編シリーズ化した作品で、個々のエピソードだけでなく作品全体を統括する総監督を務める。プロダクションI.Gがアニメーション制作を担い、2026年8月5日からディズニープラスで日米同時・全話一挙配信される。かつて自らが映像制作を志すきっかけとなった『スター・ウォーズ』シリーズに、今度は作り手として深く関わることになった。

2026令和8
満60歳近況

現在 ―― 国内外の大型IPを手がけるアニメ監督

2026年は『スター・ウォーズ:ビジョンズ/九人目のジェダイ』で総監督を務め、翌2027年展開予定の新作ガンダム『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』でも監督・シリーズ構成を担う。国内オリジナル作品と海外大型IPの両輪で、いまも第一線の監督として活動を続けている。

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