目次
兄の後を追って、延岡のクラブへ
平成15〜
宮崎県延岡市に生まれる
2歳上の兄・孝太郎もバレーボール選手で、現在はSVリーグのサントリーサンバーズ大阪でプレーする。両親もともにバレーボールの経験者。
number.bunshun.jp×3
Number Web の出典
(2/2)「ティリ監督に呼ばれて…悔しかった」“まさかの落選”、男子バレー甲斐優斗23歳が誓うアジア大会での覚醒「やってきたこと全部出せたら」 - バレーボール日本代表 - Number Web - ナンバー「ティリ監督に呼ばれて…悔しかった」“まさかの落選”、男子バレー甲斐優斗23歳が誓うアジア大会での覚醒「やってきたこと全部出せたら」 - バレーボール日本代表 - Number Web - ナンバー「子供のままじゃダメ」超人見知りだった弟が“男子バレー次世代エース”に…兄だけが知る甲斐優斗23歳の素顔とは?「弟に足りないのは“経験”だと思う」 - バレーボール日本代表 - Number Web - ナンバー延岡南バレーボールクラブでバレーボールを始める
兄の約2年後に同じクラブへ入った。父がコーチを経て監督を務めたクラブで、兄によれば練習は「バカみたいにキツかった」。優斗は途中で家に帰ったこともあったという。周りの選手が小さかったため、エースとして1人で打つ役を担う。本人も、小学生の頃からチームの軸としてプレーし、中心になることが多かったと振り返っている。
春高4強から専修大、日本代表デビュー
令和元〜
兄が通う日南振徳高校に進学
延岡市立南中学校から、兄の孝太郎が通う宮崎県立日南振徳高等学校へ進んだ。同じ学校を選んだことについて、兄は「一緒だとたぶん親も楽だからじゃないですか?」と受け止めている。
春高バレーで初出場の日南振徳が4強に
3年生で迎えた全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)に、日南振徳は初出場。身長2mのエースとして高さを生かしてスパイクを打ち分け、チームは4強まで勝ち上がった。準決勝で鎮西高校(熊本)に敗れた後、鍋倉雄次郎監督はチームの躍進の原動力として甲斐の活躍を挙げた。
専修大学に進学、日本代表に登録される
兄が在籍していた専修大学の経営学部に進み、同じ年のうちに日本代表の登録メンバーに選ばれた。大学ではバレーボールと学業を両立するため、オンライン授業も併用した。
日本代表デビュー、ネーションズリーグにも出場
富山での中国との国際親善試合で、石川祐希と髙橋藍が不在の中、アウトサイドヒッターとして代表デビューした。6月からのネーションズリーグでも名古屋ラウンドの登録14人に入り、初戦のイラン戦に出場し、主にリリーフサーバーとしてセット終盤に起用された。日本はこのネーションズリーグで銅メダルを獲得している。その後もアジア選手権、パリ五輪予選と1年を通して選ばれ続けた。
押し切られたフランス行き、パリ五輪と日本一
令和5〜
フランスのパリ・バレーへ渡る
日本代表のフィリップ・ブラン監督から大学シーズン後の海外挑戦を打診され、寸前まで悩んだ末、同じ日本代表の宮浦健人が在籍するパリ・バレー行きを決めて12月20日に日本を発った。同じ年2月の若手のフランス遠征では食事が合わず苦労しており、今回は炊飯器を持参した。約4カ月のプレーで、高いブロックを相手にリバウンドやフェイントを考える時間が増えたという。本人は、パリ五輪の大事な局面で普段通りにプレーできたのはフランスでの経験のおかげだと語っている。
本人最後は、ほんと、押し切られて(笑)。そこまでいったらやるしかないなーとは思っていたので。 出典
number.bunshun.jp×3
Number Web の出典
(3/4)石川祐希でも高橋藍でもなく…世界を驚かす男子バレー“20歳の新星”「アルゼンチン戦で確信した」“身長2m”甲斐優斗のトンデモない可能性 - バレーボール日本代表 - Number Web - ナンバー(2/4)石川祐希でも高橋藍でもなく…世界を驚かす男子バレー“20歳の新星”「アルゼンチン戦で確信した」“身長2m”甲斐優斗のトンデモない可能性 - バレーボール日本代表 - Number Web - ナンバー石川祐希でも高橋藍でもなく…世界を驚かす男子バレー“20歳の新星”「アルゼンチン戦で確信した」“身長2m”甲斐優斗のトンデモない可能性 - バレーボール日本代表 - Number Web - ナンバーネーションズリーグで初先発
石川祐希、髙橋藍が登録されていない予選ラウンド第1週、初戦のアルゼンチン戦で初めて先発し、日本の開幕3連勝に加わった。日本はこの大会で銀メダルを獲得した。
パリ五輪にチーム最年少で出場
2mの長身と、ミスが少なくサービスエースを狙えるサーブ力をブラン監督に買われて最終メンバーに残り、チーム最年少の20歳で出場した。試合終盤、1点で流れが変わる場面でリリーフサーバーとして送り出された。日本は準々決勝でイタリアに2-3で敗れた。この五輪を経て、4年後のロサンゼルス五輪には「エースアタッカーとして出場する」ことを目標に掲げ、ロラン・ティリ監督の体制になった2025年度の代表戦では、途中出場から先発で起用される機会が増えた。
本人「競った場面でリリーフサーバーで出場して、サービスエースを取ったら注目されますし。それをモチベーションにして自分の役割を果たしていたのかなと思います」 出典
全日本インカレで専修大が初優勝、最優秀選手賞に
パリ五輪から戻った秋のリーグ戦では攻撃が集中し、1試合で1人83本のスパイクを打つこともあったが、勝てない試合が続いた。全日本インカレではセッターがトスを散らして勝ち上がり、専修大は初優勝。自身は最優秀選手賞とサーブ賞を受けた。代表で取り組んでいたブロック練習をチームに伝えるなど、周囲に積極的に関わるようにもなっていた。
ブルテオンで頂点、落選を経てアジア大会の銀
令和7〜
大阪ブルテオンに特別指定選手として加入
専修大3年の1月、SVリーグの大阪ブルテオンへの特別指定選手としての加入が発表された。2月1日の広島サンダーズ戦で初出場し、デビュー戦でサービスエースを記録。チームの2024-25シーズンのレギュラーシーズン優勝とアジアチャンピオンズリーグ準優勝に加わり、5月に特別指定選手としての活動を終えて退団した。
ネーションズリーグ千葉大会でマッチポイントのサービスエース
ティリ監督の新体制で臨んだネーションズリーグで、千葉大会のドイツ戦では最後の場面で投入され、いきなりマッチポイントとなるサービスエースを決めた。日本は準々決勝でポーランドに敗れた。
大阪ブルテオンに正式入団
専修大在学のまま、2025-26シーズンの新戦力として正式入団が発表された。課題とするディフェンスを伸ばすには、日本でプレーしたほうがよいと考えての選択だった。
世界選手権のメンバーに入る
9月12日に発表された、フィリピンで開かれる世界選手権のメンバー14人に入り、自身初の世界選手権に出場した。大会前には、代表での評価がサーブに偏っていると感じていることを明かし、攻撃やサーブレシーブにも自信がついてきたと話していた。日本は予選で敗退している。
本人でも個人的には、今も「サーブだけ」というイメージがついている気がするので、そこは払拭したいです。 出典
主将として最後の全日本インカレに臨む
夏場は日本代表、冬場はパリ・バレーやブルテオンでプレーしてきた甲斐の不在も重なって、専修大は秋の関東大学リーグで苦戦し、2部への降格を防げなかった。主将・エースとして臨んだ最後の全日本インカレは6連戦という日程で、2年連続のベスト4に進んだが、準決勝と3位決定戦では疲れもあって敗れた。
sportiva.shueisha.co.jp×2
世界クラブ選手権の決勝でペルージャと対戦
ブラジルで開かれた世界クラブ選手権の決勝で、石川祐希が所属するペルージャに0-3で敗れた。第2セット途中から富田将馬に代わって入り、パイプ攻撃を立て続けに決めた。
本人「想像していたよりも通用した部分があって。本当に収穫があったので、これからもっともっと自信になっていくと思う。すごくいい経験ができたなと思います」 出典
専修大学を卒業
日本武道館での卒業式で、川島記念体育賞の受賞者を代表してあいさつした。学業との両立は「大変だった」と振り返り、代表を引っ張るようなエースを目指したいと語った。
本人「よりバレーボールに向き合って取り組めるようになるので、もっともっと上を目指して、五輪でメダルを取るところまでしっかりまずは頑張っていけたら」 出典
大阪ブルテオンがSVリーグ初優勝
サントリーサンバーズ大阪とのチャンピオンシップファイナルで、初戦はベンチから始まり、第2戦は第1セット途中から出てチームメイトの清水邦広に促されたパイプ攻撃を決め、第3戦は先発した。第3戦では兄・孝太郎のサーブを受ける場面もあった。チームはSVリーグ初制覇を果たし、自身は媒体SPIKE!が独自に設けた、ファンの心を最も熱く震わせた選手に贈る「SPIKE!賞」に選ばれた。
本人自分がもっとディフェンスを強化できれば、ずっと試合に出続けられると思っていますので、まだまだ上を目指せると今は考えています。 出典
ネーションズリーグ大阪大会でチーム最多18得点
主力を温存したベルギー戦で今大会初めて先発し、チーム最多の18得点で日本の開幕11連勝に貢献した。トスを上げた深津英臣は「やっぱり怪物だな、すごいなと思いました」と話した。
アジア選手権のメンバーから外れる
ロサンゼルス五輪の出場権がかかるアジア選手権のメンバー14人に入らなかった。2023年のネーションズリーグ以降、A代表で臨むすべての大会で選ばれてきた甲斐にとって、初めての落選だった。ティリ監督は8月の合宿で本人を呼び、ミドルブロッカーを4人登録するためアウトサイドヒッターを4人に絞ると伝えた。日本はこの大会で優勝し、五輪の出場権を得た。
本人ネーションズリーグでのプレーだったり、そういうところの結果だと思うので、自分の実力不足だな、と。また一から頑張れたらなと思います 出典
アジア競技大会で銀メダル
落選を伝えられた際、ティリ監督からは「アジア大会では非常に大切な存在になる」と言われていた。若手中心で臨んだ愛知・名古屋大会で、準決勝の中国戦はフルセットの末に勝ち、自身は18得点。10月3日の決勝は先発し、イランに1-3で敗れて日本は銀メダルとなった。
前季王者の大阪ブルテオンで、3年目のSVリーグへ
SVリーグは3年目の2026-27シーズンが始まった。優勝直後には、「前回チャンピオン」として追われる立場になっても、ブルテオンらしさを貫いて勝ち続けたいと話していた。アジア選手権の落選を経て、出場機会と成長を求めて新しいシーズンに臨む。