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蜷川幸雄と鴻上尚史のもとで
昭和38〜
埼玉県蕨市に生まれる
父は日本橋の老舗佃煮屋「日本橋鮒佐」の職人で、厳格な性格だった。埼玉県立浦和北高等学校を卒業。高校時代はサッカー部に所属していた。
— 鴻上尚史に招かれ、劇団「第三舞台」に入団
高校卒業後2年間の会社員生活を経て、ファッションモデルを志したが身長が足りないと判断して断念。その後、蜷川幸雄のもとで2年間修行し、観劇に来た鴻上尚史に招かれて第三舞台に入った。この年の『朝日のような夕日をつれて'87』では研究員・ゴドー1役。本人はのちに、蜷川・鴻上との出会いを俳優人生の転機に挙げ、2人のまったく違う芝居を融和させてくれた木野花を加えて「その3人が、今の僕を作ってくれました」と語っている。
本人でも、もともと僕は役者になろうとは思っていなかったし、演劇の歴史も何も知らなかったので、蜷川さんと出会えたから、演劇の本をたくさん読むようになりましたし。 出典
— 『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』にレギュラー出演
日本テレビのバラエティ番組に、1995年9月までレギュラー出演した。誰からのオファーだったかは本人も分からず、当初はマネジャーと「断った方がいいんじゃない?」と話したという。出演当初は舞台を知るファンから「あんな品のない番組に出るなら、ファンをやめる」といった酷評も少なからず来ていたが、この番組への出演をきっかけに知名度を大きく上げた。
第三舞台を退団、結婚
1987年の入団から主要メンバーとして活動した第三舞台を、この年に退団した。同じ1992年に、元モデルで同い年の女性と結婚している。
北野映画から『FOOT×BRAIN』の司会へ
平成5〜
北野武監督の映画『ソナチネ』に良二役で出演
『元気が出るテレビ』でビートたけしとレギュラー共演していたさなかの、北野武監督作品への出演だった。
舞台『近松心中物語』で与兵衛役
1995年から1996年にかけて上演された『近松心中物語』で与兵衛を演じた。同じ時期、テレビではドラマ『木曜の怪談』に一色先生役で出演し、1996年からは『ラブの贈りもの』で渡辺芳明を演じている。
『サラリーマン金太郎』で田中政和役
連続ドラマで田中政和を演じ、同じ1999年の映画版でも同じ役を務めた。この年は舞台でもシアターコクーンの『パンドラの鐘』にミズヲ役で出ている。ドラマは2000年の『サラリーマン金太郎2』、2002年の『3』と続いた。
『HERO』で江上達夫役
2001年の連続ドラマで江上達夫を演じ、2006年のスペシャル、2007年9月8日公開の映画版、2014年の第2シリーズ(ゲスト)でも同じ役で出演した。同じ2001年には映画『つんく♂プロデュース マネーざんすっ!』で監督を務めている。
『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』で森本忠士役
森本忠士を演じ、2009年のスペシャル、2010年の『2nd season』でも同じ役で出演した。
加地秀樹と榊原伊織を演じ続けて
平成24〜
— 『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』で加地秀樹役
米倉涼子が大門未知子を演じるテレビ朝日系の医療ドラマで、“腹腔鏡の魔術師”と呼ばれるほど腕は確かなのに、金にはどこまでも汚い外科医・加地秀樹を演じる。本人が「40代で」始まったと振り返るテレビシリーズは2021年の第7シリーズまで続き、2016年には加地を主人公に据えたスピンオフ『ドクターY』が生まれた。
本人皆さんと久しぶりに会った気がしない。取材などでよく言うのですが、僕にとっての「ドクターX」は、そんな実家のような存在なんです。スタッフ・共演者は家族とか親戚ですね。 出典
NHK BS時代劇『大岡越前』で榊原伊織役
NHK BSプレミアムの時代劇で、大岡忠相の親友で蘭方医の榊原伊織を演じ始めた。シリーズは2014年の『大岡越前2』、2016年の『3』と続き、勝村は同じ役を演じ続けている。
『冬眠する熊に添い寝してごらん』など、蜷川幸雄演出の舞台に出演
2012年の『シンベリン』(クロートン役)と『ボクの四谷怪談』(伊藤喜兵衛役)、2013年の『祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹』(ドン・ガラス役)に続き、2014年の『冬眠する熊に添い寝してごらん』では伝説の熊猟師を演じた。いずれも蜷川幸雄の演出。
スピンオフ『ドクターY〜外科医・加地秀樹〜』で主演
『ドクターX』の加地秀樹を主人公にしたスピンオフで、9月29日から11月3日にかけてテレ朝動画・auビデオパスで配信された。この年はJリーグアウォーズの司会も担当した。2017年から2021年まで毎年新作が作られ、2019年の第4弾からは地上波プライム帯の2時間スペシャルドラマになった。
本人ドクターYは、最初は配信で1話5分で5本だったのかな?なので本当に夢のようです。 出典
『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』に出演
伊能賢剛/仮面ライダーブラッドを演じた。同じ2018年には、ドラマ『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』で大鷹高志役。
映画『七つの会議』で加茂田久司役
2月1日公開の映画で加茂田久司を演じた。1月から2月にかけては、舞台『罪と罰』でポルフィーリー・ペトローヴィチを演じている。
老いを役に重ね、大河ドラマと総理大臣役
令和3〜
『ドクターY』第6弾で加地の“老い”を演じる
10月7日放送の2時間スペシャルで、本人が挙げる見どころの1つは加地の“老い”だった。当時58歳の勝村は、このテーマに「やりがいを感じる」という。撮影現場では「スタッフのように動きます」と話し、メインゲストの満島真之介と2人とも「蜷川幸雄さんの影響が大きいと思います」としている。
本人蜷川さんは、スタッフさんが小道具を移動させると、「使うのはお前だろ。自分で移動させろ!」と役者に怒っていました。 出典
舞台『ライフ・イン・ザ・シアター』で高杉真宙と二人芝居
デヴィッド・マメット脚本の二人芝居で、集中力や記憶力の低下など老いに不安を感じ始めるベテラン俳優ロバートを演じ、若手俳優を高杉真宙が演じた。3月3日に新国立劇場 小劇場で開幕。本人は作品が「自分自身とすごくリンクしているので、特に怖い作品です」と語った。
本人若いころは怒りが演劇のエネルギーだったんですけど、娘が生まれて、彼女を守らなきゃいけないってなって。守るときに怒りは邪魔になるし、僕がフラットでいないと娘を守っていくことができないと考えて、アンガーコントロールができるようになってきました。 出典
北野武監督の映画『首』で斎藤利三役
11月23日公開。北野武が自ら“本能寺の変”を策略する羽柴秀吉を演じ、明智光秀役で西島秀俊、織田信長役で加瀬亮が出演した作品で、歴史上の重要人物を演じる1人として斎藤利三役で出た。北野作品には1993年の『ソナチネ』、2015年の『龍三と七人の子分たち』(龍平役)にも出ている。
本人だいたい北野組に出た役者さんは『今まで関わった組の中で一番いい組だった』ってみんな言いますね 出典
『ドクターY』第7弾、そして『劇場版ドクターX FINAL』
11月30日、3年ぶり7回目となる『ドクターY』が2時間スペシャルで放送された。特別出演した西田敏行の演技が見られる最後のドラマにもなった。12月6日にはシリーズ完結となる『劇場版ドクターX FINAL』が公開され、加地秀樹役で出演している。
舞台『リア王』で道化役
「NINAGAWA MEMORIAL」と銘打ち、フィリップ・ブリーンが演出した『リア王』で道化を演じた。12月26日公開の『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』では角田役。
大河ドラマ『豊臣兄弟!』で横川甚内役
1月4日に始まった大河ドラマの第1回「二匹の猿」に、織田家の台所方・横川甚内として登場した。貧しい藤吉郎(池松壮亮)に握り飯を分ける親切な人物として描かれたが、敵対する斎藤義龍(DAIGO)の調略に応じて間者となっていた。灯りを持たずに見回りに出ていたのを小一郎(仲野太賀)に怪しまれ、藤吉郎に切り捨てられた。大河ドラマへの出演は2005年の『義経』以来。
『大岡越前9』『ハイド&シーク』などに出演
9月6日に始まったNHK BS時代劇『大岡越前9』で榊原伊織を演じた。主演の大岡忠相役は2024年から高橋克典が務めており、勝村とは長年の友人だという。会見では「同じ役を13年もやらせていただけるなんて役者冥利(みょうり)に尽きます」と語った。10月4日からは日本テレビ系『ハイド&シーク 0秒前の彼女』で内閣総理大臣・荒川義人、10月5日からは『妻を引退します』で新田ツトムを演じる。2027年2月19日から28日には、東京芸術劇場プレイハウスで上演されるホリプロ『ヘッダ・ガブラー』に出演する。
本人克典くんに代わった時は心配でした。でも実際に衣装を着た彼を見た時に『大岡様だ!』と全員が思いました。 出典