生い立ちと声優への道
昭和60〜
東京都に生まれ、埼玉県坂戸市で育つ
のちに「1/fゆらぎ」とも評される声を持つ少年として、埼玉県坂戸市で育った。
中学生のころ、声優を志す
「声優という仕事は何について学んでも、どんなことを頑張っても全部自分の力になる」という言葉に出会い、声優を目指す。通える養成所が無かったため、漫画を音読することから始めた。
本人何を頑張ってもすべて力になる――その言葉に背中を押された。
高校入学を機に声優養成所へ
高校入学直前に友人から誘われた無料オーディションに合格し、日本ナレーション演技研究所に17期特待生として所属。埼玉県立坂戸高校では演劇部に在籍した。
— 声優として活動を開始
養成所を経てアーツビジョンに所属し、声優活動を本格的にスタート。PS2用ゲーム『帝国千戦記』の彰欄役がデビュー作となった。
端役から出演を重ね、足場を固める
デビュー後はアーツビジョンに所属し、端役・脇役を地道に積み重ねながら声優としての経験を培っていった。
第3回声優アワード 新人男優賞を受賞
出演を重ねるなかで早い時期に評価を受け、新人男優賞を受賞。若手声優として注目を集めた。
ブレイク ―― 代表役を重ねる
平成24〜
『マギ』アリババ役、歌手活動も開始
『マギ』のアリババ・サルージャ役などで存在感を高める。2月にはランティスから1stシングル「sense of wonder」を発表し、歌手としても活動を始めた。
— 『進撃の巨人』エレン役で大きく飛躍
テレビアニメ『進撃の巨人』の主人公エレン・イェーガーを演じ、作品の社会的ヒットとともに広く知られる存在に。同年、第7回声優アワード主演男優賞、東京アニメアワード個人部門声優賞を受賞した。
世間エレンの叫びが作品を象徴する声として記憶された。
声優アワード主演男優賞を2年連続受賞
第8回声優アワード主演男優賞を受賞し、史上初の2年連続受賞を達成。同年はアニメージュ・アニメグランプリ声優部門グランプリにも輝いた。『七つの大罪』メリオダス、『ハイキュー!!』孤爪研磨など代表役も加わった。
『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍役
人気作の轟焦凍役を演じるなど出演作を広げ、アニメ・ゲーム・吹き替えと幅広い分野で第一線の活動を続けた。
表現の拡張と私生活
平成30〜
著書『いつかすべてが君の力になる』を出版
河出書房新社「14歳の世渡り術」シリーズから自身の歩みや仕事観を綴った一冊を刊行。累計7万部を発行した。
— 声優の竹達彩奈さんと結婚
6月23日、自身のSNSで竹達彩奈さんとの結婚を発表し、祝福を集めた。同年には第6回Yahoo!検索大賞 声優部門賞も受賞している。
世間声優ファンの間で大きな話題となり、祝福の声が広がった。
『ダイの大冒険』ヒュンケル役、『進撃』最終章へ
新作アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のヒュンケル役などを演じる。代表作『進撃の巨人 The Final Season』も同年から放送が始まり、物語は最終章へと入っていった。
『王様ランキング』ダイダ役など話題作に出演
アニメ『王様ランキング』で第二王子ダイダを演じるなど話題作への出演を重ね、『メガトン級ムサシ』金田一巧役などレギュラーも増やした。
『進撃の巨人』完結、国際的にも評価
2020年から続いた『進撃の巨人 The Final Season』が完結編をもって幕を閉じ、10年にわたり演じてきたエレン役を締めくくる。エレン役として2022年・2023年のクランチロール・アニメアワード最優秀声優賞(日本語部門)を受賞した。
独立と音声AIへ
令和6〜
声優デビュー20周年、音声AIプロジェクトを始動
声優活動20周年を機に、自身の声をもとにした音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」を開始。イメージキャラクター「梵そよぎ」を据え、AIと表現の新たな可能性に取り組み始めた。
『ワンパンマン』第3期、舞台でも活動
『ワンパンマン』第3期で音速のソニック役を続投。朗読劇『君の膵臓をたべたい』や新国立劇場『平家物語 -胡蝶の被斬-』など、舞台・朗読の分野でも表現の場を広げた。
— 独立し、新会社「FRACTAL」を設立
2月に約13年所属したヴィムスからの退所と独立を発表し、4月9日に株式会社FRACTALを創業。代表取締役社長CEOとして、音声AI事業と声優マネジメント事業を始動させた。
本人AIとの共創に、表現者としての新たな可能性を見据えていると語っている。
声優と経営、両輪で歩む
2026年も『名探偵プリキュア!』ジェット役、『カヤちゃんはコワくない』ナム役など放送・公開作に出演しながら、新会社FRACTALの代表として声優マネジメントと音声AIの事業を進めている。