神戸の少女、氷との出会い
平成12〜
兵庫県神戸市に生まれる
3姉妹の末っ子として育つ。のちにマネジメントはIMGが担う。
4歳でフィギュアスケートを始める
2003年放送のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』で、主人公の姉がフィギュアスケート選手だったのを見て興味を持ったのがきっかけ。憧れの選手として鈴木明子の名を挙げ、神戸を拠点に滑り始めた。
ジュニアクラスへ移行、国際大会へ
ISUジュニアグランプリシリーズに初参戦。全日本ジュニア選手権でも上位に食い込み、頭角を現していく。
全日本ジュニア2位、世界ジュニア初出場
全日本ジュニア選手権で樋口新葉に次ぐ2位。初出場の世界ジュニア選手権では総合6位に入った。
世界ジュニア選手権で銅メダル
前季のジュニアグランプリファイナル(マルセイユ)での銅メダルに続き、台北で行われた世界ジュニア選手権でも銅メダルを獲得。シニアへの足がかりを掴んだ。
シニアの扉、平昌と全日本女王
平成29〜
シニア国際デビュー、スケートアメリカで初の200点超え
シニアのグランプリシリーズに初参戦。スケートアメリカでISU公認大会初の200点超えとなる210.59点をマークして2位に入り、大きく飛躍した。
全日本選手権2位で平昌五輪代表に
ショートで自己ベストを出して首位発進。総合2位となり、有力候補とされた選手たちをかわして、優勝の宮原知子と共に平昌五輪の女子シングル日本代表2枠を勝ち取った。
四大陸選手権で初出場初優勝
台北で行われた四大陸選手権に初出場し、いきなり優勝。五輪本番を前に勢いをつけた。
— 平昌オリンピックで6位入賞
初めての五輪の大舞台でショート・フリーともにまとめ、女子シングルで6位入賞。世界トップ層との距離を肌で知る大会となった。
— 全日本選手権で初優勝
ショート・フリーともに自己ベストを更新する総合228.01点で、宮原知子や紀平梨花らをかわして初の全日本女王に輝いた。
コロナ禍を越えて世界選手権6位
新型コロナウイルスの影響で国内中心の競技が続いた時期。2020年の全日本で2年ぶりの表彰台に立ち、2021年の世界選手権では総合6位に入った。
北京の銅、そして世界の頂点へ
令和3〜
全日本完全優勝で2大会連続の五輪代表
北京五輪最終選考会の全日本選手権で2位に10点以上の差をつけて優勝。2大会連続のオリンピック代表に選出された。
— 北京オリンピックで銅メダル、団体でもメダル
個人戦でショート・フリーともにノーミスの演技を披露し、日本女子歴代最高の233.13点で銅メダル。日本フィギュア女子4人目の五輪メダリストとなった。団体戦でも2位に貢献し、日本フィギュア初の団体メダル(当初は銅、のちに繰り上げで銀)を獲得した。
— 世界選手権で初優勝
モンペリエで行われた世界選手権で、ショート・フリーともに1位の総合236.09点をマークし、初の世界女王に輝いた。
世界選手権連覇、世界ランキング1位
さいたまで行われた世界選手権で連覇を達成。この季、ISU世界ランキングで1位に立った。
グランプリファイナル初優勝、キャリアグランドスラム達成
北京で行われたグランプリファイナルでショート・フリーともに1位となり初優勝。主要タイトルを制し、日本女子で2人目となるキャリアグランドスラムを達成した。
— 世界選手権3連覇
モントリオールで行われた世界選手権で3年連続3度目の優勝。女子シングルでは長く途絶えていた3連覇を成し遂げた。
集大成、ミラノと4度目の世界一
令和6〜
世界選手権で銀メダル、連覇は4季でストップ
ボストンで行われた世界選手権で銀メダル。3連覇から続く頂点の座を一度譲ったが、引き続き世界トップ争いの中心に立ち続けた。
2025–26シーズン限りでの現役引退を表明
ミラノ・コルティナ五輪のシーズンを最後に競技から退くことを公表。集大成のシーズンへ向かった。
全日本選手権5連覇、日本女子初の3大会連続五輪へ
全日本選手権でショート・フリーともに首位となり、伊藤みどり以来5人目の5連覇を達成。フィギュア日本女子史上初となる3大会連続のオリンピック出場も決めた。
— ミラノ・コルティナ五輪で団体・個人ともに銀メダル
団体戦のショートで同季世界最高得点をマークしてチームを牽引し、銀メダル。女子シングルでも銀メダルを獲得し、北京の銅に続く五輪2大会連続のメダルとなった。
— 世界選手権で4度目の優勝、有終の美
プラハで行われた世界選手権で、ショート・フリーともに今季世界最高クラスの得点を重ね、自己ベストを4年ぶりに更新する総合238.28点で2年ぶり4度目の優勝。日本女子最多タイの4度目の世界一を、現役最終戦で掴んだ。
22年間の競技生活に区切り
2026年3月の世界選手権を最後に、4歳から続けた競技スケートから引退。五輪・世界選手権の表彰台で氷上を彩り続けた選手生活に、自らの手で区切りをつけた。