生い立ち ―― 埼玉・演劇・SAKEROCK
昭和56〜
埼玉県蕨市に生まれ、川口市で育つ
実家は元々八百屋で、後にジャズ喫茶「signal」を経営した(2016年に閉店)。「源」の名は、雨の日の水曜日に生まれたことにちなみ、水に関係する漢字をという両親の考えで名付けられた。
自由の森学園中学校に入学、ギターと演劇を始める
同校で中高6年間を過ごし、のちにSAKEROCKを結成する浜野謙太と出会う。中学時代にギターと演劇に触れ、高校時代には劇団・大人計画の舞台を見てワークショップに参加したことが役者を志す原体験となった。
インストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」を結成
同じ高校出身の同級生らを誘い結成。俳優活動と並行して、音楽家としての土台を築いていく。
舞台『ニンゲン御破算』出演を機に大人計画へ所属
松尾スズキ率いる劇団・大人計画への所属が決まり、俳優としての活動が本格化する。テレビドラマ『WATER BOYS』にも出演。
『タイガー&ドラゴン』に端役で出演
TBS系ドラマで下っ端落語家役「どんつく」を演じるなど、俳優として着実に場数を踏んだ時期。
雑誌『テレビブロス』でエッセイ連載を開始
「細野晴臣と星野源の地平線の相談」の連載を開始し、文筆家としての活動も本格化させていく。
初のエッセイ集『そして生活はつづく』を刊行
俳優・音楽と並行し、文筆家としての一面も知られるようになる。
ソロデビューと、二度のくも膜下出血
平成22〜
— 1stアルバム『ばかのうた』でソロデビュー
SAKEROCK・俳優としての活動と並行し、本人名義での音楽活動を開始する。
2ndアルバム『エピソード』がオリコン週間5位
シンガーソングライターとしての評価が着実に高まっていく。
くも膜下出血と診断され活動休止
12月22日、くも膜下出血の診断を受け、音楽・俳優すべての活動を休止。翌2013年2月28日にステージに立ち仕事復帰を果たした。
— くも膜下出血の再発が判明、再手術を経て復帰
復帰から間もない2013年6月、検査で再発が確認され再び活動休止。日本武道館公演の延期やレギュラー番組の終了を経て、9月26日に再手術の成功と退院を発表した。同年公開の主演映画『箱入り息子の恋』『地獄でなぜ悪い』での演技が高く評価され、翌年の日本アカデミー賞新人俳優賞につながる。
本人生死に関わる病を二度乗り越え、活動を再開した。
音楽と演技の二刀流、ブレイクへ
平成26〜
日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞
『箱入り息子の恋』『地獄でなぜ悪い』の演技が評価され、俳優としての評価を確立する。
アルバム『YELLOW DANCER』がオリコン1位、紅白初出場
「SUN」を引っさげてNHK紅白歌合戦に初出場。ファンクを取り入れたサウンドが幅広い層に支持された。
— 『真田丸』『逃げるは恥だが役に立つ』、「恋」が社会現象に
NHK大河ドラマ『真田丸』で存在感を示す一方、TBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』に主演し主題歌「恋」も担当。エンディングの「恋ダンス」を含め社会現象的なヒットとなり、助演男優賞やエランドール賞新人賞などを受賞した。3月末にはニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』のレギュラー放送も開始。
世間「恋ダンス」は幅広い世代が真似をする社会現象となった。
連続テレビ小説『半分、青い。』主題歌「アイデア」
2010年『ゲゲゲの女房』では俳優として、本作では主題歌担当として朝ドラに関わり、数少ない両面出場の一人となった。
国民的存在として、そして結婚
令和1〜
アルバム『POP VIRUS』を掲げ、自身初のドームツアー
2月から3月にかけて全国5箇所8公演のドームツアーを敢行し、ソロアーティストとして最大規模の動員を記録した。
— 「うちで踊ろう」を発表、コロナ禍の日本を励ます
外出自粛が続くなか自宅から弾き語りの映像を公開し、多くのアーティストがコラボレーションに参加。同年放送のドラマ『MIU404』にも綾野剛とのダブル主演で出演した。
映画『罪の声』に出演
東宝配給作品で曽根俊也役を演じる。同作は翌2021年、第44回日本アカデミー賞で優秀助演男優賞を受賞した。
— 女優・新垣結衣と結婚
スペシャルドラマ版『逃げるは恥だが役に立つ』の共演を機に2020年11月から交際を開始し、2021年5月19日に結婚を公表した。
NHK土曜ドラマ『17才の帝国』に出演
俳優・音楽家双方の活動を継続しながら、新たな役どころにも挑んだ。
現在まで ―― 表現をさらに広げて
令和5〜
映画『ラストマイル』に出演
『MIU404』の志摩一未役を映画版でも演じ、シリーズ横断的な物語として大きな話題となった。
— 6thアルバム『Gen』を発表、全国ツアー「MAD HOPE」開催
前作『POP VIRUS』(2018年)以来6年半ぶりとなるオリジナルアルバムを発表し、9カ所17公演の全国ツアー「Gen Hoshino presents MAD HOPE」を開催。ライブ映像作品もオリコン週間映像ランキングで初登場1位を記録した。
10年続いた『星野源のオールナイトニッポン』が終了
2016年3月開始のレギュラーラジオ番組が、日本武道館での記念イベントを経て2026年3月31日に終了。長寿番組にひとつの区切りをつけた。
音楽・俳優・文筆と、表現の幅を広げながら活動を続ける
2月には韓国での単独公演やトークイベント全国ツアー『星野源と山岸聖太のにっぽん副音声紀行』を開催するなど、国内外での発信を継続。10年続いたレギュラーラジオを終えた後も、音楽・演技・エッセイ執筆を横断する活動を続けている。