仙台の少女、氷との出会い
平成17〜
宮城県仙台市に生まれる
幼少期からピアノやクラシックバレエなど複数の習い事をしており、母親の教育方針だったこの経験が、後の演技の表現力につながっていく。
4歳でフィギュアスケートを始める
テレビでフィギュアスケートの試合を見たことがきっかけで、地元のアイスリンク仙台で滑り始めた。同じリンクを拠点にしていた羽生結弦とも面識があり、「一緒に遊んでくれるお兄ちゃんのような存在だった」と振り返っている。
東日本ジュニア選手権で3位、全日本ジュニアへ
2018-19シーズン、東日本ジュニア選手権で3位に入り、全日本ジュニア選手権にも進出(18位)。ジュニアの舞台での経験を積み始めた時期。
東日本選手権で優勝、チャレンジカップも制す
2019-20シーズンに東日本選手権で優勝。国際大会のチャレンジカップジュニア女子でも初優勝を飾り、ジュニア強化選手としての存在感を強めた。
全日本ジュニア選手権で初の表彰台となる3位
2021-22シーズンの全日本ジュニア選手権で3位に入り、自身初の表彰台に立った。翌シーズンからのシニア転向を見据える段階に入った。
四大陸選手権で日本勢最高の3位、自身初のシニア国際大会表彰台
アメリカ・コロラドスプリングスで行われた四大陸選手権に出場し、総合204.98点で3位。自身初めてのシニア主要国際大会での表彰台となった。同シーズンは全日本ジュニア選手権2位、プランタン杯優勝も収めている。
木下アカデミーへ移籍、濱田美栄コーチに師事
シニア転向を見据え、練習拠点を京都の木下アカデミーへ移し、濱田美栄コーチのもとで本格的な強化を始めた。
シニアデビュー、世界への扉
令和5〜
全日本選手権で自身初の2位、世界選手権代表に
全日本選手権の女子フリーで合計141.25点をマークし、総合209.27点でシニアでの自身初となる全日本2位。この結果により、初めての世界選手権代表に選出された。全日本の表彰台に上がったのはこれが初めてだった。
— 四大陸選手権で初優勝
中国・上海で行われた四大陸選手権に出場し、フリーで合計143.88点、総合214.98点で優勝。日本女子として史上10人目の同選手権覇者となった。シニアでの主要国際大会で頂点に立ち、実力を世界に示した。
東北高等学校を卒業
仙台市立寺岡中学校を経て在籍していた東北高等学校を卒業。競技と学業を両立させながらシニアでの飛躍期を迎えていた。
世界選手権に初出場、7位
カナダ・モントリオールで行われた世界選手権に初出場。この大会は坂本花織が日本人初の3連覇を達成した年で、千葉は総合7位に入り、世界のトップシニアの舞台を経験した。
表彰台の常連へ
令和6〜
NHK杯・中国杯で連続2位、初のGPファイナルへ
グランプリシリーズのNHK杯(8〜10日・東京)、中国杯(22〜24日)でともに2位となり、自身初のグランプリファイナル進出を決めた。
グランプリファイナル初出場で2位
フランス・グルノーブルで行われたグランプリファイナルに初出場。合計208.85点で2位となり、初出場ながらメダルを獲得した。
— 世界選手権で初のメダル、銅メダル獲得
アメリカ・ボストンで行われた世界選手権で、フリー141.80点、合計215.24点をマークし3位。2度目の出場で初めて世界選手権の表彰台に立った。前年7位からの大きな飛躍となった。
五輪、そして世界2位へ
令和7〜
スケートカナダでグランプリシリーズ初優勝
カナダで行われたグランプリシリーズ第3戦スケートカナダで、ショートプログラム・フリーともに1位となり、シリーズでの自身初優勝を飾った。
フィンランディア杯も制し、GPシリーズ2連勝
フィンランディア杯で合計217.22点で逆転優勝し、同シーズンのグランプリシリーズ2連勝を達成。2年連続のグランプリファイナル進出を決めた。
グランプリファイナル(名古屋)5位
愛知・名古屋のIGアリーナで行われたグランプリファイナルにホスト国選手として出場。ショートプログラムで自己ベストの77.27点をマークして首位発進したが、フリーでジャンプのミスが重なり総合5位に終わった。
全日本選手権3位
東京・渋谷区で行われた全日本選手権で3位。優勝は坂本花織、2位は島田麻央で、上位を争う顔ぶれの中でミラノ五輪代表の座を確定させた。
四大陸選手権で3位、日本勢が表彰台独占
中国・北京で行われた四大陸選手権で合計202.23点、3位となり銅メダルを獲得。優勝の青木祐奈、2位の中井亜美と合わせ、日本女子は2018年大会以来の表彰台独占を果たした。五輪開幕14日前、ミラノへ弾みをつける結果となった。
— ミラノ・コルティナオリンピックで4位
自身初となるオリンピックの女子シングルに出場し、4位。メダルまであと1.28点届かず、悔し涙を流した。この悔しさが、直後の世界選手権へ向けた「一番の原動力になりました」と本人は振り返っている。
本人オリンピックの時に流した悔し涙を、世界選手権では嬉し涙に変えるということがしっかり達成できました。オリンピックであと一歩メダルに届かなかった悔しさが、 自分にとって一番の原動力になりました 出典
— 世界選手権で銀メダル、自己ベストを更新
チェコ・プラハで行われた世界選手権で、ショート・フリー・合計のすべてで自己ベストを更新する合計228.47点をマーク。2年連続の表彰台となる銀メダルを獲得した。五輪でメダルに届かなかった悔しさをバネに掴んだ結果で、涙のちに笑顔を見せた。
2026-27シーズンは中国杯・NHK杯へ
国際スケート連盟(ISU)が発表した2026-27シーズンのグランプリシリーズ出場選手に選出され、中国杯(2026年11月6〜8日・深セン)とNHK杯(2026年11月27〜29日・東京)への出場が決まった。世界選手権銀メダルを手に、次のシーズンへ向けた準備を進めている。